シ-カヤック体験レポート

関東が梅雨明けした直後の7月後半、ブチ編集長、撮影班タカは静岡県下田市の外浦海岸を目指していた。

下田へのアクセス方法

下田は静岡県の東部、太平洋に大きく突き出した伊豆半島の南端付近一帯を指す南伊豆エリアに属し、車で行く場合、東京からのアクセスが良い伊豆の玄関口である熱海や沼津からは、さらに70~75kmほど、時間にして約2時間ぐらい走ると到着する。

東京から熱海や沼津へは1時間半ほどなので、合計で3時間半ぐらいで下田まで行けるのだ。ただし夏のハイシーズンともなると渋滞必至なので余裕を持った行動計画を。

電車であれば伊豆急下田駅へは東京からなんと2時間半ぐらいで行けるところにあり、意外にも近い場所なのだ。

魅力あふれる下田

筆者は伊豆の自然と雰囲気がとても好きで季節を問わず年間何度も足を運ぶ土地なのだが、その中でも下田はかれこれ15年以上毎年通っている場所でもある。

ペリー提督率いる黒船来航により鎖国から開国の流れへ揺れる幕末の舞台となった下田。
函館と共に江戸幕府で最初に開港され、吉田松陰がアメリカ艦隊に密航を試みたのも下田である。
下田条約が結ばれた了仙寺や、異国情緒あふれるペリーロード、アジサイの美しい下田公園、冬にはスイセンが咲き誇る爪木崎灯台、蓮台寺温泉など見どころもたくさん。

金目鯛やS級サザエなどを始めとして下田近海で獲れる地魚もとても美味しい。

そんな下田を含む南伊豆エリアの海岸には、弓ケ浜、今井浜、外浦、田牛など美しいビーチ、中木や妻良などのダイビングポイント、そして白浜や入田浜、多々戸浜、吉佐美大浜などのサーフスポットなどが点在し、マリンアクティビティ好きには絶好のエリアなのだ。

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外浦海岸

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上述の通り美しい海岸がいくつも点在する伊豆にはダイビングスポットやサーフスポットがいくつもあり、マリンアクティビティが盛んなのだが、今回の訪問先である外浦海岸は、伊豆半島の南側に位置する下田市にあり、須崎の御用邸がある爪木崎の東側にある、とても穏やかで美しい海岸だ。

波が穏やかなビーチのため家族連れが多いところだが、沖合も比較的穏やかなため初心者がシーカヤックを行うのに適しているところだ。

その外浦海岸を目の前にした場所に今回取材にご協力いただいたKAI’TOシーカヤックスクールがあるのだ。 クラブハウスの表にシーカヤックがいくつも見えるので、目印になる。

中に入り、お世話になる長桶さんにご挨拶して趣旨をお伝えする。
快く引き受けていただき、一般に参加される方たちについて行き取材させていただくことになった。

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ACA公認プロインストラクター

長桶さんは、日本で初めてACA(アメリカンカヌー協会)で公認インストラクター試験に合格され、現在も資格を更新し続けているシーカヤックの第一人者であり、プロフェッショナルなインストラクターさんなのである。

確かな経験と実績を持ち、ACAのプログラムをマスターされている長桶さんならではの米国での取得時の苦労や、カヌー・カヤックの深い歴史についても伺うことができた。

歴史的には、カヤックはイヌイットやエスキモーたちが海洋での狩猟や交易に使用するために発展していったもので、骨組みにアザラシなどの皮を張り合わせて作ったもので、現代のものと原型はほとんど一緒なのだそうだ。そして彼らは、そのカヤックを使って極寒の外洋に出ていたというのだ。

と言うことは、カヤックの元祖はシーカヤックということになる。驚きの事実であると共にとても興味深いお話だった。

カヤックについて興味をお持ちの方は、ぜひ体験された上で長桶さんに話を伺うと良いだろう。

シ-カヤック体験レポート
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シーカヤック体験スタート

クラブハウスの外では、既に水着に着替えて待っていた参加者にライフジャケットが配られていた。
ライフジャケットを装着後、スウィーパーを担当される小沢さんからパドルの持ち方、シーカヤックの乗り方、降り方を、そして長桶さんから注意点などのレクチャーを受ける。

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このプランで使われるのはシットオンタイプのシーカヤック
長桶さんによれば、最近のものはとても性能が良く安定性が高くスピードも出るため、シーカヤックとして全く侮れないポテンシャルを持っているそうだ。

説明を受け終わるといよいよシーカヤックに搭乗!
順番に海に入り、レクチャーしてもらったようにシーカヤックに乗ってスタンバイ
シーカヤック同士を繋げている紐を解いてもらったら一艇ずつ出発だ!! テンションあがる瞬間だ。

