北海道の雪はいつから積もる?初雪・ピークの時期や遊び方を解説
北海道では、秋の訪れとともに、早くも11月頃から初雪が見られます。 今回は、北海道はいつから雪のシーズンが始まるのか、初雪・積雪・長期積雪の3つのポイントから解説! あわせて、北海道で人気のスノーアクティビティランキングや、雪シーズンの北海道に適した服装・あると便利な物を徹底解説します。 雪が降り積もった北海道で旅行・観光を楽しみたい方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください!
北海道の初雪平年値
地域 | 初雪 | 終雪 |
---|---|---|
札幌(道央) | 11月1日 | 4月19日 |
函館(道南) | 11月1日 | 4月16日 |
根室(道東) | 11月6日 | 5月6日 |
稚内(道北) | 10月19日 | 5月10日 |
北海道では、最も早い地域で10月第4週頃、最も遅い地域で11月第2週頃に初雪(※1)が観測されています。
このように、地域によって初雪の時期は異なります。また終雪(しゅうせつ※2)も、例年4月第3週〜5月第2週頃に見られます。
当データは、札幌管区気象台が公開している1990年8月〜2020年7月の平均値を参考にしています。
※1 初雪とは 気象庁によると、「寒候年(前年8月から当年7月まで)に初めて降る雪(みぞれを含む)」と定義されています。 ※2 終雪とは 気象庁によると、「この冬最後に降る雪。みぞれでもよい。」と定義されています。 参照:国土交通省 気象庁「雨・雪について」
北海道の積雪平年値
地域 | 積雪初日 | 積雪終日 |
---|---|---|
札幌(道央) | 11月12日 | 4月7日 |
函館(道南) | 11月18日 | 3月28日 |
根室(道東) | 12月6日 | 4月12日 |
稚内(道北) | 11月12日 | 4月12日 |
上の表では、札幌管区気象台の「初雪などの平年値」のデータをもとに、日最深積雪(一日の積雪深の最大値)が1cm以上計測された時期を紹介しています。
北海道では、最も早い地域で11月第1週頃、最も遅い地域で12月第1週頃に、日最深積雪が1cm以上の積雪(※3)が計測されています。
初雪同様に、地域によって積雪の時期は異なり、例年3月第4週〜4月第4週頃まで見られるのが特徴です。
※3 積雪とは 気象庁によると、「地表面などに堆積している雪やあられ」と定義されています。 参照:国土交通省 気象庁「降水」
北海道の長期積雪平年値
地域 | 長期積雪初日 | 長期積雪終日 |
---|---|---|
札幌(道央) | 12月6日 | 4月2日 |
函館(道南) | 12月19日 | 3月10日 |
根室(道東) | 1月1日 | 3月21日 |
稚内(道北) | 12月3日 | 3月29日 |
北海道では最も早い地域で11月第4週頃から、最も遅い地域で1月第1週頃に、長期積雪(※4)が見られます。
地域によって積雪の時期は異なり、平均2月の第4週目〜4月の第4週目頃までが長期積雪の時期であると報告されています。
※4 長期積雪とは 気象庁によると、「積雪継続の長さが 30 日以上にわたる積雪」と定義しています。 参照:国土交通省 気象庁「気象データの統計方法を変更します」
北海道でスノーアクティビティが楽しめる時期
北海道のスキー場は、例年11月中旬頃からオープンし始めます。
1月以降はさらさらのパウダースノーが降り注ぎ、4月以降になると氷粒状のしゃりしゃりとしたコーンスノー(ざらめ雪)に変化します。 雪へのこだわりがある場合は、雪質も意識して旅行の時期を計画するとよいでしょう。
長期積雪の期間が長い北海道では、12月以降がスノーアクティビティのトップシーズンです。 積雪を要するアクティビティを楽しみたい場合は、12月以降を目安に北海道旅行の計画を立ててみてください。
ここでは、12月以降が旬の北海道の人気プランや体験ツアーをご紹介します!
