夏の思い出作りに！ブルーベリー狩りができるおすすめスポット

夏にフルーツ狩りを楽しみたいなら、ブルーベリー狩りはいかがでしょう。

ブルーベリーはビタミンも豊富で、そのまま食べたりジャムにしたりと、さまざまな食べ方を楽しめるフルーツです。

本記事ではブルーベリー狩りの魅力や、準備しておくと便利なアイテムをご紹介。

地域別で楽しめるブルーベリー狩りスポットについてもご紹介していきます。

是非、ブルーベリー狩りにおでかけするときの参考にしてください。

ブルーベリー狩りについて

ブルーベリーは、アメリカ北部が原産の果物。

落葉低木果樹なので、品種にもよりますが木の高さは2m前後の低木が多いため、小さな子供やお年寄りでも楽しみやすい収穫体験です。

そんなブルーベリー狩りの魅力や時期などについて解説していきます。

ブルーベリー狩りの魅力

ブルーベリー狩りは、ハサミなどの道具を使う必要がなく、手が届く範囲で簡単に摘み取ることができるため、誰でも手軽に楽しむことができます。

ブルーベリーはみかんやぶどうのように皮を剥くこともなく、そのまま食べられるのも魅力のひとつ。

スーパーなどで購入するブルーベリーとは一味違う、フレッシュな美味しさを堪能できるのが、ブルーベリー狩りの大きな特徴です。

ブルーベリー狩りの時期

ブルーベリー狩りを楽しめるシーズンは、その栽培方法やエリアにより前後しますが、一般的に6月～9月です。
ビニールハウスで栽培している農園などは、早ければ5月頃から収穫できるところもあります。

最適な食べ頃は果樹園の場所やブルーベリーの品種などで変わるため、ベストシーズンにブルーべリー狩りを楽しみたい場合は、果樹園のホームページなどで事前に情報をチェックしておくと安心です。

ブルーベリー狩りの中には、その場で食べるだけでなく持ち帰りが可能なプランも。
シーズン中にブルーベリーをたくさん狩って、冷凍保存しておくのもよいですね。

貴重なシーズン中にブルーベリー狩りをたくさん楽しみましょう。

ブルーベリーの品種

ブルーベリーの系統は大きく『ラビットアイ系』『ノーザンハイブッシュ系』『サザンハイブッシュ系』の3つに分けられます。

ラビットアイ系は実が熟す前に赤くなる特徴から、ラビットアイ（ウサギの目）といわれています。

ラビットアイ系で人気の品種は、『ティフブルー』『パウダーブルー』『ブルーシャワー』『バルドウィン』などです。
酸味と甘みのバランスが良く、耐病性も高く育てやすいので、多くの果樹園で栽培されています。

ノーザンハイブッシュ系は比較的大粒タイプのブルーベリーで、酸味と甘みのバランスが良く風味も高い系統です。
品種は『ブルーレイ』『レイトブルー』『チャンドラー』などが人気。

サザンハイブッシュ系は、ノーザンハイブッシュ系より酸味が少なく食べやすいのが特徴。
『スター』や、かわいいピンク色のブルーベリー『ピンクレモネード』などが人気の品種です。

ブルーベリーの系統の見分け方としては、葉の縁（ふち）がギザギザしたものがラビットアイ系で、ハイブッシュ系は楕円型などの違いがあります。

他には、ラビットアイ系の収穫時期は7月～9月、ハイブッシュ系は6月～7月と、その収穫時期にも違いがあります。

系統	ラビットアイ系	ノーザンハイブッシュ系	サザンハイブッシュ系
粒の大きさ	全体的に小粒	比較的大粒	比較的大粒
味	酸味と甘みのバランスが良い	酸味と甘みのバランスが良く風味も高い	ノーザンハイブッシュ系より酸味が少なく食べやすい
見分け方	葉のふちがギザギザ	葉のふちが楕円形	葉のふちが楕円形
収穫時期	7月～9月	6月～7月	6月～7月
人気の品種	・ティフブルー ・パウダーブルー ・ブルーシャワー ・バルドウィン	・ブルーレイ ・レイトブルー ・チャンドラー	・スター ・ピンクレモネード

