夏キャンプで涼しく快適に!寝る時の暑さ対策&必需品
最近人気の夏キャンプを特集。
「でも夏のキャンプ場って暑くないの?」と心配な人もいるかもしれません。
そこで今回は夜寝る時の暑さ対策や涼しく過ごす方法を伝授。
夏でも涼しいおすすめの素材や服装、役立つ便利グッズも紹介します。
基本的なキャンプ装備・道具はソロキャンプをご参考に!
夏キャンプに欠かせない虫対策や紫外線・日焼け対策もお伝えするので、ぜひチェックしてくださいね!
夏キャンプの暑さ対策1:涼しいエリアを選ぶ
「夏キャンプで快適に過ごしたい」という人にとって場所選びは大切です。暑いのが苦手な人には標高が高いキャンプ場がおすすめ。
標高が100m上がると、約0.6℃気温が下がるといわれています。
つまり標高0mの平地で30℃の場合、標高1,000mでは24℃。夏でも標高が高ければ平地よりはかなり涼しく、快適に過ごすことが可能です。
また、緯度が高い東北や北海道も関東よりは一般的に気温が低いとされているため、涼しさを求める人にはおすすめ。
夏に涼しい キャンプ場:長野・青木湖
長野・青木湖のキャンプ場は関東からアクセスしやすい立地が魅力。標高822mに位置し、平地よりも5℃近く気温が低いため、夏でも快適に過ごすことができます。
子供連れには遊びながら学べるサマーキャンプが人気。青木湖で行うめずらしい湖上泊&星空・ホタル観察も!
長野・青木湖はカヤック・SUP(サップ)体験・釣りが楽しめるスポット。夏キャンプと一緒にいろいろなアクティビティを体験してみては。
【長野・大町市】文武(勉学とスポーツ)両道 北アルプス山麓信濃大町青木湖サマーキャンプ 学びとアウトドア体験2泊3日
2024年9/13(金)~11/4(月・祝)まで北アルプス国際芸術祭2024開催。ご要望によりSUPで芸術鑑賞。鑑賞する場合は鑑賞パスポートまたは個別鑑賞券の購入が必要です。キャンプ場バンガローへ宿泊。別料金で大町温泉郷ホテル・旅館、中綱湖・木崎湖民宿に宿泊できます。 2泊3日学びとアウトドアアクテ
夏に涼しい キャンプ場:長野・飯綱東高原
長野・飯綱東(いいづなひがし)高原は標高約850m。
同エリアでおすすめなのが「飯綱東高原オートキャンプ場」。カラマツ林に囲まれた大自然が魅力です。
平日限定で10時から翌日16時まで過ごせるお得なプランがおすすめ!
徒歩5分ほどの場所には天然温泉もあるので、ゆったりできますよ!
夏に涼しい キャンプ場:兵庫・神鍋高原
標高469mの神鍋山(かんなべやま)を中心に1,000m級の山々に囲まれたリゾート地。
神鍋高原では、食材とレクチャー込み・手ぶらOKのキャンプ体験が子供連れの家族に人気です。
1日4組限定なので、家族ゆったりとキャンプを楽しむことができます!
夏に涼しい キャンプ場:北海道
夏に人気の旅行先といえば涼しい北海道!
富良野では、川釣りも楽しめるキャンピングトレーラー体験がおすすめ!キャンピングトレーラーにはお手洗いやミニキッチンなど設備も充実しているので、小さな子供連れの家族も安心!夏の家族旅行にいかがでしょうか?
赤井川の豊かな自然の中にある「AKAIGAWA TOMO PLAYPARK」では、手ぶらでキャンプが楽しめます。スタッフがテントを設営するので、初心者も安心です!
【北海道・富良野】トラベルトレーラーキャンプ&川釣り体験!1泊2日プラン
トラベルトレーラー(キャンピングトレーラー)1泊2日プランに川釣り体験をプラス。キャンプデビューを応援します!お隣のキャンパーに気兼ねする事もありません!芝エリアでのBBQ、焚き火もOK!テント持ち込み大歓迎!夏の夜のお楽しみ、花火遊びもOK(後始末やゴミの片付けはマナーとしてお願い致します)その他
【ビギナーズパック(2~4名様利用)】手ぶら de キャンプ♪
≪定員≫ 4名(2~4名様でのご利用が可能) ※大人2名様、お子様2名様位が丁度よいサイズ感です≪セット内容≫・テント(スノーピークエントリーパック)※設営ヘルプ付き・テーブル×1台・チェア×人数分・LEDランタン・シュラフ×人数分(貸出休止中)・マットレス×人数分・BBQコンロ(炭・薪は別途
夏に涼しい キャンプ場:東北
東北・岩手では日本三大鍾乳洞の龍泉洞から近い「龍泉洞旅行村キャンプ場」がおすすめ。大自然に囲まれたテントサウナ体験もできます。
日本キャンプ協会公認のキャンプインストラクターが常駐しているので、初心者やソロキャンプデビューしたい人におすすめ!
