サウナで「整う」とは?入り方のコツとおすすめサウナスポット
サウナ好きの人のことを「サウナー」と呼ぶほど、昨今サウナは密かなブームになっています。 そんなサウナーたちが使う「整う」という言葉。「整う」とは一体どのような状態を意味するのでしょうか。 今回はサウナ初心者向けに、「整う」という言葉の意味やサウナの入り方、整うためのコツについてご紹介していきます。 サウナに興味のある人や、整ってみたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
サウナで「整う」とは?
サウナで「整う」とは、サウナと水風呂を往復することで体感できる、リラクゼーション状態を指します。
「整う」という言葉は、サウナ好きの人たちがサウナ後のリラックスした状態のことを「心身が整った」「準備が整った」と、表現したことでサウナーに広まったと言われています。
「サウナ+水風呂+休憩」を1セットとし、3回ほど繰り返すことで、体がリラックス状態に変わります。
人によって「整う」状態はさまざまですが、体が浮いたような心地よさを体感する人が多いようです。
他にもこの状態は「サウナハイ」や「サウナトランス」と呼ばれることもあります。
サウナの基本的な入り方
サウナで心地よく過ごすためには、入る前の準備が大切です。 リフレッシュにきたつもりが逆効果になることもあるため、正しい入り方を知りましょう。
まずはサウナに入る前の注意点や事前の準備、基本的な入り方についてご紹介します。
サウナに入る前に注意すること
- 食後は最低でも1時間以上あけて入る
- 体調が少しでもすぐれないときは入らない
- 長時間入らない
- 飲酒後は入らない
食後すぐにサウナに入るのは胃腸の負担が大きいためNGです。 サウナに入るのは食後すぐではなく、最低でも1時間以上はあけてからにしましょう。
体調が少しでもすぐれないときにサウナに入ることや、たくさん汗をかきたいからと長時間サウナに居ることも危ないため避けましょう。 整うどころか体力を消耗するだけになるため、逆効果になります。
初心者の場合、最初から長時間サウナに入ろうとするとのぼせてしまうことも。 初めは5分からなど、無理のない範囲からスタートするのがおすすめです。
アルコールを摂取した後のサウナは避けましょう。 飲酒後は利尿作用が高まるため、脱水状態になりやすく危険なので注意を。
サウナに入る準備
- 水分補給をする
- 全身を洗う
- 入浴して体を温める
- 体についた水分を拭き取る
まずは水分補給をおこなってから全身を洗いましょう。 サウナ施設は公共の場なので、全身を清潔にしてから入るのはマナーでもありますが、汗を気持ちよく出すためにも全身を清潔にしておきましょう。
一見汗をかいていない、綺麗に見える肌でも、外気の汚れや皮脂汚れといった見えない汚れは誰にでも付着しています。 汗腺についた汚れを落としておくことで、汗をかきやすくなるため、全身の汚れをしっかり落とすことが大切です。
体を綺麗にした後は湯船に入って体を温めておくことで、サウナに入った際に短い時間で発汗を促すことができます。 効果的に汗をかくためにも、体に付いた水分は拭き取ってからサウナに入ることも大切です。
サウナの入り方
1. サウナに入る
サウナ室の温度や室温でも異なりますが、10分くらいを目安に入ります。無理して長く入るのはやめましょう。
サウナ室は座る場所によっても温度が異なります。 例えば、一般的に多い段差式のサウナ室は上段になるほど高温になります。最初のうちは下段で様子をみるのもよいでしょう。
また、のぼせやすい人は、濡れタオルを頭に載せておくのがおすすめ。
サウナで汗をかくことで体内の水分が失われるため、サウナ中も水分補給はしっかりと行いましょう。 喉が乾いてから水分補給をするのでは遅いと言われているため、10~15分ごとにこまめに意識しながら摂取することが大切です。
