組紐の作り方や使い道は?アクセサリー・ブレスレット・ストラップ体験
今回は組紐(くみひも)を特集!
組紐の作り方や、使い道について紹介します。
あわせて組紐を使ったアクセサリーや日用品を作る体験プランもピックアップ!
人気アニメ映画でも話題を集める組紐の魅力や、楽しみ方についてチェックしましょう!
組紐とは
組紐とは、複数本の糸を組み合わせ、束ねて作る紐のことです。
古くは手を使った「手組み」や専用の器具を使用して作られましたが、現代ではオートメーション化された工場で生産されている組紐も存在します。
組紐の伝統的な製法は、奈良時代に大陸から伝来したとされます。
その後、華やかなデザインの組紐が最盛を迎えた鎌倉時代初期以降は、日本各地で動乱が起こったため、生産性や実用性に優れた簡素な紐が好まれるようになりました。
室町時代以降は茶道に取り入れられたほか、武具や帯締めなど日用品にも使用され、今日に至るまでさまざまな製法の組紐が伝統工芸として受け継がれてます。
近年では、大ヒットした劇場アニメ作品の中で、主人公とヒロインを繋ぐキーアイテムとして組紐が登場。
作中でその製法や伝統が美しく描写されたことをきっかけに、人気が急上昇していますよ!
組紐は複数の色の糸を使用し、複雑かつ鮮やかな模様やパターンを作り出すのが特徴。
主な組紐の種類は、断面が四角い「角組(かくぐみ)」、断面が薄く横に広いリボン状の「平組(ひらぐみ)」、断面が丸い「丸組(まるぐみ)」の3種類です。
帯締めなら角組、靴紐なら平組、ブレスレットなら丸組といったように、それぞれ推奨される用途が分かれます。
また、日本の組紐文化は、各地方で独自に発展を遂げたため、土地によって異なる特色を持っているのも重要なポイントです!
以下では国内でも特に有名な組紐の産地と、その特徴について解説します。
伊賀組紐
「伊賀(いが)組紐」は、忍者の里として有名な三重・伊賀エリアで誕生・継承されてきた組紐です。
伊賀組紐の始まりは明治時代。
後述する「東京組紐」を東京で学んだ廣澤徳三郎(ひろざわとくさぶろう)が、地元の三重で開設した組紐工場を皮切りに、固有の産業がなかった周辺地域の主婦の内職として、発達していったとされます。
伊賀組紐の特徴は、仕上がりのツヤと華やかさです。
生糸・絹糸を使って作る組紐は、組み上げられたそれぞれの糸が美しいツヤを放ちます。
使われる糸には金・銀色が取り入れらることも相まって、できあがった組紐はより華やかな印象を与えてくれますよ。
東京組紐
「東京組紐(江戸組紐)」は、主に東京・台東区、杉並区、北区などの都心近辺で生産されている組紐です。
始まりは江戸時代の初期。
幕府が江戸に置かれたことにより、武士の武具・装束などに使われる組紐の需要が高まったことがきっかけとされています。
東京組紐の特徴は、糸が交差する組み目と落ち着いた色みです。
日本古来の「わびさび」を感じさせる仕上がりで、華やかな組紐とはまた違った魅力がありますよ。
【東京・神楽坂】創業360年の伝統の技「組紐体験」組んだ紐はブレスレット・ストラップにできます!駅から徒歩6分!お仕事帰りにも!
お洒落で粋な街、神楽坂で本格的な組紐体験してみませんか。「道明」では、実際にご自身で組紐製作を体験していただくことで、より多くの方に日本の伝統工芸である組紐の美しさや奥深さを感じていただければと組紐体験会を開催しております。体験コースは丸台で奈良組を組んでいただき、組んだ組紐はその場でストラップかブ
京組紐
「京組紐」は、京都市とその東側に位置する宇治市で生産されている組紐です。
京組紐の歴史は平安時代ごろとされ、古くから貴族・皇族が身につける装飾品や、寺社仏閣で使用されるものとして発展・継承されてきました。
京組紐の主な特徴は、複雑なパターンの組み目です。
繊細かつ緻密に組まれた京組紐は、高い剛性・デザイン性を兼ね備えています。
組紐らしい光沢も相まって、より上品な印象を与えてくれますよ。
【京都・二条城北】京撚り房(よりふさ)と京組みひも(組紐)のキーホルダー作り体験!
京撚り房(よりふさ)を使ってキーホルダーを作ります。「君の名は」のように”くみひも”を組みます。ご自分で色糸を2色まで選んで、四つ組を組みます。叶い結びをして、房に付けてキーホルダーに仕上げます。叶い結びとは、組紐の結び方の一種で望みを叶える結び方として、京組紐の分野では昔から使われています。撚り房
【京都・二条城北】W(二重)組みひも(組紐)とパワーストーンのブレスレット作り体験
組みひもとパワーストーンブレスのW(ダブル)バージョンです。1本は組みひもとパワーストーン、1本は組みひものみで2本作れます。パワーストーンは料金内で約14種類、有料追加で約20種類から3個選べます。金具は、フック式、ニューホック(有料)、磁石(有料)、マンテル(有料)の4種類から選べます。サイズは
組紐の作り方
組紐は、必要な道具がそろったキットを購入すれば、自宅でも作ることが可能です。
しかし初心者や自信がない人は、後述する組紐作り体験に参加するのがおすすめ!