美味しいブルーベリーの見分け方

一番美味しく食べられるブルーベリーの見分け方は、青の色味が濃くピンと実に張りがあり、ブルームと呼ばれる白い果粉がついたものが良いとされています。

他には、軸の先端が黒くなっているブルーベリーも食べ頃のサイン。

食べ頃の実は、手に取ると力を入れなくてもポロっと軸から離れるので、簡単に収穫することができます。

ブルーベリー狩りの準備

ブルーベリー狩りのシーズンは、日差しが強く気温が高い夏の時期のため、楽しむための準備や対策も必要です。

ブルーベリー狩りをするときの服装は、日焼け対策や虫除けもできる長袖がおすすめ。

特に日焼けが心配な人や肌が弱い人は、帽子や日焼け止めなども使ってしっかりと対策を！

また、農園には虫も多いため、虫除けグッズも役立ちます。

足場が悪い可能性もあるため、靴はスニーカーなどの歩きやすい靴がよいでしょう。

お出かけ当日の天候にもよりますが、雨具を用意する場合は傘よりも両手が使えるレインコートがおすすめです。

農園が遠い場合は、摘み取ったブルーベリーを持ち帰るためのクーラーボックスなどもあると便利です。

体験中はこまめな水分補給を忘れずに、体調管理や熱中症に気をつけてブルーベリー狩りを満喫しましょう。

関東周辺おすすめのブルーベリー狩りスポット

関東周辺は国内有数のブルーベリーの産地。
中でも東京都は栽培面積が国内1位でもあり、「日本三大ブルーベリー産地」のひとつに数えられています。

東京・練馬はブルーベリー栽培が盛んな地域として知られており、都内最大の生産面積を誇ります。

以下では練馬を含む関東周辺でブルーベリー狩りが楽しめるスポットを、7ヶ所ご紹介します。

やまはち農園／東京

東京・練馬にある「やまはち農園」のブルーベリーは農薬不使用で、食材にこだわりのある人や、小さい子供がいる家族連れにも人気です。

やまはち農園で摘み取れるブルーベリーの品種は、ティフブルーやパウダーブルー、ピンクレモネードやドレイパーなど約15種類。
ブルーベリーの木は290本近くあり、さまざまな種類のブルーベリーを味わうことができるのでお得！

お出かけの際は予約して行くことをおすすめします。

みやもとファーム／東京

東京・練馬にある「みやもとファーム」はブルーベリー以外にもブラックベリーやイチゴなど、さまざまなベリー狩りを楽しめる果樹園です。

ブルーベリーの品種は約6品種。ブライトウェルやティフブルー、ホームベルなど約300本のブルーベリーの木があります。

果樹園だけではなく、農園内で採れた果物や野菜を販売している直売所や、農園カフェもあり、ブルーベリー狩り後の休憩にもおすすめです。

果実の里 原田農園／群馬

群馬・沼田にある「果実の里 原田農園」は、ブルーベリー以外にもイチゴやさくらんぼ、キノコなど、1年中味覚狩りを満喫できます。

こちらの農園では、入園料に30分間の食べ放題が付いてくる料金プランが人気！

収穫できる品種は時期により異なりますが、ジャージー、ブルークロップ、ブルーレイ、はやばや星、スパルタングロー、バークレイ、デキシーなど。
いずれも害虫に強い品種と言われているので、その場で安心して食べられます。

当日受付もありますが、混雑状況などで入場に制限がかかる場合もあるため、予約してからのお出かけがおすすめです。

ブルーベリーキッズ／千葉

千葉・印西にある「ブルーベリーキッズ」は大きな森林に囲まれており、自然の中でブルーベリー狩りを満喫することができる果樹園です。

ブルーベリー狩りができる品種は、ハイブッシュ系とラビットアイ系8品種ずつの、あわせて約16品種です。
時期によって品種は変わりますが、厳選された1,500本程の中からブルーベリー狩りを楽しめます。

ブルーベリーキッズのブルーベリー狩りは、90分の食べ放題。
毎年7月末あたりは最も多くの品種が楽しめる時期なので、ブルーベリーの食べ比べをしたい人におすすめです。

真行寺ブルーベリー園／千葉

千葉・八街にある「真行寺ブルーベリー園」は落花生の殻を堆肥としたエコ農法でブルーベリーを栽培しています。

広大な農園内には、バルドウィン、パウダーブルー、グロリアなど約30種類のブルーベリーの木1,500本程を栽培。

時間無制限の食べ放題プランもあり、期間限定にはなりますが、大粒のブルーベリーと巨大なブラックベリーも楽しむことができます。
大粒のブルーベリーはとてもジューシーな食べ応え！それぞれのベリーを食べ比べてみるのもいいですね。