2. 水風呂に入る
水風呂は苦手という人も多いですが、水風呂こそがサウナの効果を高めるためにとても大切です。
まずは、サウナでかいた汗を流してから水風呂に入ります。 目安は2分程度でOK。1回目はとても冷たく感じ、2分入るのは難しい人もいるかもしれませんが、2回目、3回目と徐々に慣れてくるはずです。
3. 休憩する
最後に体の水分を拭き取ってから水分補給をし、休憩室などのリクライニングチェアやソファーに腰掛けます。
何も考えずゆっくりと休憩をしましょう。
上記の、サウナ → 水風呂 → 休憩の工程を3回ほど繰り返します。
サウナで「整う」ためのコツ
サウナで整うためのコツは、サウナ → 水風呂 → 休憩の行程を1セットとして必ず行うことです。
サウナで10分程度汗をかいたら、水風呂にしっかり入る。 水風呂から上がったら、体が冷えるのを防ぐためすぐに水分を拭きとって休憩に入るのが大切です。
この休憩のときに訪れる、リラックスできた際の感覚が「整う」状態です。
「整う」は必ずしも体感できるものではなく、感じ方に個人差があるため、初めのうちはどの感覚が「整う」ことなのかわからない場合もあります。
何度かチャレンジしていくうちに、整う感覚がわかるようになり、自分が整うために最適なサウナでの過ごし方も体感でわかってくるものです。 無理はぜず、体調面に気をつけて整えていきましょう。
そもそもサウナとは
サウナとは北欧フィンランドが発祥といわれる蒸し風呂のことです。
フィンランド式のサウナは、サウナストーンと呼ばれる熱した石に水をかけ発生させた蒸気を浴びます。
本場フィンランドでは、サウナで熱した体を冷やすために雪や湖に入ったりするなどアクティブにクールダウンします。
サウナストーンに水やアロマ水をかけて蒸気をだし、発汗を促すために室温を上げる行為を『ロウリュ』といい、最近では日本のサウナでもよく見られる光景です。
さらにタオルであおいで直接熱波を起こすスタイルもサウナーに人気です。
サウナの種類
サウナには大きく『ドライサウナ』『ミストサウナ』の2つのタイプがあります。ここでは2つのサウナの違いなどについてご紹介します。 それぞれの違いを知り、サウナ選びの参考にしてみてください。
ドライサウナ
日本でサウナといえば、一般的にドライサウナのことを指すほど主流のサウナです。
ドライといわれるように高温低湿。一般的なドライサウナの室温は80度~100度に保たれ湿度は10%前後と低くなっています。
水風呂とセットにして入ることで、サウナに入る効果を最大限に高めてくれます。
熱源は電気やガス、遠赤外線などさまざまですが、湿度が低く高温のサウナはドライサウナに分類されます。
入った瞬間から空気が熱く、肌も乾燥しやすいので、水分補給をこまめにしてサウナ後の肌の保湿ケアは念入りにしておくとよいでしょう。
ミストサウナ
ミストサウナは、室温40度~60度で温度は90%~100%と、低温多湿のサウナのことをいいます。
室内にミストが充満しており湿度が高いため、温度はドライサウナよりも低いのですが、同じくらいの熱さを感じる場合もあります。
ドライサウナより肌が乾燥することは少ないため、女性に人気のサウナです。
近年では家庭用の浴室乾燥機の機能に、ミストサウナが標準装備されているものも多いので、自宅で気軽にミストサウナを楽しむことができます。
テントサウナ®が人気
最近ではキャンプなどアウトドアのアクティビティとしても楽しめる『テントサウナ®』に注目が集まっています。
プライベートスペースとしての側面も持つテントサウナ®は、自由に好きな場所で、仲の良いグループや家族と自分のペースで楽しめるのが人気の理由。
初心者でも周囲を気にせずにサウナ体験ができるテントサウナ®についてご紹介していきます。
テントサウナ®って?