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天候にもよるが、この日は風がほとんどなく初心者参加には絶好の条件だ。シーカヤックに乗って進み始めると外浦海岸は本当に波が穏やかでシーカヤックを漕ぎやすいことがわかるし、ファミリーで参加されてお子さんと一緒に乗っている方たちも、みな楽しく漕いでいる。

まさにクルージングと言う感じでとても楽しい、こんなに海上をスイスイ進めると思うとちょっと自分でも欲しくなってしまう。
とはいえ、息を合わせて上手く漕がないとそれ程スピードが出るわけではない。

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快適に漕いでいると意外とそれなりの距離を進んでいて、ビーチは彼方になってしまった。
沖の方まで来ると、岩礁がいくつかあり、岩礁地帯を抜けていくと潮の流れも強くなってくるそうだ。
小沢さんによると、数日前にはこのあたりでウミガメと遭遇したということだった。今日はいないのが残念!
でも運が良ければ出会えると言うことで、自然と触れ合う楽しみはそんなところにもあるのだ。

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岩礁地帯を超えずに、ビーチとは別の浅瀬へ向かう。
そこは海の透明度も高いシュノーケルポイント!シーカヤックに乗らなければ来れない所だ。

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シュノーケリングタイム!!

さっそくシュノーケルについてのレクチャーが開始され、シーカヤックを降りてシュノーケルやゴーグルを装着の後、暫しシュノーケルタイムがスタート。
みな思い思いに海に潜り魚を観察して楽しんでいる。

もちろんライフジャケット着用なので泳ぎが得意ではない方も楽しめるし、参加者の年齢や体力を考慮して最適なシュノーケルポイントに案内してもらえるので、誰でも楽しむことが出来るのだ。

シ-カヤック体験レポート

今回はお子さんの参加が多いので浅瀬でのシュノーケリングだったが、大人だけの参加のときは水深の深いポイントでシュノーケルを行うこともあるそうだ。
ちなみにブチ編集長のような大人だとこうやって立てるところも何箇所かある。それでも、中をのぞけばこんなに透明!

シ-カヤック体験レポート

取材当時はまだ水温が例年よりも低く、熱帯魚が少なかったそうだが水温は9月まで上がっていくので、シュノーケリングのシーズンはまだまだこれからと言っても良い。

シーカヤックで岸へ

シュノーケルを堪能した後は、再びシーカヤックに乗り込みビーチを目指して帰路に就く。
まれに往路のパドリングとシュノーケリングで体力を使いきってしまう人もいるそうなので、その辺りは注意が必要とのこと。
確かにシュノーケルに夢中になり過ぎると、体力を使い切っていたなんてこともあるのかもしれないが今回の参加者はお子さんたちもみな元気に漕いでいたので、通常は大丈夫なのだろう。

さらにこちらのプランではグループの前後にインストラクターさんがいて、しっかり見ていてくれるので安心だ。

シーカヤックを実際やってみて、ファミリーが何組も参加していることに驚いた。
突き詰めれば非常に奥が深いアクティビティなのだが間口はとても広く誰にでも出来るので、みんなにオススメできるのが良いところだ。

今年の夏は、海水浴だけではなく、グループでも家族でもカップル参加でも楽しいシーカヤック&シュノーケルを体験して、一味違う海の楽しみ方を経験してみは? 海が好きな方、ぜったい楽しいですよ~

最後に長桶さんに本気でパドリングしていただいたので、その時の雄姿をご覧いただこう

シ-カヤック体験レポート
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取材協力:KAI’TO シーカヤックスクール
長桶さん、大変お世話になりました!

INFORMATION事業者情報
KAI'TO シーカヤックスクール KAI’TO シーカヤックスクール

静岡県/下田・白浜

KAI’TO シーカヤックスクールさんの全プランはコチラから

編集長ブチ(大淵 公晴)
福岡県出身。スポーツインストラクターとして活動後、インデックスにて法人営業を担当。その後、スポーツ、アクティビティ好きが興じてアクティビティジャパンを立上げる。考える前に動く、まずは自ら体験しないと気がすまない行動派タイプ(笑)。昨シーズンの冬にはTVで見た雪合戦大会に初チャレンジしたところ、運も味方して全国大会に出場。お酒大好きお祭り男。


執筆:撮影班タカ(井手 隆之)
東京都出身。ゲーム会社のアトラスで魔神転生やペルソナを手掛けた後、コナミで数本のゲームプロデュースを経て退職、全国を旅しながら風景写真の撮影活動に専念。その後インデックスでその異色とも言える経験を生かしてアクティビティジャパンのコンテンツ関連を担当、撮影や記事の執筆を行う。現在の愛機(カメラ)はD4,D800E,F6と昔から大のニコン党。