冬の北海道人気アクティビティランキング
人気第1位 |
ワカサギ釣り |
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人気第2位 |
スノーシュー・スノートレッキング |
人気第3位 |
スノーモービル |
人気第4位 |
乗馬・ホーストレッキング |
人気第5位 |
バックカントリー |
ワカサギ釣り/12月下旬から3月下旬
「ワカサギ釣り(氷上ワカサギ釣り)」は、凍結した湖や沼にドリルで穴を開け、穴に釣り糸を垂らしてワカサギを釣るアクティビティです。
気温が氷点下になる地域でのみ開催されるため、北海道では12月下旬から3月下旬に楽しむことができます。
氷上にテントを立てて釣りを楽しんだり、釣ったワカサギを試食したりと、寒さをしのぎながら旬の味覚も味わえるツアーが人気です。
【北海道・南富良野】かなやま湖で氷結ワカサギ釣り!1日満喫プラン
真冬の氷結ワカサギ釣りを北海道の真ん中、南富良野町かなやま湖で体験できます。かなやま湖キャンプ場前からソリに乗って湖上の温かいテントまでご案内します。経験豊富なガイドが釣り方のコツを伝授しますので、初心者でも安心して釣ることができますよ。
【北海道・札幌近郊】1組1テント催行確約・密を避けて楽しむワカサギ釣り+more 1日体験2024~25
- 5.0
- (16件の口コミ・体験談)
札幌市内中心部から約50分、石狩川水系の池沼や河跡湖で楽しむワカサギ釣り体験です。ウィズコロナの時代に、相席で1坪程度のテントに密になる釣りの方法は避け、新・北海道ガイドラインや、Go Toトラベルをトレースしながら、同時に冬の愉しみを心置きなく提供する必要がございます。そこで、お客様と一緒に氷上に
スノーシュー・スノートレッキング/12月から3月下旬
「スノーシュー・スノートレッキング」は、スノーブーツにスノーシューという雪上歩行具を取り付けて雪山トレッキングを楽しむアクティビティです。
スノーシューを履くことで、ふかふかの柔らかい新雪の上も歩きやすく、深い雪山でもスムーズに散策できます。
スキーやスノーボードが苦手な人でも挑戦しやすく、雪が降り積もった白銀の世界や野生の生き物を観察できます。
積雪状況によって楽しめる時期が変動するため、旅行の前にチェックしておくと安心です。
※積雪状況により変更する場合あり
スノーモービル/12月から3月下旬
「スノーモービル」は、積雪地帯を小型雪上車に乗って走行するアクティビティです。 許可を得た私有地や道でなら免許・ライセンスは不要。ハンドル・アクセル・ブレーキの操縦により運転できます。
運転が不安な場合は、2人乗りで楽しめる車種のプランがおすすめ!インストラクターやパートナー・友人など、運転する人の後ろに乗って体験できます。
積雪を要するアクティビティのため、積雪状況を確認した上で予約のスケジュールを立てましょう。
【スノーモービル】初心者でもOK! 本格体験ツアー (60分)
こちらのプランは初心者の方でも本格的なスノーモービルの体験が楽しめるプランとなっております。スノーモービルでしか行くことのできない林道や雪原で、木と木の間をくぐり抜け、白銀の世界を駆け抜けるプランです。
- 4.9
- (4件の口コミ・体験談)
スノーモービルって難しそう?怖そう?そんなことはありません!ガイドがしっかりレクチャーしてから先導しますので、運転が不安な方や女性の方でも安心してご参加いただけます。スノーモービルでしか行けない林道や山岳、雪原など誰も知らない銀世界への旅にチャレンジしてみませんか?
