加賀温泉 観光 マップ|おすすめスポット&グルメ
石川の南西部、福井との県境にほど近い場所にある「加賀温泉(かがおんせん)」は県内屈指の温泉地です!
今回は加賀温泉と周辺の観光スポット特集です。
紹介する観光スポットは、子供が飽きない(楽しめる)、家族旅行におすすめの場所にフォーカス!
加賀温泉および周辺にある、アクティビティジャパン編集部が厳選したおすすめの観光スポット&グルメスポット&アクティビティを紹介します。
加賀温泉は、2024(令和6)年の能登半島地震の影響をほぼ受けておらず、旅館はおおむね営業中。
石川の観光事業復興を応援する「北陸応援割」は、2024(令和6)3月12日(火)より予約開始。
2024(令和6)年の春は、家族一緒に北陸温泉旅行へ出かけてみてはいかがでしょうか?
加賀温泉とは
加賀温泉は、石川の南西部に点在する「粟津(あわづ)・山代(やましろ)・山中(やまなか)・片山津(かたやまづ)」の4スポットから成る温泉です。
それぞれの温泉地には長い歴史があり、温泉街はもちろん、伝統工芸品や景勝地など見どころが盛りだくさん!
2024(令和6)年3月16日にはJR北陸新幹線・加賀温泉駅が開業し、今後は関東圏からより気軽にアクセスが可能となります。
以下では4つの温泉地それぞれの特徴を解説します。
粟津(あわづ)温泉
加賀温泉の中で最も西、JR粟津駅から見て南西に位置しています。
開湯は、奈良時代にあたる718(養老2)年で、北陸では最古の温泉地として有名です。
温泉宿がそれぞれ自家掘りの源泉を保有しており、各所で新鮮な湯を楽しめるのも楽しみどころのひとつ。どの温泉宿でも、新鮮な湯を楽しめます。
泉質は、無色透明の「硫化塩泉(芒硝泉・ぼうしょうせん)」です。
血行を穏やかに促進させるため、高血圧症をはじめ血液循環に関わる症状に効能を期待できます!
日帰りで粟津温泉を楽しむなら、温泉街中央にある共同浴場「粟津温泉総湯(あわづおんせんそうゆ)」がおすすめですよ。
山代温泉
JR加賀温泉駅の南方に位置しています。
大型の温泉宿が多く、加賀温泉の中で最も観光客でにぎわう温泉地として、全国区で有名。
共同浴場を中心に、輪を描くように広がる温泉街「湯の曲輪(ゆのがわ)」の町並みは、当エリア屈指の人気スポットです!
伝承によれば、開湯は奈良時代にあたる725(神亀2)年。当時の高僧・行基によって発見されたと伝えられています。
泉質は、無色透明の「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉」と「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉」。
どちらの温泉も、関節痛や疲労回復を含む一般適応症に効能が期待できますよ。
山代温泉にある共同浴場は、「総湯(そうゆ)」と「古総湯(こそうゆ)」の2種類。
中でも古総湯は、シャワー等の洗い場を設けない、明治時代の総湯を再現したレトロ温泉スポットとして話題を集めています。
シンプルに温泉だけを楽しむ昔ながらの入浴法「湯浴み」で、思い出深い温泉タイムを満喫してみては?
山中温泉
山中温泉は、山代温泉の近くを流れる大聖寺川(だいしょうじがわ)をさかのぼった山間部に位置しています。
加賀温泉の中で最も山深い場所にあり、町に沿って広がる渓谷「鶴仙渓(かくせんけい)」は、加賀温泉屈指の景勝地として数々の文化人から愛されてきました。
町の中心部にある「ゆげ街道」は、温泉地らしい風情ある町並みで観光客から愛されています。
通りには「山中温泉総湯 菊の湯」や土産ショップに加えて、グルメ・スイーツスポットが豊富。湯めぐりの道中で、食べ歩きを楽しむのにうってつけです。
開湯は山代温泉と同時期とされ、行基によって発見されたと伝えられています。
泉質は、無色透明の「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉」。山代温泉同様、一般適応症への効能が期待できます。
飲泉も可能で、慢性便秘や痛風などに効能があるとされていますよ!
