乗馬初心者におすすめの服装 季節別(春・夏・秋・冬)ガイド
乗馬に興味はあるけど、服装に厳格なルールがあるのではないかと気おくれする人も多いのでは。
そんな乗馬初心者におすすめの服装について解説します。
乗馬は一年を通して楽しめますが、さまざまな種類があるため、状況や季節によって服装が異なります。
今回は、服装の解説とあわせて全国で楽しめる乗馬体験ツアーもご紹介しますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
乗馬とは?
馬術競技などスポーツとしても知られる「乗馬」は、馬に乗ること全般を指します。
細かく分けると以下の種類があります。
引き馬体験(引き綱乗馬)
引き馬体験とは、スタッフが綱を引いた馬に乗って周辺を散歩するプログラムです。
方向転換などの馬の操作はスタッフが行うため、馬に乗る人がすることは、落ちないように手綱(たづな)をしっかりと握るだけ。
子供から大人まで年齢を問わず乗馬体験ができます。
引き馬は、馬上からの景色を見てみたい人や、乗馬の雰囲気を体感してみたい人など、気軽に乗馬を体験してみたい乗馬初心者におすすめです。
馬場内の乗馬体験
馬場内の乗馬体験とは、乗馬クラブの馬など、前進や停止などの一通りの動きを調教されている馬に1人で乗って楽しむ体験です。
馬に乗る前に、インストラクターから騎乗中の基本や動作の指導を受けるため、初心者でも安心して乗馬体験をすることができます。
自分で馬に指示を与え歩かせて方向転換させたりするほか、慣れてきたら小走りをしてみたりと、馬とコミュニケーションをとりながら乗馬の基本を学ぶことができます。
場外の乗馬体験(外乗)
外乗(がいじょう)は「ホーストレッキング」とも呼ばれ、海岸や山林などの野外で自然を満喫しながら乗馬をすることです。
馬との触れ合いを楽しみ、大自然の開放感や心地よさも味わいながら自由に散策することができます。
外乗は難易度が高い乗馬にはなりますが、インストラクターの指導の下、マンツーマンで外乗ができるツアーや自分のレベルに合わせたコースもあるため、初心者でも安心してチャレンジすることができます。
乗馬の服装
公式の馬術大会は正装で臨まなければなりませんが、アクティビティで楽しむ乗馬では正装をする必要はありません。
乗馬をするにはどんな服が最適なのか、基本的な服装についてみていきましょう。
乗馬基本の服装
- 長袖のシャツ・Tシャツ
- ロングパンツ・キュロット
- 長めの靴下
トップスは長袖のものを選ぶと、虫刺されや日焼け対策にもなります。
ボトムスは、騎乗中の摩擦ですりむいたりしないように、一年を通してロングパンツがおすすめです。
ホーストレッキングなど長時間乗る場合や本格的に乗馬を始める人には、乗馬用キュロットもおすすめです。
乗馬用キュロットは、生地のストレッチや強度が高く、耐久性もあり、内側に滑り止めがついているため、馬上でバランスをとりやすくなります。
乗馬では足元はブーツというイメージが強いですが、短時間の体験であればスニーカーでも大丈夫です。
騎乗中に脱げないスニーカーを選び、足を乗せる鎧(あぶみ)にしっかり靴が引っかかるように、ソール部分にくぼみがあるタイプがおすすめ。
靴下は長めのタイプを選ぶと、肌の保護にもなります。
乗馬でNGの服装
- スカート(女性)
- フードがついたトップス
- 蛍光色など派手な色の服
- サンダル・ヒールがある靴
乗馬用のスカートもありますが、普段履くようなスカートは乗馬には向きません。
パーカなどフードのついたトレーナーも、乗馬中にフードがどこかに引っかかってしまう可能性があるため、避けたほうがいいでしょう。
また、ひらひらした衣類や蛍光色など色味が激しい服は、馬が驚いたり興奮してしまうリスクがあるため避け、なるべく体にピッタリとした装飾の少ないシンプルな服がおすすめです。
サンダルやパンプスなどヒールのある靴も、乗馬には適していないため避けましょう。
乗馬をする際、土汚れなどが衣類に付いてしまうこともあるため、汚れても気にならない服を選ぶと安心です。
【季節別】乗馬服装のポイント
乗馬は年間を通して楽しめるアクティビティのため、季節に合わせた服装が必要です。
次に春・秋、夏、冬、それぞれの季節に適した服装についてご紹介します。
ぜひ乗馬におでかけの際に参考にしてください。
乗馬春・秋の服装
春・秋の季節は、朝夕には寒暖差もありますが、日中は汗ばむほど暖かい日もあります。
着込みすぎず、着脱しやすい服装がおすすめです。
長袖シャツとベストの組み合わせは、保温性がありつつも着ぶくれせず、動きやすさや着脱のしやすさもあります。
厚手の上着は動きが制限されるため、薄手でも温かく、通気性がよいなど機能性の高いウエアを選ぶとよいでしょう。
乗馬夏の服装
