やんばる国立公園 観光スポット 遊び レジャー特集

今回は沖縄の北部に位置するやんばる国立公園を特集します。
やんばる国立公園の特徴や見どころ、人気の観光スポット、場所やアクセスも紹介。

あわせてやんばる国立公園の美しい自然を満喫できるアクティビティ・体験も紹介します。

やんばる国立公園の歴史・範囲・場所

やんばる国立公園が誕生したのは、2016（平成28）年9月15日。
海域の面積は3,670ha（ヘクタール）。陸域の面積は17,352ha（ヘクタール）。

やんばる国立公園は沖縄・名護より北の地域を指し、下記の市町村により構成されています。

やんばる国立公園の特徴

国内最大級を誇る亜熱帯照葉樹林（あねったいしょうようじゅりん）が広がり、ヤンバルクイナ、ノグチゲラ、ケナガネズミ、オキナワトゲネズミ、オキナワイシカワガエル、ヤンバルテナガコガネなどの希少な固有動植物が生息・生育しています。

また、石灰岩の海食崖やカルスト地形、マングローブ林など、多様で豊かな環境が特徴。

絶景スポットを巡るトレッキング、カヌー・カヤック、四輪バギー、ジップラインなどさまざまなアクティビティ・体験が可能でやんばるの大自然を満喫することができます。

やんばる国立公園の観光スポット・アクセス

以下では、やんばる国立公園にある観光スポットやアクセス方法を紹介します。

見晴らしが良く、撮影にも最適な絶景スポットやアクティビティを楽しめるエリアも多数あるので、ぜひチェックを。

辺戸岬（へどみさき）

沖縄本島最北端にある岬。
石灰岩特有のカルスト地形で海食崖が発達しているのが特徴です。

太平洋と東シナ海の荒波が打ち寄せ、迫力ある海岸の景観や辺戸岳、鹿児島最南端の与論島を望むことができる絶景スポットとして人気。

辺戸岬（へどみさき）

住所	沖縄県国頭郡国頭村辺
アクセス	那覇空港から車で約3時間

大石林山（だいせきりんざん）

世界最北端のカルスト地形です。

天然記念物のヤンバルクイナのほか、やんばる特有の動植物が生育し、トレッキングコースとしても人気。琉球の創世神・アマミキヨが降り立った地という伝説が残っています。

琉球王国時代には王家の繁栄や五穀豊穣、航海の安全を祈ったといわれ、多くの神殿や拝所が存在しています。

大石林山（だいせきりんざん）

住所	沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
アクセス	那覇市内から車で約120分

与那覇岳（よなはだけ）

沖縄本島内の最高峰・与那覇岳（503m）にある登山道コースです。

ヒカゲヘゴなど亜熱帯特有の自然環境を体験できるエリア。
コース沿いにはいくつかの沢があり、せせらぎの音に癒やされるスポットです。

与那覇岳（よなはだけ）

住所	沖縄県国頭郡国頭村
アクセス	名護バスターミナルからバスに60分乗車し、下車後徒歩で90分

※山頂付近への立ち入りが制限・禁止されていることもあるため最新情報を確認してください。

茅打（かやうち）バンタ

沖縄海岸国定公園の海を一望できる人気の景勝地。

バンタとは、沖縄の言葉で「崖」という意味。
名称の由来は諸説あり、茅を束ねて投げると、下から吹き上げる強風によりバラバラになって飛散したことに由来するとされています。

ほかに、眼下の左に広がる宜名真（ぎなま）の茅葺屋根（かやぶきやね）の茅を辺戸（へど）で刈り取り、崖から投げて運搬の手間を省いたという説も。

茅打（かやうち）バンタ

住所	沖縄県国頭郡国頭村宜名真
アクセス	那覇空港から車で約2時間

比地大滝（ひじおおたき）

落差は25.7m。沖縄本島でも最大の落差を誇ります。

大滝までは徒歩で40分ほど。
遊歩道が整備されているため、道中ではヒカゲヘゴなど多様な亜熱帯植物を眺めながら散策を楽しめます。

比地大滝（ひじおおたき）

住所	沖縄県国頭郡国頭村比地781-1（比地大滝キャンプ場）
アクセス	那覇空港から車で約2時間

ネクマチヂ岳

標高360.7mで大宜味村（おおぎみそん）にある最高峰の山。

2億数千万年ほど前の石灰岩で成り立っており、多種多様な生物と出会うことができます。

登山道が整備されているため、初心者にもおすすめ。絶景スポットが点在し、景観を楽しめるのが魅力。
山頂一帯には1月から2月にかけて美しい椿が咲き乱れます。

ネクマチヂ岳

住所	沖縄県大宜味村
アクセス	那覇空港から車で約2時間

塩屋湾

風光明媚な観光スポット。
旧盆明けの初亥の日には、豊作を願う「ウンガミ（海神祭）」が毎年開催されます。

最大の見どころは船を漕いで競漕するウガンバーリー。「ウンガミ（海神祭）」は1997（平成9）年に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

