《2019年最新版》長崎・五島列島観光おすすめグルメ・レジャースポットランキングBEST10

「九州本土で最後に夕陽が沈むところ」として、九州本土最西端に位置し、東シナ海の荒海に面している大瀬崎灯台。明治12年12月15日に初点灯しました。英国人R・プラトンの設計と言われています。現在のものは昭和46年に改築したもので、初代灯台の一部は東京・お台場の船の科学館に展示されています。激しい風や波に打ちひしがれて浸食された断崖絶壁が作り出す壮大な風景は圧巻。海に突き出た場所に立つ白い灯台は青い海とのコントラストが美しく、近海を航行する船の道しるべとなっています。灯台には展望台と展望デッキがあり、それぞれに迫力ある風景を楽しむことができます。晴れた日には展望台から男女群島も見えます。現在のものは昭和46年に改築したもので、光力は3,700カンデラ光達距離は約22kmにもおよぶ日本屈指の灯台です。

全国的にも極めて珍しい石造りの教会、頭ヶ島天主堂（新上五島町東部）。2001年に国の重要文化財に指定されました。新上五島町出身の建築士・鉄川与助による設計で、約10年の歳月をかけ大正6年（1917）に完成、2年後に祝別・献堂された教会です。石は地元の砂岩で作られており、石積みなどに地元の信者もかかわっていたと言われています。堂内は天井や壁面などに花柄の装飾が施され華やいだ雰囲気があります。海辺にはキリシタン墓地があり、毎年5月初旬から下旬にかけて、信者の人々が植え育てたマツバギクという鮮やかなピンク色の花が一面に咲きます。

日本における教会建築の父・鉄川 与助による設計で、クリーム色の外壁や水色の窓枠がかわいらしい木造教会の江上天主堂。1881年、西彼杵郡などより移住した4家族が洗礼を受けて教会がはじまり、1918年に50戸あまりの信徒が共同として地引網で資金をつくり、現教会を建てました。手描きの木目の柱や手描きされた花の絵の窓ガラスから、信徒の献身的な姿を見ることができます。ロマネスク様式で、外部も室内も簡素で、すっきりした構造をしており、日本に定着した木造の様式的教会建築の定型的な姿をしています。国指定重要文化財で、世界遺産暫定リストに登録され、観光名所となっています。

白崎岬の洞窟（奥行き50m、幅5mのT字型）にキリシタン洞窟はあります。明治初期、「五島崩れ」の際にキリシタン信徒探索は、ますます厳しくなり、信徒は人里離れた山中や、岩陰洞窟などに身を潜め、信仰を守り抜いていました。島のキリシタン先達である山下与之助は、他のキリシタンとともに、危険が迫ると食料を持ち寄って密かにこの洞窟に隠れ、難を逃れていました。ある日の早朝、沖を通る漁船が、洞窟から出る煙を見つけ、代官に報告。たちまち隠れキリシタンたちは捕らえられ、自白を強要されました。鎮魂の願いを込めて洞窟入口に建立された、洞窟入り口に十字架とともにある「平和のキリスト像」が見られます。もともと「見つかりにくい」ことを目的にしていた場所ですので、海上タクシーや小型船のチャーターが必要です。ツアーもおすすめです。

西の海上に嵯峨島を望み、緑に囲まれた白銀色の砂浜と澄みきった綺麗な海で知られる、高浜海水浴場。新観光百選・日本の渚百選・日本の道百選・日本の水浴場88選に選ばれました。海水浴場としての環境やビーチハウス等も整備され、島内はもとより、絶景スポットとして県内外からの行楽客で賑わいます。魚藍観音展望所からの景色も素晴らしく、絶景を満喫できます♫ドライブコースの一つにいかがでしょうか。

明治6年(1873)の禁教令解禁後、五島に初めて建てられた堂崎天主堂。（明治13年創建、明治40年改築）五島のシンボル的教会で、二十六聖人の一人、ヨハネ五島を記念して創立されました。建築の際には資材の一部がイタリアから運ばれ、赤レンガのゴシック様式天主堂内は木造で色ガラス窓、コウモリ天井などの教会堂建築で、キリスト教弾圧時代の資料が展示されています。1974年に県の有形文化財に指定されました。堂崎天主堂キリシタン資料館から歩いて２分ほどの入江にある堂崎民俗資料館もおすすめです。奥浦町のキリシタンの生活の歴史を垣間見ることができ、十字型が焼き込まれた食器、どんざと呼ばれる布補強された刺し子のような衣類、鋤や手動の脱穀機など農耕具などが展示されています。

五島列島南部の久賀島にある、旧五輪教会堂。1881年建立の旧浜脇教会が1931年の建替えのとき、五輪地区に移築しました。旧教会が老朽化で解体される寸前、島内の仏教徒の助言によって価値が再確認され、五島市に移譲される事になり文化財として保存されました。この地区は久賀島の中でいまだに直接車で行くことができない孤島の中の孤島。アクセスは福江港から船で20分。田ノ浦港からタクシー40分、それから徒歩15分と大変ですが、たどり着いた時の感動はひとしおです。現在は教会として使われていないので内部の写真撮影が可能となっています。

旧福江市制施行35周年を記念して建設された、五島観光歴史資料館。昭和62年から着工され、平成元年11月12日石田城跡に開館しました。館内は、隠れキリシタンの資料や潜伏時代のキリシタンの資料などを紹介するほか、旧五輪教会堂のステンドグラスや細石流ざざれ教会のオルガンなども展示しています。また、旧石器時代、縄文時代、弥生時代など遺跡からの出土物のほか、五島の自然、風俗や祭りなどのコーナーもあり、五島列島に古くから伝わるバラモン凧も見られます。入館料は一般300円です。

大村藩からの移住キリシタンが潜伏し、五島藩が塩造りの竈場で働せたという地区。1897年建立のレンガ造教会が台風で倒壊し、1988年にコンクリート造の現教会となりました。1865年の大浦天主堂での信徒発見の7年前、フランスのルルド（霊泉地）で聖母出現があったとのこと。当時の五島列島司牧の責任者ペルー神父は、1891年、バチカンにこのルルドの洞窟が再現されたと聞き、五島の信徒に呼びかけて島内の奇岩・珍石を集め、1899年、日本で最初のルルドを作りました。この霊水を飲むと病が治ると言われ、日本全国の信者の聖地となっています。

福江島のシンボル的存在の山、鬼岳。標高は315メートルで山全体が芝生に覆われて美しいグリーン色をしています。アクセスは福江港から車で約15分。尾根伝いの展望ポイントからは福江の街並みや隣の新上五島町まで見渡すことができ、晩夏にはコオニユリ、秋にはリンドウなどの植物にも出会えます。夜は空いっぱいに星空が広がります☆

さて、皆様にランキング形式でご紹介させていただきましたがいかがでしょうか？福江を中心にしたランキングでは紹介しきれませんでしたが、五島の北部にあたる宇久島、野崎島（無人島で旧野首教会があります）、小値賀島もおすすめです。福江からさらに足を伸ばして前島や奈留島へ行くのもまた違った五島列島の楽しみ方ができるでしょう。軍艦島と五島列島のセットのツアーもおすすめです。住所や電話番号をはじめ、定休日や営業時間、入館料やご予約などは事前に該当のホームページやお電話にてご確認ください。また、教会に観光目的で訪れる際はマナーを守りましょう。ミサの時間などは入館できないこともありますのでご承知ください。そしてホテルや旅館のご予約はお早めに。皆さんの五島列島観光がより一層充実したものになりますように☆