野外での乗馬は、暑さで汗を大量にかくため、体力が奪われがちです。
夏の乗馬は、暑さ対策が必要になるため、接触冷感や吸水速乾など、機能性の高い素材で選びましょう。
ポロシャツは肌触りや通気性がよく、夏の野外でも快適に過ごせます。襟付きなら紳士のスポーツである乗馬にもぴったり。
ポロシャツはさらっとした着心地が特徴ですが、吸水速乾やUVなどの機能も豊富なため、コーディネートに取り入れてみるとよいでしょう。
乗馬冬の服装
冬の乗馬は、動きやすさと体を温めるという2つのポイントでの服装選びが必要になります。
一方で着込みすぎると身動きがとりにくくなるうえに、運動で体温が上がれば汗ばむこともあります。
保温性が高く吸水速乾機能のあるインナーやTシャツを重ねるなど、厚着をしないように保温をしましょう。
ベストに中綿ジャケット、薄手のダウンなどのアウターを組み合わせるなど、体温調節ができるように着脱しやすい服装がおすすめです。
指先が冷えると動きも鈍くなりがちなので、手袋もあるとよいでしょう。
乗馬専用の手袋もありますが、滑り止めがついているものや軍手でも大丈夫です。
乗馬の持ち物リスト
乗馬におでかけの際に必要な持ち物についてご紹介。
乗馬に必ず使用するものについては、施設でレンタルができます。
以下では、乗馬を楽しむためにも事前に準備しておくとよい、おでかけアイテムについてご紹介します。
必ず用意したい持ち物/必須アイテム
- タオル
- 水分
- ウエットティッシュ
汗を拭いたりできるタオルは必須アイテム。ハンドタオルやフェイスタオルであれば荷物にもならず、幅広い用途で使えるでしょう。
近くに自動販売機などがない場合もあるため、水分は事前に用意しておくのがおすすめです。
手を拭いたり、汚れを拭き取れるウエットティッシュは手肌を清潔に保つのに役立ちます。
ほかにも、コンタクトを使用している人は、万が一はずれるかもしれないリスクを考えて、替えのメガネやコンタクトを準備しておくと安心です。
あると便利な持ち物/お役立ちグッズ
- 日焼け止め
- 虫よけ
- 着替え
- 軍手
乗馬はほとんどが屋根のない屋外での活動のため、日焼けが気になる人は紫外線対策が必要です。
蚊など、虫の発生が多い季節に乗馬をする場合は、虫よけや虫刺されの薬なども準備しておくとよいでしょう。
服が汚れてしまったり、馬の匂いが衣類についてしまうこともあります。
気になる人は、着替えを用意しておくと安心です。
滑り止めがついている軍手は、手綱が滑りにくく、握る力も入りやすくなります。
ほかにも寒いときの指先の保護にも役立つので、あると便利なアイテムです。
乗馬用の服を買う場所
次に乗馬用の服を購入できる場所を、2ヶ所ご紹介します。
どちらも普段着でも乗馬着としても活用できるウエアが豊富にあるので、服装をそろえる際の参考にしてください。
ワークマン
職人系の服などを扱う作業服専門店「ワークマン」は、作業服だけではなく、メンズ、レディース共にサイズ展開も豊富な、高機能なアウトドアウエアが購入できます。
ストレッチが利いたボトムスやトップス以外にも、透湿防水防寒ジャケットやベストなどが人気です。
ほかにも、防風防寒グローブや乗馬にも使えるブーツなどの小物アイテムも豊富にあるため、乗馬に最適な服装や持ち物をすべてワークマンでそろえることができます。
ユニクロ
日本のファストファッションを代表するブランド「ユニクロ」は、リーズナブルで機能性の高いアイテムが豊富。
幅広い年代にも合わせやすく、軽くて動きやすいウエアが人気です。
「ヒートテック」や「エアリズム」などの高機能素材を使用したトップスやボトムスは、ストレッチが利いているものが多く、着心地もよいため、乗馬にもおすすめです。
軽さと薄さを兼ね備えながらしっかりと防寒、吸湿発散もしてくれるウエアが、子供用から大人用まで種類豊富にそろっています。
乗馬の人気ツアーランキング
乗馬初心者におすすめなのが、引き馬やホーストレッキング体験ができるプランへの参加です。
インストラクターによる指導付きなので、初心者でも乗馬体験ができます。
気軽に体験できるものや、3日間の集中講座に参加してライセンスを取得できる本格的なプランなど、種類も豊富ですので自分に合ったお気に入りのツアーを探してみましょう。
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乗馬は動きやすい服装で楽しもう!
乗馬初心者におすすめの服装選びのポイントなどについて解説しました。
年間を通して楽しめる乗馬は、季節に合った服装選びが大切になります。
上記でご紹介した季節ごとの服装や、リーズナブルに購入できる店舗などで、動きやすい快適な服をそろえて、乗馬を楽しみましょう。
※本記事の内容は2022年12月現在の情報です。