塩屋湾

住所	沖縄県大宜味村塩屋
アクセス	那覇空港から車で約2時間

ター滝

沖縄・大宜味村の平南川（へなんがわ）上流にある滝。落差は10m以上もあります。

川を散策しながら亜熱帯特有の植物を観察を楽しめるため、トレッキングやキャニオニング・スポットとしてもおすすめ。

ター滝

住所	沖縄県国頭郡大宜味村平南
アクセス	那覇空港から車で約1時間30分

慶佐次湾（げさしわん）のヒルギ林／東村ふれあいヒルギ公園

ヒルギとは、マングローブ林の中心となる植物のこと。
熱帯から亜熱帯で、海水と淡水が混ざりあう河口付近に自生しています。

慶佐次川に発達したヒルギ林は、沖縄本島では最大の規模を誇り、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギの3種類を見ることができます。

ヤエヤマヒルギが自生する北限のエリア。ヒルギ林には、シオマネキやミナミコメツキガニ、ノコギリガザミ、ミナミトビハゼなど多様な生物が生息しています。

慶佐次湾（げさしわん）のヒルギ林／東村ふれあいヒルギ公園

住所	沖縄県国頭郡東村慶佐次
アクセス	那覇空港から約2時間

やんばる国立公園の観光スポット 地図

やんばる国立公園のおすすめアクティビティ

マングローブやエメラルドグリーンの海など、大自然の中でさまざまなアクティビティを楽しめるやんばる国立公園。

以下では、やんばる国立公園で楽しめるおすすめのアクティビティを紹介します。

カヌー・カヤック（マングローブカヤック）

カヌー・カヤックは専用のパドルで漕ぎ、水面を進むアクティビティ。
入り組んだ迷路のようなマングローブをカヌー・カヤックで探検すれば、カワセミなどの珍しい動植物に出会えることも。

やんばるの自然を存分に体感したい人にはおすすめのアクティビティです。

シーカヤック・カヌー

パドルで漕ぎ、海を進むシーカヤック。
エメラルドグリーンの美しい海が広がる奥間エリアなどを海上散歩します。

キャニオニング・シャワークライミング・リバートレッキング

キャニオニングやシャワークライミング、リバートレッキングは川で楽しむ人気のアクティビティ。

一般的にキャニオニングは渓流を下り、シャワークライミングは登るもの。
リバートレッキングは山や川を歩き、滝などの目的地を目指すアクティビティ。しかし、滝壺にジャンプしたり、川遊びや天然のウォータースライダーを楽しんだりと、ツアーにより内容はさまざまです。

前述しましたが、「ター滝」はやんばるにある人気のキャニオニング・シャワークライミング・リバートレッキングスポット。
とても神秘的で美しく、沖縄屈指のパワースポットでもあります。

全身にマイナスイオンを浴びて思いっきり楽しみましょう。

四輪バギー

舗装・整地されていない道をワイルドに走る四輪バギー体験。

ツアーでは私有地の農園を走行するため、11歳から運転可能。家族で参加することができます。
広大なコーヒー畑やシークヮーサー畑を滑走するのは、沖縄・やんばるエリアならでは。

ジップライン

ジップラインとは、山や森など自然豊かな環境に張ったワイヤーロープにベルトとハーネスを装着してぶら下がり、プーリーという滑車を使用してターザンのように滑り降りるアクティビティ。

「やんばるの森」を見下ろしながら楽しむジップラインはとっても爽快。
自生する動植物を現地のガイドが解説してくれるため、遊びながら学ぶこともできます。

やんばる国立公園 観光スポット アクティビティ まとめ

やんばる国立公園は石灰岩の海食崖やカルスト地形、マングローブ林など、恵まれた大自然の中に多くの固有動植物が生息する豊かな地です。

エリアにより絶景に出会えたり、やアクティビティを体験できたりと、さまざまな表情が魅力。

沖縄旅行に行くなら、やんばる国立公園にも立ち寄ってエメラルドグリーンの海やジャングルのようなマングローブなど、独自の自然や文化を楽しんでくださいね！

※本記事の内容は2023年1月現在の情報です。

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