冬キャンプの服装解説!寒さ対策のポイントと選び方
冬のキャンプは、服装などの寒さ対策は必要ですが、夏キャンプにはない魅力がたくさんあります。
本記事では冬キャンプの魅力から、気温別のキャンプ服のポイントとあわせて、冬キャンプの持ち物リストなど、冬のキャンプを楽しむための準備について解説していきます。
冬キャンプの魅力とは?
キャンプは夏のアクティビティだと思っていませんか?
実は冬のキャンプには、夏とは違うたくさんの魅力があります。
冬はキャンプ場がオフシーズンに入るため、人が少なく、キャンプ場の予約も取りやすいです。
虫もほとんどいないため、虫刺されの心配も少なく、キャンプをしてみたいけど虫が苦手という人にはおすすめのシーズンといえるでしょう。
寒い季節だからこそ、焚き火の時間も快適に楽しむことができます。
焚き火で暖をとりながら作った温かい料理や飲み物は格別においしく感じるはずです。
また、冬は空気中の水蒸気が少なくなり大気の透明度が上がるため、星空をより美しく感じることができます。
冬の夜は長く、パチパチと音を立てて燃える焚き火を囲みながらゆっくりと星空を眺められるのは、冬キャンプの大きな魅力といえるでしょう。
冬キャンプの服装を最低気温別に紹介
アウトドアでのレイヤリングの基本は、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーの3つのアイテムを気温によって使い分けることです。
次に冬キャンプに最適な服装を、東京の12月〜2月の最低気温を参考にご紹介します。
冬キャンプ 基本の服装:気温10℃〜15℃未満
最低気温10℃〜15℃未満は、東京では10月〜11月頃に観測される気温。
日中は過ごしやすいですが、朝夕は一気に冷え込むため、温度調節がしやすい服装がおすすめです。
汗をかいたままにしておくと汗冷えにつながるため、インナーは吸水性・速乾性タイプのものを着用しましょう。
トレーナーやフリースは地厚なタイプがおすすめです。
寒暖差が激しいため、上記のアイテム以外にもダウンベストや厚手のストール、レッグウオーマーやネックウオーマーなどもあれば、寒さを感じた際にさっと取り入れられるため便利でしょう。
冬キャンプ 基本の服装:気温5℃〜10℃未満
最低気温5℃〜10℃未満は、東京であれば11月〜12月に観測される気温。
気温が10℃を下回ると、吐く息も白くなり、はっきり寒いと体感できる温度です。
晴れていれば日中は暖かく感じる日もありますが、朝夕はぐっと冷え込むため、ダウンジャケットや厚手のコートは必須アイテムです。
インナーはウール素材のものがおすすめ。吸湿性もあり、体温を一定に保つ効果もあり、快適です。
必要に応じて、手袋やネックウオーマーなどの小物を取り入れながら体温調節をしていきましょう。
冬キャンプ 基本の服装:気温5℃以下
最低気温5℃以下は、東京であれば12月〜2月頃に観測される気温で、厳しい寒さを感じます。
インナーやタイツは厚手のウール素材がおすすめ。軽量で保温性も高いダウンパンツは、下半身を冷えから守ってくれます。
耳まで隠れるニット帽や断熱性の高いソックス、防寒ブーツなど、小物アイテムを取り入れることも快適に過ごすポイントです。
気温5℃以下でのキャンプでは、服装だけの防寒には限界があるため、湯たんぽやカイロなどのアイテムも用意しておくとよいでしょう。
冬キャンプでNGの服装
冬キャンプで効率よく体を温めるには、首、手首、足首の3つの首を冷やさないことです。
Tシャツ1枚のみ、ショートパンツの着用など、薄着で露出が多い服装は、日中の暖かい日であっても体温を奪われてしまうためNGです。
ほかにも寒いからといって、動きにくくなるほど着込みすぎるのもよくありません。
きつすぎる服は血流も悪くなるため、締め付けないようにしましょう。
また、化学繊維を使用したアウターなどは注意が必要です。
化学繊維は火の粉に弱いため、焚き火の火の粉が服に飛んでしまうと穴が空いてしまいます。
キャンプでは表面がコットンなどの燃えにくい素材の服を選び、化学繊維は避けたほうが無難です。
冬キャンプ レディースの服装
防寒も大事ですが、おしゃれも楽しみたいという女性も多いでしょう。
冬のキャンプは保温性など高機能なインナーを選び、着ぶくれしないようなレイヤリングを工夫するのがポイントです。