テントサウナ®とは、文字通りテントで楽しむサウナのことをいいます。
耐熱性の高いテントを使用して薪ストーブで熱したサウナストーンに水をかけることで、テント内をサウナと同じような高温状態にします。
アウトドアを楽しみつつも、本格的なサウナとほとんど変わらない体験ができると、近年人気が高まっています。
自分だけのプライベート空間のため、人の目や様子を気にせず自分の好きな温度に調節できるのも魅力。
アロマオイルを混ぜた水をストーンにかけて、オリジナルのスチームでサウナを楽しむことができるなど、自由度の高いサウナタイムを満喫できます。
テントサウナ®が体験できる場所
テントサウナ®はテント設営が可能な場所であればどこでも楽しむことができます。
川や湖などの水辺に設営すれば本場フィンランドスタイルでサウナを満喫できるでしょう。
注意する点はテントの中に薪ストーブを設置するため、キャンプ場であれば設営可能か問い合わせが必要です。
自分でテントサウナ®を設営する際は、火気の使用が大丈夫な場所か、周りの人たちの迷惑にならないように少し離れた場所に設営するなど、リスクとマナーを考える必要があります。
テントサウナ®を楽しみたい場所が決まったら、設営しても大丈夫か、火器の使用は禁止されていないか等は事前に調べておくと安心でしょう。
おすすめのテントサウナ®
テントサウナ®は火気を使用するため、やはりしっかり整備・設備され、必要最低限の用意で楽しめるテントサウナ®プランを利用するのがおすすめです。
次に、テントサウナ®が体験できるおすすめの施設を紹介します。
Nolla naguri(ノーラ名栗)/埼玉
埼玉・飯能にあるグランピング施設、「Nolla naguri(ノーラ名栗)」ではフィンランド式のテントサウナ®を1日貸し切って楽しめます。
1つのテントサウナ®で1名~4名まで楽しめるので、カップルや友達、家族と満喫することができます。
自分たちでテントを設営して、薪を割って着火するなど、準備から全て各自で行えるため、達成感は格別です。
薪やバスタオル、ロウリュで使用できるアロマオイルなども料金に含まれているため、水着やガウンを用意するだけで身軽に行けるのもうれしいポイントです。
敷地内にあるドリンクスタンドでは、北欧料理やドリンクも味わえ、北欧気分を満喫できます。
よりゆったり過ごしたい人には、贅沢なグランピング宿泊プランもあるので要チェックを!
予約可能プラン
【埼玉・飯能】森や川に囲まれた自然あふれる飯能で北欧体験~1日テントサウナ貸し切りプラン
池袋駅から特急で約40分、飯能駅からバスで45分の場所にあるノーラ名栗でのテントサウナ®を1日貸し切って遊べるプランです。1テント4名まで利用可能なので、カップルでもご家族でもグループでもお楽しみいただけます。シャワーやロッカーなど必要なものが揃っているので水着のみで楽しめます。東京観光の合間に、日
【埼玉・飯能】森や川に囲まれた自然あふれる飯能で北欧体験~グランピング宿泊(1泊2食・ナイトサウナ付)
- 5.0
- (1件の口コミ・体験談)
池袋駅から特急で約40分、飯能駅からバスで45分の場所にあるノーラ名栗で1泊2日のグランピングを楽しんでいただけるプランです。1テント4名まで宿泊可能なので、カップルでもご家族でもグループでもお楽しみいただけます。ノーラ名栗オリジナルの北欧風BBQや、宿泊者限定のナイトサウナをお楽しみいただき、心身
ジャイアントリトリート/沖縄本島
沖縄本島・うるまの「ジャイアントリトリート」はテントサウナ®レンタルを提供するサービス会社です。
MORZH(モルジュ)やTERMA(テルマ)といった、サウナーに人気のブランドのテントサウナ®レンタルが可能なのはもちろん、出張サウナプランも人気。
サウナマスターが出張して、自宅や浜辺など自分の好きな場所にテントを設営してくれ、サウナの楽しみ方も伝授してくれます。
ロウリュ用アロマサービスや、温度調整など、細やかなサービスもしてくれるので、自分好みの極上のラグジュアリーサウナを体験することができますよ。
予約可能プラン
【沖縄限定】テントサウナプライベートプラン(半日)人数上限無し!
★沖縄県内であなたの好きな場所へ出張いたします!(一部出張不可地域あり)ジャイアントが普段行っているテントサウナをあなたのお好きな場所へ設置。テントサウナマスターのジャイアントが現場につき下記のサービスを提供いたします。面倒なことはやりたくない方やイベント等で使いたい方におすすめ!<サービス内容>・
【沖縄限定】テントサウナプライベートプラン(1日)人数上限なし!