片山津温泉
JR加賀温泉駅の北西、市内最大の潟湖「柴山潟(しばやまがた)」の湖畔に位置しています。
江戸時代初期、柴山潟の湖底に湧く温泉が発見され、明治時代に行われた大規模な埋め立て工事によって人工島が誕生。温泉地としての利用が開始されました。
開湯時期は1877(明治10)年と、加賀温泉の中では最も新しく、時代とともに新たな試みを取り入れながら温泉地として成長し続けています。
泉質は「ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」!
無色透明の湯は、湯冷めしにくく、保湿効果も期待できるとされています。一般適応症にも効能が期待でき、飲泉も可能。
湖畔にたたずむ人気の共同浴場「片山津温泉総湯」には、柴山潟を見渡す「潟の湯(かたのゆ)」と緑豊かな風景を楽しめる「森の湯」、2つの浴槽があります。
風景とともに温泉を楽しみたい温泉ファンは必見ですよ!
以下ではここまで紹介した温泉地も含め、加賀温泉でおすすめのスポットを紹介します!
加賀温泉 観光スポット1|こまつの杜
「こまつの杜」は、日本の建設機械メーカー・コマツが運営する博物館です。JR小松駅前に位置しています。
敷地内には、コマツ製重機の展示のほかに、同社100年の歴史が学べる「わくわくコマツ歴史館」をはじめとする関連施設があります。
コマツが持つ技術を体験できるコーナーや、キッズコーナーのある「わくわくコマツキッズ館」や、ミニショベルの操縦体験(開催日限定)ができる「わくわくコマツ未来館」などなど。子供と一緒に楽しめる・遊べるスポットも充実していますよ!
屋外には、2〜3階建ての建物と同等の大きさを誇る巨大重機「930E」と「PC4000」の実物が展示されており、フォトスポットとして人気を集めています。
2台の重機は、それぞれ実際に運転席に座ることも可能!家族で乗ってして、加賀温泉観光の思い出を作りましょう。
人よりもはるかに大きいタイヤや巨大ショベルカーをバックに、ユニークな家族写真を撮影するのもおすすめですよ!
石川県小松市こまつの杜1
加賀温泉 観光スポット2|月うさぎの里
「月うさぎの里」は、うさぎとの触れ合いや、ものづくり体験を楽しめるテーマパークです。
福井との県境近く、加賀温泉から日本海へと流れる大聖寺川沿いに位置しています。
園内の「うさぎ広場」では、多くのうさぎが放し飼いにされ、抱っこ(土日祝日限定)や餌やりを体験できます。
家族一緒に、モフモフのうさぎたちとのスキンシップを楽しみましょう。
うさぎと触れあった後は、園内でものづくり体験に参加してみては?小物からお菓子まで、多種多様なものづくりメニューがそろっています。
例えば、うさぎデザインの起き上がりこぼしを作る「コロコロうさぎの起き上がりこぼし」や、うさぎ形のお菓子は、子供の思い出としてはもちろん、お土産としてもぴったりですよ。
動物が怖くて触れない子供が一緒に参加できるのも、うれしいポイントです!
また園内のショッピングエリアでは、2千点近いうさぎグッズが販売されています。うさぎ好きorうさぎが好きになった子供と一緒にお土産ショッピングを楽しめますよ。
うさぎ尽くしのひと時を過ごした思い出に、家族でおそろいのグッズを探してみてはいかがでしょうか?
石川県加賀市永井町43-41
加賀温泉 観光スポット3|中谷宇吉郎 雪の科学館
「中谷宇吉郎(なかやうきちろう) 雪の科学館」は、雪や氷に関連した展示を行っている施設です。
片山津温泉近くの淡水湖「柴山潟(しばやまがた)」湖畔、湖を見渡す小高い丘の上に位置しています。
施設名に冠される中谷宇吉郎とは、雪の結晶ができる過程の解明や、世界初の人工雪を作りに成功した物理学者!
館内では当人の研究や功績について学べるほか、さまざまな科学実験の実演を見学できます。
実演内容は、シャボン膜に氷の結晶が発生する様を見られる「ダイヤモンドダストと過冷却⽔の実験」や、中谷宇吉郎発案の技術を応用して人工雪を作り出す「Murai 式 ⼈⼯雪⽣成装置」など、見ていて楽しいものばかり!
「氷のペンダントをつくる実験」では、雪の結晶の形をした氷のペンダントを作成して記念撮影が可能です。
氷でできたペンダントが解けて消えてしまう前に、子供と一緒に旅の思い出のショットを残してみてはいかがでしょうか?
