カヌーやカヤックを楽しむときの恰好・服装を教えて!マングローブカヤックについてもご紹介
パドルを漕ぎながら水の上をクルーズする「カヌー」や「カヤック」。
コツさえつかめば誰でも簡単に進むことができるので、初心者や女性の方でも比較的チャレンジしやすいウォーターアクティビティです。
しかし、初めてカヌーやカヤックに挑戦しようと思っても「どんな格好で行ったらいいの?」とか、「マングローブツアーの場合はどうするべき?」など、分からないことも多いはず…。 そこで今回は、快適にカヌーやカヤックが楽しめるよう、体験するときの基本的な服装についてご説明します。ぜひ参考にして、カヌーやカヤックを思いっきり満喫しましょう!
そもそも「カヌー」や「カヤック」ってなに?
「カヤック」は「カヌー」の一種
ウォーターアクティビティの定番とも言われる「カヌー」や「カヤック」。
まず、このふたつの違いについてご説明します。
そもそもカヌーとは、パドルを使って水をかき前進する小船の総称のこと。そして、さらにカヌーを大別すると「カナディアンカヌー」と「カヤック」の2種類に分類されます。
つまり、カヤックもカヌーの一種ということなのです。
カナディアンカヌーとカヤックは、使用するパドルのブレード(水かき)の種類によって区分されています。
よって、どちらも専用の小船に乗ってパドルを漕ぎながら水上を進んでいくアクティビティであることに変わりはありません。
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未経験者や初心者でも楽しめるの?
カヌーもカヤックも、パドル操縦のコツさえつかめば誰でも気軽に楽しむことができます。 道具を買い揃えればすぐにでも始めることができますが、初心者の方は、まずはツアーに参加してみるのがおすすめです。必要な道具は全てレンタルできますし、乗船前にベテランガイドがパドルの使い方をレクチャーしてくれます。 また、海や川、湖などさまざまなフィールドに挑戦できるので、自分の好みにぴったり合った遊び方が見つけられるでしょう。
カヌーやカヤックは、場所によってはほぼ一年中体験できます。新しくはじめたい趣味のひとつに、カヌー・カヤックを加えてみてもいいかもしれませんね!
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人気の「マングローブツアー」ってどんなツアー?
カヌー・カヤックのツアーで最も人気が高いと言われているのが、「マングローブツアー」です。 中には“マングローブツアーに参加して、初めてカヌーやカヤックを体験した”という方も多いのではないでしょうか。
そもそもマングローブとはなにかというと、満潮になると海水が満ちてくる「潮間帯(ちょうかんたい)」に生息している植物の総称のことを指します。 圧倒的なスケールの大自然が手つかずのまま残されているので、マングローブが生い茂る森の中では見たこともない植物や希少生物に出会えることもあるのです!
マングローブツアーは、日本では沖縄県と鹿児島県でのみ体験できる非常に貴重なツアーです。 地形を知り尽くしたベテランガイドが、定番コースはもちろん、地元でしか知られていない穴場スポットまでたっぷり案内してくれるので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!
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カヌー・カヤック体験の服装ポイント
カヌー・カヤックを体験をするときの服装選びで一番大切なのは、ずばり“濡れても乾きやすいかどうか”です。
船が横転しない限り全身びしょびしょになることはありませんが、船に乗り降りするときやパドリング中に水しぶきを浴びるなどして少なからず濡れてしまいます。そこで、服装に選びの際に押さえておきたいポイントをまとめてみました。
1.ウエアは乾きやすい化学繊維のものがおすすめ!
ウエアの素材は、速乾性がある化学繊維(ナイロンやポリエステルなど)を選ぶようにしましょう。 特に、アウトドアブランドの製品は着心地も良く機能性に優れているのでおすすめです。
一方で避けた方がいいのが、綿素材のもの。Tシャツやトレーナー、ジーンズなどは濡れると乾きにくく、たとえ夏でも体を冷やしてしまう恐れがあるのでおすすめできません。
夏は水着で体験できるツアーもあります
ツアー会社によっては、夏に限り水着での参加を許可している場合があります。 しかし、カヌーやカヤックは海や川など大自然の中で行うアクティビティなので、体験中は日差しを遮るものがありません。
夏に水着で参加する場合は、水着+ラッシュガード、ショートパンツ+ラッシュトレンカを組み合わせるなどして、日焼け対策もきちんとしておきましょう。
2.靴は濡れてもいいものを選ぼう!
パドリングの際には足元にも水しぶきがかかるので、靴も濡れてもいいものを選ぶようにしましょう。 夏であれば、かかとがしっかり固定できるマリンシューズやスポーツサンダルがベスト。秋や冬であれば、防寒のためにもレインブーツがおすすめです。
かかとのない靴や足の甲が開いたデザインの靴は、船に乗り降りするときや、万が一船が横転してしまったときに、脱げて失くしてしまう恐れがあります。 また、底が厚すぎる靴やヒールのある靴は、船の構造上コックピットに座りにくく危険なのでこちらもおすすめできません。
3.日焼け対策にはラッシュガードが大活躍!