※積雪状況により変更する場合あり
乗馬・ホーストレッキング/通年
「乗馬・ホーストレッキング」は、馬場はもちろん、山道や森林などで乗馬を楽しむことができるアクティビティです。
通年楽しめるアクティビティですが、冬の北海道では雪上を馬に乗って走ることができます。
馬の背中に乗ると視界が高くなり、見える景色ががらりと変わります。 また、雪上を歩き慣れていない場合でも、馬が軽やかに進んでくれるので乗馬と景色を同時に思う存分楽しめます。
- 4.7
- (21件の口コミ・体験談)
四季折々の自然の中で可愛い『どさんこ』と外乗りしませんか?北海道の玄関口・新千歳空港と札幌のあいだ、高速恵庭インターのすぐそばにあり、アクセスは大変便利です!「飛行機に乗るまで少し時間があるな。」と思ったら、すぐご連絡ください。
- 4.1
- (16件の口コミ・体験談)
最初の20分ほど角馬場で馬合わせを行いますが、その後なんと32,000坪もの外乗コースへ。初めての方でも「たっぷり乗りたい」「外乗したい!」という方にお勧めです!
バックカントリー/12月下旬から3月上旬
「バックカントリー」は、整備されていない雪山・雪原を探索するアクティビティです。
スキーツアーやスノーボードツアーがあり、インストラクター・ガイド帯同のうえで未開の地を冒険できます。
手つかずの雪山・雪原を巡るため、1月以降の新雪シーズンはふかふかのパウダースノーの上を滑走できます。
整備されたスキー場やゲレンデでは味わえない、白銀の世界を楽しめるはずです。
【北海道・旭川】バックカントリーパウダーガイドプラン(1日コース)2名様以上の場合割引あり
北海道旭川市のスキー場カムイスキーリンクスで、パウダー滑走を1日体験できる充実プランです。5本のFIS公認コースと広大なツリーランエリアを舞台に、【自然を楽しむ!スキーをもっと楽しく】がモットー!初心者大歓迎☆経験者の方も気軽に参加できるバックカントリーツアーとなっております。ぜひ、お気軽にご参加く
【北海道・十勝/日高/富良野】初心者向け!バックカントリー講習会
初心者向けのバックカントリー講座です。地形や滑り方、雪崩の勉強からスタート!!冬山に付きまとう怪我や事故のリスクを減らすための知識を身に着けるための講習会です。
※積雪状況により変更する場合あり
雪のシーズンの北海道に行くときの服装
雪のシーズンの北海道に行く際に適した服装、あると便利な物の一例をリストでご紹介します。
適した服装
- 長袖シャツ
- 十分丈の羽織物(カーディガン・パーカー)
- 十分丈のボトムス(パンツ・ロングスカート)
- レギンス・タイツ
- 厚手の靴下
- ダウンジャケット・コート
- スニーカー
- スノーブーツ・防寒靴
北海道は11月頃から雪が降り始めるため、気温の低さに対応できる防寒具が必要です。
ただし、冬場の北海道は、室内の暖房が効いていることで有名です。
体温が調整できるように、アウターの中は着脱しやすいコーディネートを意識してみてください。 たとえば、長袖シャツの上にカーディガンやパーカーを羽織るなど、重ね着で防寒するとよいでしょう。
また、雪の上を歩き慣れていない場合は、足元に注意が必要です。
滑りにくい靴底の履物を選び、防寒対策として厚手の靴下など、冬仕様を意識すると安心です。 レギンスやタイツの上からボトムスを履くと、足元の冷えも防げますよ。
あると便利な物
防寒を意識したファッションとあわせて、防寒用の小物類を用意すると安心です。 露出した状態だと冷えやすい耳元は、耳当てや耳まで覆えるニット帽を着用するとぐっと温かく感じられます。
また使い捨てカイロは、貼るタイプ・貼らないタイプを両方用意しておくことをおすすめします。
アクティビティ中などにかじかんだ手先や耳元、首まわりをピンポイントで温めたい場合は、貼らないタイプのカイロが重宝するはずです。
北海道の雪をいつから楽しめるかチェックしよう!
ランキングからもわかるように、やはり冬の北海道にはスノーアクティビティが欠かせません!
ふかふかのパウダースノーや、雪が一面降り積もった白銀の世界には、冬の北海道ならではの魅力があります。
雪の見頃や、スノーアクティビティが楽しめる時期を把握して、冬の北海道を思う存分楽しみましょう!
※プランや料金・紹介施設などの情報は2022年9月現在の情報です。