北海道富良野の大人気熱気球体験で空を飛びたい欲叶えましょう。

〈基本情報〉
提供：レジャーガイド遊び屋富良野
最少催行人数：2人
予約可能人数：2人〜
開催期間：12/1〜3/31（積雪状況によって変更あり）
料金：14,000円　大人（フライト時間20分）／人〜

気球には大きく2種類あって、ひとつは「ガス気球」というバルーンに空気より軽いヘリウム・水素を入れて飛ばすもの、もうひとつがバーナーを焚いて蒸気をバルーンに貯めて浮かぶ「熱気球」です。このプランは熱気球で、風の流れにまかせて自由に飛ぶ「フリーフライト」です。フリーフライト以外に、「係留フライト」というロープで地上と繋いだ状態で地上20〜30mの浮遊を楽しめるものもあります。係留フライトと違ってフリーフライトは着地点に使用可能な広大な土地があること、上空に障害物がないことなど、いろいろな条件が揃っていないとできないため、日本では限られた数カ所でしかツアーが開催されません。

中でも富良野はトップクラスのスポットです。雪が積もることによってさらに広い土地が使用できる冬季限定で、さらに気流が安定しやすく風の穏やかな朝限定のアクティビティです。フライト当日の早朝に天候確認があり、条件が整わない場合は中止となるのでこれはなかなかレアな体験ですね。富良野盆地の上空から360度パノラマに広がる真っ白で雄大な景色を眺めたら、私はきっと感動して泣きます。自由に飛べるフリーフライトは条件が良いと600〜1000m上昇することもあるので、そんな上空で風まかせとは正直少し不安がありますが、きちんとしたパイロットが同乗して熱気球を操縦してくれるので安心ですね。ただ上空はかなり厳しい寒さとなりますので、暖かい服装で参加しましょう。このプランではスキーウェア・スノーブーツ・手袋のレンタルもできるのがありがたいです（有料）。

さて気球といえば語らずにいられないのが「カールじいさんの空飛ぶ家」と「風船おじさん」です。カールじいさんは言わずもがな有名な映画で、風船おじさんは1992年に太平洋横断を目指して風船のついたゴンドラ（ファンタジー号）で日本から飛び立った人物です。正確にはどちらも「気球」ではないのですが、大空を飛行する姿はなんとなく気球と似ています。どちらもたくさんのカラフルな風船をつけて飛行している姿がとてもファンタジックで可愛らしいわけですが、乗っている人が「歳とった男性」というのがなかなか良いギャップです。

風船おじさんは重りとして温度が低くなっても凍らない度数の高い高級泡盛「どなん」を積んでいたという記事を読んでから、沖縄料理屋で「どなん」を見る度に風船おじさんのことを思い出します。高度が下がった為にどなんを海に捨てなければならなかった時、どんな気持ちだったのかなぁ。おじさんアメリカに着く自信あったのかなぁ。どこに飛んでいってしまったのかなぁ（現時点で消息不明）。私の心の片隅にはきっといつまでも風船おじさんがいます。気球に乗ったら、また風船おじさんのことを考えてしまいそうです。