カヌーやカヤックの体験中は日陰に入ることも少ないので、季節問わず肌の露出は抑えたいところ。 そこで、UVカット率が高いラッシュガードを準備しておくといいでしょう。
元々ラッシュガードは水に入ることを想定して作られているため、速乾性と通気性に優れています。 濡れてもすぐに乾いてくれますし、汚れても洗いやすいので、ウォーターアクティビティをはじめさまざまなアウトドアシーンで大活躍すること間違いなしです!
4.防寒対策にはウィンドブレーカーやレインウェア!
風の強い日や冬の寒い日は、ウィンドブレーカーやレインウェアがあると便利です。
体験中はお尻や足元まで濡れてしまうことがあるので、お尻がすっぽり隠れるロング丈のものや、上下セパレートになっているタイプを選ぶとより安心ですね。
【季節別】カヌー・カヤック体験の服装解説
カヌー・カヤックは、場所を選べばほぼ一年中体験できます。
そこで、季節ごとのコーディネート例をまとめてみました。
夏の服装の基本
- 水着または速乾性のある服
- ラッシュガード
- ラッシュトレンカ
- 帽子
- サングラス
- ネックガード
おそらくカヌーやカヤックを楽しむ人が一番多くなるのが夏の季節。
インナーとして水着または速乾性のある服を着用。
その上から日焼け対策としてラッシュガード、ラッシュトレンカ+ショートパンツを組み合わせた服装が基本となります。
また、帽子やサングラス、ネックガードなどを着用し、しっかり紫外線・熱中症対策をしていきましょう。
春・秋の服装の基本
- 速乾性のあるインナー
- ラッシュガード
- ラッシュトレンカ
- ウインドブレーカ
- レインウェア
春・秋は日によって寒暖差が激しく、着こなしが難しい時期でもあります。 そのため、体温調節がしやすい重ね着が効果的。薄いものを何枚か重ねるなどして、暖かくて動きやすい服装であることを心掛けましょう。
具体的には上記で紹介した夏の服装を基本に、気温に合わせてウインドブレーカーやレインウェアなどを着込むといいでしょう。
冬の服装の基本
- 暖かいインナー
- 薄手のフリース
- レギンス
- ウィンドブレーカー
- レインウェア
ツアー会社によっては、寒い時期でも体験できるツアーが提供されています。 冬にカヌーやカヤックを楽しむ場合、暖かいインナーや薄手のフリースの上にウィンドブレーカーやレインウェアを合わせるなどして十分な防寒対策をしていきましょう。
また、足やお尻が濡れることを想定して、アウターは上下セパレートになっているタイプがおすすめです。濡れたところは風が当たるとひんやりするので、ズボンの下にさらにレギンスを着用しておくのもひとつの手ですね。
冬はトレーナーを着たくなりますが、綿素材のものは濡れると乾きにくく、体を冷やしてしまう恐れがあるのでおすすめできません。
紫外線対策に欠かせないアイテムはこれ!
次に、カヌーやカヤックを快適に体験をするために欠かせないUVカットアイテムをご紹介します。
紫外線対策は主に日焼け防止のためにされていますが、そのほかにも紫外線を浴びることによって起こる“疲れ”を軽減してくれる役割があります。
肌と身体を守るためにも、事前にしっかりと紫外線対策を取るようにしましょう。
1.UVカットの帽子
熱中症対策や日焼け、怪我防止のためにも、できるかぎり帽子を着用するようにしましょう。 その際、キャップやサンバイザーよりも、つばの広いハットタイプがおすすめです。
風が吹いても飛ばされないようヒモ付きの帽子がベストですが、ヒモが付いてない場合、襟と帽子を留めておけるクリップタイプの帽子留めでも代用できます。
2.サングラス&メガネバンド
強い日差しから目を保護するためにも、サングラスの着用をおすすめします。 ウォーターアクティビティでは、上から降り注ぐ太陽光だけでなく、水面からの照り返しにも気を付けなければいけません。「太陽光が反射して水面が見えない…」なんてことになってしまっては十分に楽しめませんので、紫外線対策や安全面のことを考えてサングラスを準備しておくといいでしょう。
また、体験中にサングラスを水の中に落としてしまわないよう、メガネバンドも併せて用意しておくとより安心です。
3.日焼け止めクリーム
つばの広い帽子や長袖のラッシュガードを着用すれば、紫外線から顔や腕を守ることができます。 しかし、首や手の甲、足首などはどうしても露出してしまいますので、気になる方は日焼け止めクリームも持参しましょう。 船の上では塗り直しができないので、汗や水でも落ちにくいウォータープルーフタイプがおすすめです。
4.スポーツ用のネックガード
首元の紫外線対策には、ネックガードを着用するようにしましょう。 特にスポーツ・アウトドアブランドの製品は吸放湿性や速乾性に優れているので、汗をかいてもベタつきにくくおすすめです。
これらはスポーツタオルや手ぬぐいでも代用できますが、夏に使用するのであれば、接触冷感機能があるとより快適です。肌に触れたときひんやり冷たく、体温の上昇や熱中症を防ぐ効果も期待できますよ。
マングローブツアーに参加するときの服装も教えて!