【岩手県岩泉町】フリーサイトで野営を楽しむなら龍泉洞旅行村!日本三大鍾乳洞の龍泉洞から一番近いキャンプ場。ブッシュクラフトも楽しめちゃう!
全エリアフリーサイト。自分だけのスペースを見つけて気が向くままに野営キャンプを楽しめます。フリーサイトなのでテント&タープの組み合わせで広々と楽しめます。日本キャンプ協会公認のキャンプインストラクターが運営。キャンプ初心者にはテント、タープの設営方法、ロープワーク、焚火の楽しみ方をレクチャー可能。(
【岩手県岩泉町】龍泉洞旅行村キャンプ場 大自然に囲まれた山の麓で体験できるテントサウナ 日本三大鍾乳洞龍泉洞からの冷水掛け流しで整う体験
【岩手県岩泉町】龍泉洞旅行村キャンプ場 大自然に囲まれた山の麓で体験できるテントサウナ 日本三大鍾乳洞龍泉洞からの冷水掛け流しで整う体験。テントは1組大人4名様までとなります。(最大2組8名様までご案内可能です)サウナストーンに水をかけるロウリュウも体験頂けます。サウナ体験後はコインシャワー10分¥
夏キャンプの暑さ対策2:テント設営は気温が下がる夕方に
日差しが強く、気温が高いうちにテントを設営すると熱がこもってしまいます。
眠る時に「暑いから」と換気をすると蚊やアブがテントに侵入し、眠れなくなってしまうことも。
テント内に熱がとどまるのを避けるために、気温が下がった夕方にテントを設営しましょう。
夏キャンプの暑さ対策3:通気性の良い素材・服装を選択
夏キャンプの服装は行く場所により異なりますが、後でお伝えする虫対策・紫外線対策の観点から長袖&長ズボンがおすすめです。
夏ジャンプで涼しく快適に過ごすには、服装の素材選びがポイント。
麻(リネン)は通気性が良く、吸水性と放湿性、速乾性機能を備えた夏に最適な素材といえるでしょう。夏の夜も麻(リネン)素材を選べば寝苦しさを避けられます。
特に標高が高く山の中にあるキャンプ場は日中は暑くても夜は寒くなるなど、寒暖差が激しいことも。薄手のパーカーやカーディガンなど羽織れるもの、ストールを持っていくと便利です。
子供は汗をかいたり遊んで服を汚したりすることが多いもの。子供と一緒に夏キャンプに行く時には、必ず多めに着替えを持っていきましょう。
夏キャンプ 服装 まとめ
- 長袖&長ズボンを着用
- 暑さ対策には麻(リネン)素材がおすすめ
- 子供がいる場合、着替えを多めに
夏キャンプの暑さ対策4:テント内の風通しを良くする
テント内の風通しが悪いと蒸し暑く、気温が高くなってしまいます。
以下では、夏の夜でも涼しく風通しを良くするコツやポイントを紹介します。
コットで通気性アップ
コットとはキャンプなどに使用する簡易ベッド。折りたたみ式の脚が付いているため、地面には密着せず数十センチ間が空くのが特徴です。
そのため通気性がよく、寝苦しい夜でも快適に眠ることが可能。
コットはベッドだけでなく、荷物置きやベンチとしても利用できるのであると役立つ便利グッズ。
コットはハイコット・ローコットの二種類。それぞれに特徴があります。各メリット・デメリットを比較し、検討してください。
ハイコットのメリット
- 地面から離れるので風通しがよく涼しい
- 座ったり靴を履いたりするのがラク
ハイコットのデメリット
- かさばる&重い
- 設営するのに力と時間がかかる
ローコットのメリット
- 軽くてかさばらない
- 設営するのがラク
ローコットのデメリット
- 地面に近いので風通しが悪く暑い
- 座ったり靴を履いたりしにくい
扇風機で風を循環する
扇風機は寝苦しい夜の心強い味方。無風と比べると、風速1mで体感温度は1℃下がるといわれています。
寝ている時にずっと身体に扇風機を当てるのではなく、調整しつつ使ってくださいね。
夏キャンプにはバッテリーや乾電池で動くポータブルの扇風機が便利です。
夏キャンプの暑さ対策5:便利グッズを使う
続いて、夏キャンプであると便利なグッズを紹介します。無理に購入する必要はありません。
しかし、もともと家にあったりほかの機会にも使うので欲しいという人は、夏キャンプに合わせて購入するのを検討してみるのもおすすめです。
クーラーボックス
食材が痛むのを防いだり、ジュースやビールがぬるくなるのを防ぐ便利グッズがクーラーボックスです。
保冷剤や凍らせたボトルを入れたクーラーボックスを開けておけば、寝苦しい夜を緩和することも可能。
冷感グッズ
平地などのキャンプ場では気温が高いので、下記のような冷感グッズがあると便利です。
冷感グッズ まとめ
- 冷感マット:寝苦しい夜にあると便利
- 冷感タオルケット:寝苦しい夜に便利