狭山ブルーベリーランド／埼玉

「狭山ベリーランド」では埼玉の特別栽培農産物にも認証されている、こだわりのブルーベリーを食べることができます。

ブルーベリー狩りが楽しめる品種は、デューク、ブライトウェル、オースチンサンライズ、ブルーベルなど約50種類。

バリアフリーにも対応しているため、車椅子やベビーカーでの来園も可能。
休憩スペースもあるため、自分や家族のペースに合わせながらブルーベリー狩りを楽しめます。

ベリーランドの果実を使用して作ったスイーツやジャムなどを取り扱う直売所では、狭山ベリーランドでしか購入できないオリジナルの商品もあるのでお土産にもおすすめです。

藤崎ブルーベリーファーム／千葉

千葉・印旛郡にある「藤崎ブルーベリーファーム」。

収穫できるブルーベリーの品種は、ラビットアイ系のティフブルー、パウダーブルー、ブライトウェル、バルドウィンの4種類などです。

ブルーベリー狩りが楽しめる他にも、自分でブルーベリーを栽培してみたい人向けに苗木の販売をしており、栽培方法についても親切に指導してもらえると人気です。

平日に来園する場合は事前連絡が必要なので注意を。

関西周辺おすすめのブルーベリー狩りスポット

関西では主に和歌山や京都などでブルーベリー狩りを楽しむことができます。

特に和歌山は温暖な気候を活かし、ブルーベリー以外のさまざまなフルーツ栽培でも有名な地域です。

以下では関西で人気のブルーベリー狩りスポット3ヶ所をご紹介します。

浅井農園／和歌山

「浅井農園」は、温暖な気候に恵まれた和歌山・有田郡にある果樹園です。

約13品種のブルーベリーの木が1,200本程栽培されています。

足元には歩きやすいように専用シートが敷いてあるので、小さな子供やお年寄りの方も安心です。

食べ放題プランなら、好きなだけ新鮮なブルーベリーを食べ比べできます。
農園をのんびりと歩きながらお気に入りの品種を見つけてみてはいかがでしょう。

中西農園／和歌山

和歌山・海南にある「中西農園」は、1日5組限定なのでゆったりとブルーベリー狩りを楽しむことができます。

1時間のブルーベリー食べ放題に250gのお土産が付いたプランが人気。

美味しく安心して食べられるように農薬散布や化学肥料を控え、丁寧に栽培したブルーベリーは直売所でも購入することができます。

ブルーベリー狩りは予約優先なので、是非予約してからのお出かけをおすすめします。

童仙房山荘無農薬栽培ブルーベリー園／京都

「童仙房山荘無農薬栽培ブルーベリー園」は、京都・相楽郡の標高500m程のところにある農家民宿のブルーベリー農園です。

およそ1,000株のブルーベリーが栽培されており、民宿に宿泊をしなくても、大自然の中でブルーベリー狩りを楽しむことができます。

朝夕の寒暖差がある高原で育ったブルーベリーは、甘さがギュッと詰まったおいしさが魅力。

童仙房山荘のブルーベリー狩りには時間無制限プランがありお得。
ゆっくりと自然に触れながら食べ頃の実をを見つけましょう。

中部地方でおすすめのブルーベリー狩りスポット

中部地方は夏でも涼しい気候の特徴を活かし、果樹栽培が盛んにおこなわれている地域。
そのため、ブルーベリー狩りも盛んです。

ここでは、岐阜と愛知で楽しめるおすすめのブルーベリー狩りスポットを3ヶ所ご紹介いたします。

ブルーベリーの丘ホピ／岐阜

「ブルーベリーの丘ホピ」は、岐阜・恵那の里山に広がるブルーベリー農園です。

収穫できるブルーベリーの品種はノーザンハイブッシュ系が約26種類、サザンハイブッシュ系が約16種類、ラビットアイ系が約22種類の合計60種類以上あり、ハイブリットの野生種を含めると300種程になります。

時期によって品種の食べ頃が違うので、訪れる度に大きさや味が異なるブルーベリーを食べ比べることができます。

時間は無制限の食べ放題。

日常を忘れてしまうほどの自然を満喫できる農園の空間で、種類豊富なブルーベリーを食べながら癒やしの時間を過ごしましょう。

佐藤農園／岐阜

岐阜・恵那にある「佐藤農園」は、日本棚田百選にも選ばれた「坂折棚田（さかおりたなだ）」のそばにあるブルーベリー農園です。

坂折の水で育てたブルーベリーは約1,200本。肥料に頼らず、なるべく自然栽培にこだわり丁寧に育てられています。

佐藤農園のブルーベリー狩りは、時間無制限の食べ放題で、飲食の持ち込みも自由！

日本の風情を感じながら、ピクニック気分でブルーベリーを味わうことができます。

採果の郷 外山農園／愛知

「採果の郷 外山農園」では甘い品種を選んで栽培しています。
味の変化も楽しめるよう、ハウスと路地の両方で栽培を行っている農園です。

ハウス栽培ではハイブッシュ系が10種類以上、路地栽培ではラビットアイ系を4種類程栽培しており、時期や気候条件に適したブルーベリーを最高の状態で味わうことができます。