石川県加賀市潮津町イ106
加賀温泉 観光・グルメスポット4|回転寿し処 太平
「回転寿し処 太平(たいへい)」は、リーズナブルな価格で北陸の海の幸を堪能できる寿司屋です。
JR加賀温泉駅の南側、駅の側を走る県道292号線沿いに位置しています。
店内にはL字のカウンター席のほか、個室・座敷・掘りごたつ席を完備。小さい子供を連れた家族旅行中でも、気軽に利用できます。
メニューは、握りのほか、酢の物・焼き物・揚げ物・珍味と、バラエティ豊かな一品料理が盛りだくさん!
ツナマヨ軍艦や唐揚げといった、子供が好きなネタ&料理も用意されていますよ。家族でそれぞれ好きなメニューで、北陸の海の幸を贅沢に満喫しましょう!
平日11時〜14時には、お得なセットや海鮮丼などのランチメニューを注文可能です。
昼時に訪れる際はランチがおすすめですよ。
石川県加賀市作見町ヌ24-1
加賀温泉 観光・グルメスポット5|喫茶 みちくさ
「喫茶 みちくさ」は、加賀温泉で長らく愛されてきた老舗の喫茶店です。JR加賀温泉駅の南側、駅ロータリー沿いに位置しています。
創業年は1974(昭和49)年!2024(令和6)年にはオープン50周年を迎えます。
店内にはどことなく懐かしいレトロな雰囲気が漂い、観光地のにぎわいを忘れてゆったりとコーヒータイムを楽しめます。
ドリンクは、コーヒーや紅茶に加えて、フレッシュジュース・フルーツミルク・フロートまで幅広いラインナップ。
自家製カスタードを使用したプリンやパフェなど、喫茶店らしいスイーツメニューも充実していますよ!
食事処としても人気で、朝は和or洋のモーニング、昼はスパゲティが人気のランチ、週末の夜はバルと、時間帯によって異なるメニュー&楽しみ方ができるのもプラスポイントです。
フードは、フライやカレー、ピラフなど、お子様ランチでおなじみのメニューも多数ラインナップされています。
子供を連れて加賀温泉観光を楽しむ道すがら、休憩はもちろん、食事スポットとして利用するのにもぴったりですよ!
石川県加賀市小菅波町1-55
加賀温泉 観光・グルメスポット6|かがの湯ぷりん 加賀温泉スイーツ
「かがの湯ぷりん」は、加賀温泉オリジナルスイーツを販売するスイーツショップです。
JR加賀温泉駅の南側、駅ロータリーのすぐそば、喫茶みちくさの隣に位置しています。
加賀産の牛乳と卵を使った「かがの湯プリン」は、オリジナルのロゴがあしらわれたカップがかわいらしい人気スイーツ!
味は、シンプルな「カスタードぷりん」のほか、加賀棒茶・イチゴ・かぼちゃなど、さまざまなテイストが用意されていますよ!
8〜9月は「加賀ぶどうぷりん」、10〜11月は「焼き芋ぷりん」と、季節によって異なる限定ぷりんが登場するのも、特徴のひとつ。加賀温泉を訪れた季節ごとに旬の味を堪能するのもおすすめです。
家族で店脇のベンチに座って違う味のプリンをシェアし合う、ほのぼのとした時間を過ごしてみては?
気に入った味わいがあれば、家族用&お土産用に購入しておきましょう。
また店頭限定で、プリンの味がする濃密な泡をトッピングした「泡泡泡ぷりん」が人気です。
繊細な泡を使っているゆえに、泡泡泡プリンの賞味期限は5分!当然ながら、お土産としての購入は不可です。
注文後は素早く受け取り、店頭でしか楽しめない新感覚のプリン体験を楽しみましょう。
石川県加賀市小菅波町1-55
加賀温泉観光マップ
加賀温泉 観光を満喫しよう!
今回は加賀温泉と周辺スポットについて特集しました。
複数の温泉地が密集する加賀温泉一帯には、子供と一緒に遊べる・楽しめるスポットが満載です!
今回の特集を参考に、2024年の春は加賀温泉で、家族一緒に観光を満喫してくださいね。
※本記事の内容は2024年3月現在の情報です。