★沖縄県内であなたの好きな場所へ出張いたします!(一部出張不可地域あり)ジャイアントが普段行っているテントサウナをあなたのお好きな場所へ設置。テントサウナマスターのジャイアントが現場につき下記のサービスを提供いたします。面倒なことはやりたくない方やイベント等で使いたい方におすすめ!<サービス内容>・
【沖縄限定】おもてなしテントサウナ出張プラン※スタッフ2名以上
これまでのサウナ常識をくつがえす!サウナマスターが提供する最上級のサウナ出張プランです。沖縄の素晴らしい自然の中で、これまでに無い『ととのい』を提供します。ジャイアントが提供する、最上級のおもてなし空間をサウナで演出します!★サウナの陰陽五行 (木)薪、ラドル、バケット (火)燃焼している薪 (土
Temple Camp 大泰寺(宗教法人 大泰寺)/和歌山
和歌山・那智勝浦の「Temple Camp 大泰寺(宗教法人 大泰寺)」ではお寺の脇にある清流でテントサウナ®が体験できます。
テントサウナ®に必要な薪割りをしたり、森へ入って自分の気に入った枝で「ヴィヒタ」を作ったり、テントサウナ®の全てを自分で体験可能。
川まで10歩でたどり着けるその距離は関西でも最短クラス。熱くなったら思い切り清流へ飛び込み、大自然の中での休憩タイム。
サウナの前後に座禅を体験することも可能なので、自分の内面とも向き合って心身ともに整うことができるでしょう。
「蘇りの地」熊野で、生命の息吹を肌で感じる極上の整い体験を!
予約可能プラン
【和歌山・那智勝浦】自然の清流が水風呂。禅×サウナという唯一のテントサウナ体験!
日本一の那智の滝と同じく那智原生林を水源とする清流・太田川を水風呂としたアウトドアサウナ体験。会場となる大泰寺は、開創1200年の薬師霊場で坐禅や写経の体験もできます。禅とサウナの密接な関係についてスタッフの法話を聞き、護摩木に願いを書く。自身で、薪ストーブに護摩木を投げ入れ、願いを込めてお地蔵さん
Village IRORI・Village OMOYA(伊那谷エントランス)/長野
長野・伊那谷にある古民家の貸別荘「Village IRORI(伊那谷エントランス)」。
日本アルプスの山々と美しい田園風景を楽しみながらテントサウナ®でリフレッシュできます。
貸切なので誰の目を気にすることもなく、ゆったり自分たちのペースで体験!
1名~3名まで利用可能なので、1人で静かに過ごすのもよし、親しい仲間と一緒に汗を流すのもおすすめです!
また、古民家ステイを満喫しながら、テントサウナ®体験ができる別プランも。
築150年の歴史ある古民家「Village OMOYA(伊那谷エントランス)」ではノスタルジックな気分を味わいながら、出張シェフによるBBQ(バーベキュー)やテントサウナ®など贅沢に楽しむことができます。
古民家の間取りは広々とした6LDK。5人から宿泊可能なので、グループでわいわい楽しむことができるのが魅力です。
落ち着いた古民家での贅沢プランで充分にリフレッシュしましょう。
予約可能プラン
Pres de La Mer/北海道
北海道・函館にある「Pres de La Mer(プレデラメール)」は、赤レンガの倉庫が並ぶエリアに佇む貸別荘。
雰囲気のあるプライベートエリアで、テントサウナ®を楽しめます。
中庭に設営されているテントサウナ®は最大4名で楽しめるので、家族連れにもおすすめです。
テントサウナ®で汗をかいた後は、子供たちも喜びそうなアクアリウムジャクジーに直行。
金魚たちが優雅に泳ぐ水槽を眺めながら整いましょう。
予約可能プラン
【北海道・函館】函館山ふもと貸別荘でテントサウナ&ショートステイ
函館山ふもと、赤レンガ倉庫近くにある貸別荘で今話題のテントサウナ体験!貸別荘内リビングキッチン、ジャグジー利用可能で貸別荘ショートステイも楽しめます。本場ロシア製のテントサウナMORZHを中庭に設置。四季を楽しみながらサウナ体験の後は水風呂、雪中、ジャグジーで「ととのう」体験。貸別荘というプライベー
サウナで「整う」までのプロセスも満喫しよう
「整う」はサウナで得られるリラックス状態だということがわかりました。
サウナで得られる効果に関しては人それぞれ。心身と向き合ってサウナでリフレッシュしましょう。
せっかくならサウナで整うまでのプロセスも楽しみたいものです。
テントサウナ®は開放的な屋外の景色を満喫しながら整うことができる最高のアクティビティともいえます。
究極のリフレッシュを求めてお気に入りの場所でサウナライフを満喫しましょう。
※プランや料金・紹介施設などの情報は2022年4月現在の情報です。