ダイビング ウェット スーツの選び方を伝授!
今回はダイビング×ウェットスーツを特集!
体温の維持や安全性の確保など、着用することでダイビング中に必要なアシストをしてくれるウェットスーツ。
自分にぴったりのものを選びたいキーアイテムです。
記事内ではダイビング×ウェットスーツの基礎知識や、購入時の選び方について紹介!
楽しく安全なダイビングを楽しむための参考にしていただければ幸いです。
ダイビング ウェット スーツの役割を知る
ダイビングにおけるウェットスーツの役割は主に以下の3つ!
- 身体の体温を保つ
- 浮力を確保する
- 身体を防護する
決して短くない時間、水中に留まることになるダイビングでは、保温効果をもつウェットスーツが冷え・低体温症を防ぐ重要な役割を担います。
水が体温を奪うスピードは空気の20倍〜25倍!
せっかくの楽しいダイビングで体調を崩してしまわないよう、暖かい季節でも油断せずにしっかりとウェットスーツを着用してダイブしましょう。
また、ダイビング中のアクシデントに備えて、一定の浮力を確保してくれるのもウェットスーツの重要なポイント。
加えて、体の自由が利きづらいダイビング中は、意図せず水中の岩肌やとげのある生物との接触などのリスクがつきまといます。
肌の大部分をカバーしてくれる丈夫な素材のウェットスーツを着用していれば、リスクの軽減につながりますよ!
ダイビングをする時期や場所を考える
天候・海況などによりツアーの開催率を左右されやすいダイビングは、スポット選びが重要。
ほかにも、スポットごとに異なるベストシーズンを把握することが大切です。
四方を海に囲まれた島国である日本には、全国各地にダイビングスポットが存在します。
中でも人気なのは、色とりどりの熱帯魚やサンゴ礁が広がる南国の海がある沖縄です!
空港からエントリーポイントまでスムーズに移動できる沖縄本島はもちろん、石垣島や宮古島といった有名リゾート地まで、ダイビングと一緒に観光も楽しめるスポットが盛りだくさん。
沖縄では、水温は一年を通して20℃を下回らないため、ウェットスーツを着用してダイビングを楽しめるシーズンは4〜11月とかなり長めです。
一方、首都圏のある関東一帯では、千葉・館山、神奈川・三浦半島、東京・伊豆大島など、美しい海で知られるスポット周辺でダイビングを楽しめて、週末にふらっと出かけることも可能。
特に静岡・伊豆半島は、関東周辺から多くのダイバーが訪れる人気エリア!
数々のダイビングスポットがひしめく東伊豆、南国を思わせる透明度の高い海が魅力の南伊豆、多様な生物に出会える西伊豆と、同じ半島の中で異なる特徴を持つ海にダイブできます。
本州の海でウェットスーツを着用してダイビングができるシーズンは、水温が20度を超える7月〜10月ごろ!
夏のレジャーシーズン真っ只中のため、ダイビングツアーに参加する人も増加します。
7月上旬は場所によってまだ水が冷たいことがあるため、インナーで調整するのもおすすめです。
ダイビング ウェット スーツの種類を選ぶ
以下では、国内で主流となっている、ダイビング用ウェットスーツの種類を紹介します。
ワンピース(フルスーツ)
ワンピース(フルスーツ)は、1枚のスーツで全身をカバーするウェットスーツです。
長袖・長ズボンが一体となっており、保温性に優れるのはもちろん、頭を覆うフードやインナーを追加すれば、さらに保温性を高めることができます。
有名国内メーカーのものであれば、安価なもので5万円程度で購入できます。
シーガル
シーガルタイプはワンピース同様に上下一体型のウェットスーツです。
ワンピースタイプとの違いは、上半身のパーツが半袖タイプになっている点です。
特に暖かい時期・海ではそのままで、寒いときにはジャケットを追加すれば保温性を高めて長い期間使用することができます。
価格帯はワンピースに比べて安価で、5000円~1万円ほどで安く購入できることが多いようです。
2ピース
2ピースタイプはスーツとジャケット、2つのパーツが分離しているスタイルの総称です。
シーガルタイプや袖のないロングジョンタイプに、ジャケットを別途で購入して合わせるのが一般的です。
温かい海では1枚で、保温性を高めたい場合はジャケットを着用することでさまざまな海でのダイビングに使用可能。
使用できるシーズンが長いためコスパにも優れています。
また、袖の短い・ないスーツにジャケットを羽織るだけで着用できる点も魅力のひとつ。
長く使えるウェットスーツを探している人はもちろん、ウェットスーツを着慣れていないダイビング初心者にもぴったりです。
手元・足元にファスナーが装備されているものもあり、着替え時やトイレの際にスムーズに着脱できますよ!