さまざまなコーディネートの邪魔をしないよう、アウターはシンプルなものがおすすめ。調理や片付けの際、腕をまくりやすいものだと作業もしやすく便利です。
帽子やマフラーなどの小物は、トレンドを意識したものを取り入れると、雰囲気もぐっと変わりますよ。
気温やシチュエーション別に、小物やアイテムを変えながらアウトドアファッションを楽しみましょう。
冬キャンプ メンズの服装
男性は力仕事を任されることも多く、テントの設営や焚き火の準備など服が汚れる機会も多いため、白い服など汚れが目立つ服は避けたほうがよいでしょう。
インナーは、保温性のほかにも吸湿・速乾性に優れたものがおすすめ。
火の粉が飛んでもアウターに穴が開かないための難燃素材(なんねんそざい)のウェアは、さまざまなアウトドアブランドから販売されています。
ウールやコットンなどの天然素材は化繊より燃えにくく、焚き火用のポンチョなど便利なアイテムもあるので、気になる人はチェックしてみましょう。
ボトムと靴のカラーを合わせるなど、ファッションカラーを決め、同系色でまとめるとスタイリッシュに見えるのでおすすめです。
冬キャンプの持ち物リスト
気温の変動が大きい冬のキャンプは、持ち物を厳選し準備をすることが大切です。
冬キャンプを快適に過ごすための防寒グッズから便利アイテムまで、冬キャンプで準備してほしい持ち物リストについてご紹介します。
冬キャンプに必ず用意したい持ち物/必需品
インナーフリースは、寝るときにシュラフだけでは寒いと感じた際に役立つアイテムで、シュラフの中に重ねると温かさが増すため便利です。
シュラフの下に敷くキャンプマットは、5㎝ほどの厚みがあれば地面からの冷えを感じにくいため、購入の際の目安にしましょう。
焚き火で使用する薪は、使用予定の2倍量を用意しておくと安心です。
電源サイトが完備されたキャンプ場であれば、テント内での電気ストーブやホットカーペットの使用も可能ですが、薪や灯油を燃料にする場合は、一酸化炭素中毒の心配もあるため、定期的に換気を行い、一酸化炭素チェッカーを一緒に用意しておきましょう。
冬キャンプにあると便利な持ち物/お役立ちグッズ
ゴム手袋は、洗い物など水を使用する際に用意しておくと便利です。
ガスコンロは、10℃以下になると火力が低下しやすくなります。ガスボンベは寒冷地用のものがおすすめです。
アウトドアコットは、地面からの冷気の影響を受けないため、寒がりな人におすすめ。
寝るとき以外でもベンチや荷物置きなどマルチに使えるため、持っておくと便利です。
小型の手斧ハチェットは、薪を細かくする際に持っておくと便利ですが、斧単体での持ち歩きは法律違反になる場合もあるため、キャンプセットと一緒に保管しておきましょう。
冬キャンプの服を買う場所/おすすめのショップ
各アウトドアブランドではさまざまな高機能なキャンプウェアが販売されていますが、高価なものが多いため、購入をためらってしてしまう人も多いでしょう。
最近はアウトドアでも日常でも着られるコスパのよい服を扱うショップが増えており、なかでも人気なのが「ワークマン」と「ユニクロ」です。
次に、2つのショップで人気のアイテムについて紹介していきます。
ワークマン
「ワークマン」は作業着専門店ですが、最近では「#ワークマン女子」が話題となるなど、メンズ・レディース共にコスパもよく、機能的でおしゃれなアイテムが豊富です。
焚き火で穴があきにくい難燃素材を使用した、アウターなどをはじめとする防寒、防水効果の高いウェアがそろっています。
ワークマンのアイテムはポケットが充実しているという特徴があり、ちょっとした小物の持ち歩きにも便利です。
ワークマンはアウトドアウェアも充実していますが、キャンプギアも扱っているため、初期費用を抑えてそろえることができるのも魅力です。
ユニクロ
日本のファストファッションを代表する「ユニクロ」は、幅広い年代にも対応しているため、家族でコーディネートを楽しめます。
高機能でコスパもよく、「ヒートテック」や「ウルトラライトダウン」などの防寒アイテムが人気です。
防風、保温力も高く、ストレッチが効いているアイテムが多いため着心地がよく、着ぶくれせずにスッキリしたレイヤードを楽しむことができます。
日常でも使えるシンプルなデザインのため、キャンプに興味はあるけど本格的なウェアをそろえるのに不安がある人にもおすすめですよ。
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