- ネッククーラー:首元を冷やすグッズ
- 冷感タオル:濡らさない冷感タオルは日中や夜寝る時に額や顔に当てるとひんやり
夏キャンプ 虫対策
森や山、川や湖で行う夏キャンプでは蚊やブヨに刺されないようにしましょう。ブヨはきれいな川や渓流などに生息し、大きさはコバエほど。刺されると蚊よりもかゆいので注意。
蚊やブヨ以外の虫も肌が露出しているところに飛んでくるため、長袖&長ズボンを着用することが大切です。長袖を着ていても、お腹が出ないように注意。長ズボンと靴下の間も、裾を靴の中に入れるなどの対策を。
夏キャンプで遭遇しやすい蚊・ブヨ以外の虫対策
- ハチ:振り払わずじっと通りすぎるのを待つ。
- アブ:肌に触れないよう積極的に潰す・振り払う。
- 毛虫:刺れるとかゆみや発疹などが起こる。毛針はテープなどで取り除く。
- ムカデ:刺されると赤く腫れて痛みが発生することも。服に紛れている場合もあるので注意。
- マダニ:野生動物が生息している場所に生息。人間の皮膚にしっかりと噛みついて吸血するので自分で取り除くのはNG。マダニがついたまま病院へ。取り除こうとして失敗すると、マダニの一部が皮膚の中に残ってしまい切開が必要になることも。
- ヒル:水辺に生息。ヒル自体に毒はない。かまれると血が止まりにくいので圧迫する。
上記の虫に刺され、痛みや腫れが引かない場合はすぐに病院へ行ってくださいね。
夏キャンプ 必須アイテム
夏はキャンプ場で虫が多い季節。かゆかったり痛かったりして楽しい時間を過ごせません。必ず事前に準備してキャンプ場に持参しましょう。
日差しが強い夏は日焼け対策も欠かさずに。標高が高いと紫外線も強くなるので、しっかりと対策を。
虫よけ
成分により主に「ディート」「イカリジン」「天然素材」3つに分けられます。
1. ディート
特徴:虫よけとして古くから使用され、一番広く普及している
メリット:蚊・ブヨ・アブ・マダニ・ノミ・ヤマビルなど虫よけできる種類が多い
デメリット:配合濃度により赤ちゃんや12歳未満の子供には使用制限がある
※配合濃度が30%の場合、12歳以上の子供には使用可能
2. イカリジン
特徴:1986年にドイツで開発。日本には2015年に認可された
メリット:ディートと同じレベルで虫よけ効果があるがディートよりも肌への刺激が弱い
デメリット:虫よけできるのはブヨ・アブ・マダニのみ
3. 天然素材
特徴:ハッカ・レモングラス・ミントなどを使用
メリット:肌が弱い人や赤ちゃんや子供にも使用できる
デメリット:ディートやイカリジンに比べると虫よけの効果は低い
夏キャンプやアウトドアの虫よけにおすすめなのはディートですが、肌が弱い人や赤ちゃんや12歳以下の子供はイカリジンや天然素材の検討を。
夏キャンプの必須アイテム・虫よけスプレーは肌が露出している部分だけでなく、長袖&長ズボンや帽子など衣類の上からもかけるのを忘れずに。
日焼け止め
夏キャンプなどアウトドア向けの日焼け止めはSPF30〜/PA++以上がおすすめ。
SPFとは
- Sun Protection Factorの略
- SPF30=日焼けするまでの時間を30倍遅らせることができるという意味
子供や肌が弱い人は紫外線吸収剤が入っていないノンケミカルの日焼け止めがおすすめです。夏キャンプやアウトドアで長時間外にいると汗をかき、日焼け止めが流れてしまうことも。日焼け止めは2~3時間ごとに塗り直しましょう。
サングラス
夏は特に日差しが強い季節なので、夏キャンプやアウトドアにサングラスは欠かせません。
標高が1000m高くなると、およそ紫外線の量は10~12%多くなるといわれています。
日差しの強い夏に場時間紫外線を浴びると、目が見えにくくなる白内障や黄斑変性(おうはんへんせい)症を引き起こすことも。サングラスをかけて夏キャンプを楽しみましょう。
サングラスの色と紫外線をカットする機能に関連性はありません。それよりも紫外線透過率(紫外線を通す数字)が低いサングラスを選んでください。
帽子
夏は1年のうち、もっとも日差しが強い季節。
熱中症や日焼け・紫外線対策の観点からも、夏キャンプには帽子が必須アイテムです。「顔を焼きたくない」人にはつばが広く、ネックカバーが付いている帽子がおすすめ。
汗をかきやすい人は速乾性に優れた帽子を。「夏キャンプとアクティビティ・レジャーを楽しみたい」人には水や汚れをはじく撥水加工の帽子がおすすめです。
虫よけ・日焼け止め・サングラス・帽子は年齢や男女に関係なく、夏キャンプには欠かせません。自分を守るために必ず持参しましょう。
開放的な夏キャンプを楽しもう!