沖縄県と鹿児島県でのみ体験できるマングローブツアーは、服装について押さえておきたいポイントも変わってきます。
上記でご説明した季節ごとのコーディネート例を踏まえた上で、マングローブツアーにおすすめな服装をご紹介します。
春・夏・秋の服装の基本
- 水着または速乾性のある服
- ラッシュガード
- ラッシュトレンカ
- ウィンドブレーカー
- レインウェア
マングローブの森が広がるエリアは、一年を通して湿度が高く温暖です。
そのため、春や秋でも日中であれば夏と同じ服装でOK。日差しが強い分紫外線の量も多いので、肌の露出は極力避け、入念な紫外線対策を取るようにしましょう。
基本的な服装はカヌー・カヤックの服装と同じです。
インナーとして水着または速乾性のある服を着用し、その上にラッシュガード、ラッシュトレンカ+ショートパンツを組み合わせましょう。
季節の変わり目の朝晩は、ぐっと冷え込むことがあります。春や秋のナイトツアーやモーニングツアーに参加するのであれば、ウィンドブレーカーやレインウェアなどを準備しておくといいでしょう。
冬の服装の基本
- 水着または速乾性のある服
- ラッシュガード
- ラッシュトレンカ
- ウィンドブレーカー
- レインウェア
マングローブの森は、冬でも気温が10度より下がることはほぼありません。しかし、海からの風が強まりますので、同じ気温でも体感温度は変わってきます。
ガッチリとした防寒対策をする必要はありませんが、春や秋の朝晩と同じように、ウィンドブレーカーやレインウェアなどを着用しておくと安心です。
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カヌーやカヤックを楽しむときの服装のまとめ
- ウエアは濡れても乾きやすく保温性のある化学繊維素材を選ぶ
- ツアー会社によっては、夏は水着+ラッシュガードでもOK
- 靴は濡れても良い&かかとが固定できるもの
- 肌寒いときはレインウエアorウィンドブレーカーで防寒対策
以上がカヌーやカヤックを楽しむときの服装のまとめです。
カヌーもカヤックも、場所を選べばほぼ通年体験できるウォーターアクティビティです。 まずは快適に楽しむための恰好をしっかり押さえて、ぜひこの機会にカヌーorカヤックにチャレンジしてみましょう!
※本記事の内容は2023年7月現在の情報です。
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カヌーやカヤックのよくある質問
Qカヌーとカヤックの違いは?
A 「カヌー」とは、パドルを使って水をかき前進する小船の総称のことを言います。カヌーを大きく分けると「カナディアンカヌー」と「カヤック」の2種類に分類され、カヤックはカヌーの一種ということになります。「カナディアンカヌー」と「カヤック」を分類する決め手はパドルにあり、使用するパドルのブレード(水掻き)の種類によって、カヌー・カヤックの呼び名が分かれることとなります。
Qカヌー・カヤックの種類と特徴について
A 日本で一般的にカヌーと呼ばれているものが「カナディアンカヌー」にあたり、パドルが片側だけの「シングルブレード」を使用します。船体は開放的な「オープンデッキ」で、複数人が乗船できるため、穏やかな川や湖でのんびり景色を満喫したいという方や、子供や犬と一緒に楽しめるアクティビティとして人気です。一方カヌーの一種であるカヤックは、パドルが両側についた「ダブルブレード」を使用して左右均等に漕いで進んでいく為、初心者でもコントロールしやすいのが特長。「シーカヤック」「リバーカヤック」「カヤックフィッシング」「クリアカヤック」など、使用するフィールドや遊び方によって多くの種類に分けられます。
Qカヌー・カヤックに適した季節ごとの服装は?
A カヌーやカヤックに乗り降りするときやパドリング中に少なからず濡れることが想定されるので、ウェアは乾きやすく保温性のある化学繊維素材のものがおすすめ。夏は水着で体験できるツアーもありますが、ラッシュガードや帽子・サングラスなどで日焼け対策は万全にして臨みましょう。秋以降はウィンドブレーカーなど体温調節がしやすく、動きやすい重ね着が良いでしょう。靴は濡れても良い、かかとが固定できるマリンシューズやスポーツサンダル、レインブーツなどがおすすめです。
Qカヌー・カヤックで人気の「マングローブツアー」とは?
A カヌー・カヤックツアーの中でも高い人気を誇るのが「マングローブツアー」です。マングローブとは、満潮になると海水が満ちてくる「潮間帯(ちょうかんたい)」に生息している熱帯・亜熱帯地方の植物の総称のこと。圧倒的なスケールの大自然が手つかずのまま残されているので、マングローブが生い茂る森の中では見たこともない植物や希少生物に出会えることもあります。マングローブツアーは、日本では沖縄県と鹿児島県でのみ体験できる非常に貴重なツアーです。地形を知り尽くしたベテランガイドが、定番コースはもちろん、地元でしか知られていない穴場スポットまでたっぷり案内してくれます。