ジャケットは3万円程度から購入できます。
ダイビング ウェット スーツの素材を選ぶ
以下では、ダイビング用ウェットスーツに使われている素材について紹介します。
裏起毛(ポリエステル中空糸)
主に裏地に使われる素材です。
毛足の長い中空糸が使用されており、スーツ内に水を留まらせることで高い保温性を確保してくれます。
スキン
表地と裏地の両方に使用されるゴム系素材。
水はけに優れているほか、風を通さない特性上、海から上がった後の保温性も高めです。
滑りのいいスムーススキンタイプを裏地に使用すれば、着脱性が向上します。
ジャージ
スキンと同様、表地と裏地の両方に使用される素材です。
ウェットスーツの場合、ゴム系の素材の上にジャージ素材を貼ったものが一般的。
スキンに比べて耐久性・豊富なカラーバリエーションによるファッション性に優れます。
ストレッチジャージ
前述したジャージ素材と同様の特性に加えて、高い伸縮性を確保した素材です。
通常のジャージ素材を使用したスーツに比べて動きやすく、脱ぎ着しやすい点も魅力のひとつ。
快適な着心地を求めている人にもおすすめです。
生地の厚さ&季節を選ぶ
以下では、ダイビング用ウェットスーツの生地の厚さと適した季節、場所について解説します。
3mm
ダイビング用ウェットスーツの中でも一般的な厚さ。
沖縄をはじめとする温暖なリゾート地や、海が温かい季節に着用するのがおすすめです。
2ピーススーツの場合は、保温性能の調整用に3mm生地のジャケットを選ぶと幅広いシーズンに着回すことができますよ。
5mm
3mmと同様に、ダイビング用では一般的な厚さです。
国内の海であれば春夏秋冬、どの季節に着用しても快適にダイビングを楽しめます。
2ピースで5mmのものを探す際は、通年使える5mmのスーツに3mmのジャケットを合わせるタイプがおすすめです。
7mm
前述した2タイプに比べて、より高い保温性能を確保できます。
長時間のダイビングを計画している人や、寒い時期に国内でダイビングを楽しみたい人におすすめです。
生地が厚くなるほど浮力が高まるウェットスーツの特性上、人によっては慣れが必要な場合があります。
ダイビング ウェット スーツを選ぶ注意点&ポイント:フィット感が大切
ダイビング用ウェットスーツを選ぶ際、特に気をつけたいのがフィット感!
ウェットスーツは、手足やファスナー部の隙間から入り込んだ水を体温で温めることで保温を行います。
サイズの大きすぎるものを着用すると、スーツ内側への水の出入りが多くなり、保温性が損なわれてしまいます。
反対に小さすぎるものはスムーズな着脱が困難に。呼吸も苦しくなり、ダイブ中の危険性が高まります。
気持ちよく、そして安全にダイビングを楽しむためにも、しっかりと自分の体にフィットするダイビング用ウェットスーツを選ぶようにしましょう!
ウェットスーツのフィット感で意識したいのは、首・手首・足首の3ヶ所。
3つの首がぴったりフィットしているか、ショップのスタッフに確認してみてくださいね。
ぴったりのサイズがない場合は、オーダーで自分だけのウェットスーツを注文しましょう!
ダイビング ウェットスーツ まとめ
今回はダイビング×ウェットスーツについて特集しました!
ダイビング用ウェットスーツを選ぶ基準は、構造・素材・生地とさまざまです。
今回の特集を参考に、自分にぴったりのウェットスーツを見つけて、楽しく安全なダイビングライフを満喫してくださいね!
※本記事の内容は2024年5月現在の情報です。