夏キャンプは開放的な気分を満喫できるレジャー。事前に情報を調べて対策すれば、夜の寝苦しさや暑さも心配ありません。
夏キャンプには暑さだけでなく、虫や日焼け対策も必要です。
万全に対策を行い、大自然に触れてリフレッシュしてくださいね!
※本記事の内容は2024年6月現在の情報です。
編集部おすすめ特集記事
夏キャンプのよくある質問
Q夏キャンプの暑さ対策はどうすれば良い?
A 暑いのが苦手な方はもともと標高が高い・湖畔にあるキャンプ場を選ぶことで、夏でも比較的涼しく快適に過ごすことができます。テントは気温が下がる夕方に設営することで熱がこもるのを防げます。そのほかポータブル扇風機で通気性を良くしたり、クーラーボックス・冷感グッズを活用するなど、少しの工夫で夏キャンプを快適に楽しみましょう。
Q夏キャンプの魅力は?おすすめのキャンプ場選び
A 夏キャンプは周辺の川や湖などで一緒に楽しめるアクティビティ・レジャーが豊富!定番のカヌー・カヤック・SUP(サップ)・釣りのほか、サバイバル術を学びながら楽しめる家族向けプランも。子供や家族、友達同士でゆったり過ごせます。キャンプ初心者や子供と一緒の場合は、手ぶらOKのプランや近場のキャンプ場、車で乗り入れ可能なオートキャンプ、日帰りのデイキャンプであれば気軽に夏キャンプを楽しめます。暑さが心配な場合は、標高が高い・湖畔にあるキャンプ場を選んで快適に過ごしましょう。
Q夏キャンプにおすすめの服装・コーデ・持ち物
A 夏キャンプを楽しむためには、虫よけ・日焼け止め・サングラス・帽子は必需品。日焼け対策・虫対策の観点でも、男子女子問わずできる限り肌の露出を避けた長袖&長ズボンがおすすめ。日焼け止めはアウトドア向けのSPF30〜/PA++以上のモノを選び、2~3時間ごとに塗り直しましょう。虫よけは衣服の上からもかけるのが効果的。標高が高くなることで大幅に増える紫外線量から目の健康を守るためにも、サングラスは紫外線透過率が低いものを選びましょう。夏キャンプの服装は通気性が良い麻(リネン)素材がおすすめです。
Q夏キャンプの虫対策と虫にさされた場合の対処法
A 水辺の近くでの夏キャンプでは特に蚊やブヨなどの虫が気になるところ。ブヨは綺麗な川に生息し大きさはコバエほど、刺されると蚊よりもかゆいので注意。毛虫の毛針はテープなどで取り除きましょう。マダニに噛まれた場合は自分で取り除くのはNG。取り除こうとして失敗すると、マダニの一部が皮膚の中に残って切開が必要になることもあるので、マダニがついたまま病院へ。水辺に生息するヒルに毒はありませんが、かまれると血が止まりにくいので圧迫しましょう。長袖を着ていても肌が出ているところには注意が必要です。暫くしても痛みや腫れが引かない場合はすぐに病院へ。
Q夏キャンプの注意点を教えて
A 一年で最も日差しや紫外線が強くなる夏キャンプでは、日焼けや熱中症に要注意。子供連れの家族の場合は、親がこまめに日焼け止めを塗ってあげたり、時間を決めて水分補給を行うなど常に気を配りましょう。また夏は虫対策が気になるところ。長ズボンと靴下の間も裾を靴の中に入れるなどの対策が望ましく、蚊やブヨなどに刺されないよう成分に注意して虫よけを選ぶと良いでしょう。川に生息するヒルや毛虫・ムカデは子供の服に潜んでいる場合もあるので、親が充分注意してあげましょう。