防災に役立つキャンプ・アウトドアグッズ ランキング【2024年最新】
複数のプレート(層)上にある日本は世界有数の地震国。世界で起こるマグニチュード6以上の地震のうち、およそ20.8%が日本で起こっています(1996~2005年の合計)。
今回は防災に役立つキャンプ・アウトドアグッズをランキング形式で発表。
キャンプ・アウトドアグッズは防災に役立つものが多数あるので、ぜひ参考にしてください。
防災グッズに使える!アウトドアグッズ1位:ライト(キーライト・LED懐中電灯・LEDランタン)
2007(平成19)年7月16日に発生した「新潟県中越沖地震」では新潟・柏崎市と長野・飯綱町などで最大震度6強を観測。電気は地震発生から2日後に復旧しました。
2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災は、宮城北部の栗原市で最大震度7を観測。震源地の付近である青森、岩手、秋田、宮城、山形では95~99%もの住宅が停電しました。
しかし、震災から3日後には約80%の電気が復旧。8日後には約94%が復旧したといわれています。
上記2つのケースでは電気は数日で復旧しましたが、人間は暗闇では不安を強く感じるもの。震災を体験した人からは「日中はよくても夜になると怖かった」「震災時に暗闇の中で過ごすのは精神的につらかった」との声が上がっています。
ライトがあると、やはり精神的に安心できますよね。
また、ライトがない暗闇の中を歩くのは、ケガをしやすく危険。震災時に明かりを灯すライトがあれば少しは安心できるはずです。
次にキャンプ・アウトドアグッズでよく使うライト(キーライト・LED電灯・LEDランタン)について解説しますので、一緒に見ていきましょう。
ライトの種類 | 特徴&メリット |
---|---|
キーライト | ・キーホルダー型&超小型なので身に着けやすい ・電池式 ・充電式 ・ホイッスル機能付きなど |
LED懐中電灯 | ・携帯しやすい ・電池式 ・充電式 ・ラジオ付きなど |
LEDランタン | ・電池式 ・充電式 ・ラジオ付きなど |
キーライトやLED懐中電灯、LEDランタンなどのキャンプ・アウトドアグッズは震災時も役立つのでおすすめ。
電池式の場合、予備を準備し、充電式なら事前に充電を。
「すでに家にある」という人は、家族が震災時にも使えるように日頃から情報を共有しておいてくださいね。
【岩手・田野畑】被災地の記憶を伝える。たのはた大津波語り部(1時間)【探究B型】
2011.3.11以来、この地に刻まれた記憶。田野畑村内被災地、島越地区または羅賀地区にて、住民語り部がお話しします。
【静岡県・朝霧】【災害に役立つ】実践サバイバルキャンプ STEP1「災害を考える・食べる・飲む」
大きな災害時に必要な、「逃げる・食べる・飲む」をキャンプの道具や知識を使って実践します。~当日の流れ~①諸注意(10分)②炊飯準備(15分)③逃げる(30分)④食べる(30分)⑤飲む(30分)⑥振り返り(15分)
【静岡県・朝霧】【災害に役立つ】実践サバイバルキャンプ STEP2「火を扱う・備える・応急処置」
大きな災害時に必要な、「火を扱う・備える・応急処置」をキャンプの道具や知識を使って実践します。~当日の流れ~①諸注意(10分)②火を扱う(45分)③備える(45分)④応急処置(45分)⑤振り返り(15分)
【静岡県・朝霧】【災害に役立つ】実践サバイバルキャンプ STEP3「泊まる」
大きな災害時に必要な、衣食住をキャンプの道具や知識を使って実践します。いよいよ一泊で実践です。~当日の流れ~①諸注意(10分)②着る(30分)③住む(45分)④火を扱う(15分)⑤寝る⑥朝食(30分)⑦撤収、振り返り(30分)
防災グッズに使える!アウトドアグッズ2位:ウォータータンク
地震が発生とともに断水することがあるため、断水時には給水車や給水ステーションで配られる水を運ぶ必要があります。
そんな時に役立つのが、ウォータータンク。持ち運びやすさを重視して、軽量でコンパクトなものがおすすめです。
ウォータータンクは「ソフト」と「ハード」の2種類。
ソフトタイプはコンパクトに収納できるのがメリットです。しかし、ある程度の容量が入るまでは自立しにくいのがデメリット。
ハードタイプはポリカーボネートなど、硬い素材を成型した箱型のフォルムなのが特徴です。
頑丈で空でもしっかり自立でき、安定感があるのがメリット。ただし、使用しない時に場所を取ってしまうのがデメリットといえます。
ウォータータンクを使用して給水所で水を受け取るときに使う場合には、女性やシニアでも運びやすい容量=5Lほどのものがおすすめですよ。
防災グッズに使える!アウトドアグッズ3位:寝袋・マット
避難所での暮らしが長くなると、特に役立つのが寝袋・マット。
体育館の多くは断熱性能の低い材料で造られています、そのため体育館の床に座っているだけでも、伝導によって体温が奪われてしまいます。また避難所となる体育館などは床が硬いため、横になると体が痛くなったり、眠りにくいことも。
寒いと眠れなかったり、睡眠の質が悪かったりして体力が奪われてしまいますが、寝袋やマットがあれば、避難所でも睡眠の質が向上するはずです。
防災グッズに使える!アウトドアグッズ4位:非常食
震災時に適しているのが、そのまま食べられる非常食。
震災時には電子レンジなどの調理器具や火が使えないことも想定する必要があります。
また、食べ物に水を使うと、飲料水が減ってしまいます。飲料水が十分に手に入らない可能性もあるため、水がなくても食べられるものがおすすめ。
最近では5年以上保存できるレトルトパンや鶏飯・赤飯などのご飯もの、カレーやシチューが人気。バラエティに富んだ非常食が販売されています。
震災時でも、もともと苦手な味の非常食は食べにくいもの。これから非常食を購入するという人は、日常生活でも食べられるもの・自分が好きなものを選んでくださいね。
防災グッズに使える!アウトドアグッズ5位:登山靴・トレッキングシューズ
震災時にはガラスの破片や瓦礫が散乱するため、通常のスニーカーではソール(靴底)を突き破ってしまい、足裏などをケガをする危険も。また、スニーカーはソール(靴底)が柔らかいため、ガラスの破片や瓦礫が飛び散るような、凸凹で足場が不安定な場所を歩くと、余分な力が入って疲れやすくなります。
そんな時に役立つのが、ソール(靴底)が厚くて頑丈な登山靴やトレッキングシューズ。ソール(靴底)はトレッキングシューズよりも登山靴の方が厚みがあります。
最近では、ビジネスシーンでも違和感なく使えるデザインの登山靴やトレッキングシューズが増えています。
登山靴やトレッキングシューズを新しく購入するという人は、日常的に使えるものがおすすめ。登山やトレッキングをする時だけでなく、普段でも履いて慣らしておきましょう。
アウトドアグッズを防災に役立てよう!
今回紹介した役立つアウトドアグッズ以外にも、震災時には長期的に保存できる飲料水や携帯トイレが必要です。また、緊急時に使えるように、枕元にはメガネや補聴器、ヘルメットや靴を置いておきましょう。
防災グッズは3ヶ所に分け置いておくのがおすすめ。
アウトドアを体験したり、家族全員で使い方を確認するなど、日頃から家族全員で慣れておくのも大切ですよ。
※本記事の内容は2024年2月現在の情報です。