体験の際は、専用器具がそろった状態で、プロの指導を受けられますよ。
自宅で比較的簡単に作れるのは、4本の糸を使った組紐です。
以下では4本の組紐の、ざっくりとした作り方について解説します。
重要なポイントとして、4本の組紐を作成する際には「組紐ディスク」が必要になります。
組紐ディスクは、中央に穴が空いた丸い板の縁に等間隔で切れ込みが入った組紐作り専用のアイテムです。
ディスクは市販されているものを購入するか、食品トレーを加工すれば、組紐作りに使用できますよ。
- 4本の糸をディスク中央の穴に通し、片側を束ねて玉結びにして固定する
- もう片側に出ている4本の糸を、十字になるように、それぞれ切れ込みに引っ掛ける
- 右の糸を下の糸の左隣の切れ込みに移動
- 下の糸は左の糸の左隣の切れ込みに移動
- 左の糸は上の糸の左隣の切れ込みに移動
- 上の糸は4本の糸が十字を描く位置の切れ込みに移動
- ディスク裏ので束ねた糸を引っ張り、形を整えたら3〜6の工程を繰り返す
- 端の処理は、フリンジやビーズといった装飾品で束ねるとGOOD
よりカラフルに仕上げたい場合は、7本の糸を使った組紐がおすすめです。似たような作り方で作成できます。
以下は7本の組紐の作り方です。
- 前述の2の工程で4本の糸を十字にセットした後、もう3本の糸を「ト」の形にセット
- 糸の配色は同系色を向かい合わせにするとGOOD
- それぞれの糸を順番に、2つ左隣の切れ込みに移動させる
- 以後は4本の組紐の作り方と同じ
まずは工程がシンプルな4本の糸で作ってから、7本の糸でよりカラフルな色使いに挑戦してみることをおすすめします!
組紐の使い道は?
かつての組紐は、仏具や武具の装飾品に始まり、装束・家具などの生活用品にも使用されてきました。
明治維新後は生活用品としての需要がメインとなり、現代では主に和装の帯締めやネックレス、ブレスレット、髪飾りなどアクセサリーとして幅広く活用されています。
和風なデザインの組紐は、浴衣や着物などの和装に合わせるのに最適!
普段のファッションに取り入れるのはもちろん、キーホルダーやストラップなど鍵やバッグに付けるワンポイントアイテムとしてもおすすめですよ!
組紐 おすすめアクセサリー体験プラン
組紐を普段のファッションに取り入れるなら、組紐を使ったアクセサリーがおすすめです。
和の情緒があふれる組紐アクセサリーなら、浴衣や着物に合わせるのにもぴったりですよ。
お好みのアクセサリーが作れる体験を選んで予約してみてくださいね。
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福岡では数少ない組紐教室です。人気映画で話題になった”組紐(くみひも)”を福岡市赤坂で体験できます♪桜の丸台を使って、色はバリエーション豊富な組み合わせの中から選ぶことができます。糸は「絹」を使っているので本格的なものが作れます♪組んだ作品は後日郵送でお送りいたします別途郵送料がかかります。 (
組紐 おすすめブレスレット体験プラン
組紐を常に身に付けておくなら、ブレスレットタイプがおすすめ!
パワーストーンなどの装飾品と合わせた、雅なデザインを楽しめますよ。
使える色やパワーストーンを確認しつつ、気になる体験を予約して、自分だけのオリジナル組紐ブレスレットを作りましょう。
【京都・二条城北】パワーストーンと京組みひも(組紐)のブレスレット(アンクレットも可)作り体験
組みひもブレスレットとパワーストーンがコラボレートした世界で一つのブレスレット(アンクレットにもできます。)作り体験です。組みひもは、映画で出てきた丸台という台で四津組みを組みます。パワーストーンは約15種類の中から3個選んでいただけます。有料追加(1個200円もしくは300円)で約30種類になりま
【京都・二条城北】W(二重)組みひも(組紐)とパワーストーンのブレスレット作り体験
組みひもとパワーストーンブレスのW(ダブル)バージョンです。1本は組みひもとパワーストーン、1本は組みひものみで2本作れます。パワーストーンは料金内で約14種類、有料追加で約20種類から3個選べます。金具は、フック式、ニューホック(有料)、磁石(有料)、マンテル(有料)の4種類から選べます。サイズは
組紐 おすすめストラップ体験プラン
組紐を日常的なシーンでに身につけるなら、手軽なストラップタイプがおすすめ。
バッグ・財布・鍵・スマートフォンなど、日常で使うさまざまなものを引き立てるアクセントにも最適です!
予約する体験によって完成品の雰囲気や形が異なるので、気に入った形の組紐ストラップが作れるプランを見つけて予約してみてください!
【京都・北区】組み紐づくり体験~日本の伝統工芸「組み紐」でストラップづくり!北野白梅町駅から徒歩4分
組み紐ストラップを作る体験プランです。1本作るプランは1時間、2本作るプランは1時間30分ほどです。玉に巻かれた絹糸の中からお好みの色を選び組紐台にセットします。決められた組み方に従って間違えないように組んでいくと、選んだ色の糸が組み合わさり美しい組み紐が出来上がります。その組み紐を使ってストラップ
【福岡 伝統工芸体験】 組紐体験でオリジナルストラップをつくろう!【お茶菓子つきプラン】
福岡では数少ない組紐教室で、組みひも体験ができます。人気アニメ映画でも話題になった組みひもで自分だけのオリジナルストラップをつくりましょう。糸は「絹」を使っているので本格的なものが作れます。桜の丸台を使って、バリエーション豊富な組み合わせの中から選ぶことができますので、自分の好みにあったオリジナル作
組紐を作ってみよう!
今回は組紐について特集しました!
長い時間をかけて日本の文化として根付いてきた組紐は、現代でもさまざまな楽しみ方・使い道があります。
ぜひ今回の特集を参考に、自分だけの組紐作りに挑戦してみてくださいね!
※本記事の内容は2023年9月現在の情報です。