5月～6月頃はビニールハウスの中で収穫が楽しめるので、雨の日でも快適にブルーベリー狩りができるのは嬉しいポイントです。

お出かけの際は事前予約がおすすめ。

東北地方でおすすめのブルーベリー狩り

ブルーベリーは寒さに強い品種が多く、東北地方でも栽培が盛んに行われています。

涼しい気候で水も豊富なため、ブルーベリーの他にも野菜などさまざまな農作物の生産が盛んな地域です。

以下では秋田と福島で楽しめるブルーベリー狩りスポットを3ヶ所ご紹介します。

神宮寺観光果樹園／秋田

秋田・大仙にある「神宮寺観光果樹園」は、ブルーベリー以外の果物やキノコなどの収穫も楽しむことができる果樹園です。

ブルーベリー狩りで楽しめる品種は、ブルーレイ、アーリーブルーやブルーゴールド、ブルークロップなど。

シャワールームもあるので、たくさん遊んで・食べて・汚れても安心！
小さな子供のいる家族連れにもおすすめの農園です。

ピコブルーベリー農園／福島

福島・いわきにある「ピコブルーベリー農園」は、7つの畑におよそ70種、約1,000本のブルーベリーの木が栽培されています。

ウェイマウスや新品種のトワイライト、サザンハイブッシュ系、ラビットアイ系の中でも特大と言われるタイタンブルーベリーなどさまざまな品種を楽しむことができます。

ブルーベリー以外にもブラックベリーやラズベリーなども栽培。

シフォンケーキや、ちょっと珍しいベリーカレーなど、農園で栽培されているベリーを使用したカフェメニューもあるので、収穫の後の休憩にもおすすめです。

あきた芸術村・エコニコ農園／秋田

あきた芸術村内にある「エコニコ農園」は、微生物発酵肥料を使った土作りや農薬不使用栽培などにこだわった農園です。

エコニコ農園で栽培されているブルーベリーの品種は、ウェイマウスやあきたパールベリーなど、甘味と酸味がバランスのとれた約20種。

開催期間が短いため、早めの予約をおすすめします。

中国・九州地方でおすすめのブルーベリー狩りスポット

温暖な気候の中国・九州地方では、太陽の恵みをたっぷり浴びたブルーベリーが栽培されています。

ここでは鳥取と鹿児島で楽しめるブルーベリー狩りスポットをご紹介します。

あきたブルーベリー農園／鳥取

「あきたブルーベリー農園」は、鳥取・西伯にある緑豊かな農園です。

ブルーベリーはハイブッシュ系のハーバード、レイトブルー、ブルーレイなどさまざまな品種が栽培されています。

あきたブルーベリー農園で楽しめるのは、時間制限無しの摘み取り食べ放題と、ジャム作り体験です。

自分で摘み取ったブルーベリーで作るジャムは、格別なこと間違いなし。夏の思い出作りにもおすすめです。

農園ガーデン空／鹿児島

鹿児島・阿久根にある「農園ガーデン空」は、果樹園以外にも四季折々の花が楽しめる庭園や、展望テラスにあるカフェなど施設も充実しています。

農園ガーデン空では、ブルーベリーの量り売りプランを実施しています。
1グループ1kg程度、たっぷりと収穫できるので、グループや家族でのシェアがおすすめです。

ブルーベリー狩りを満喫しよう

今回は、ブルーベリー狩りが楽しめる農園や果樹園などを、地域別にご紹介しました。

自分で収穫したブルーベリーはとてもフレッシュでスーパーなどで購入するものとは一味違うはず。

友人や家族と夏の思い出作りに、ブルーベリー狩りを体験してみてはいかがでしょう。

ブルーベリー狩りに行ってみたいと思ったら、本記事を是非参考にしてみてください。

お気に入りのスポットで美味しいブルーベリーをたくさん満喫しましょう。

※プランや料金・紹介施設などの情報は2022年4月現在の情報です。

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