《2019年最新版》熊本・人吉観光おすすめグルメ・レジャースポットランキングBEST10

人吉市麓町にある平山城跡は、現在では『人吉城』と呼ばれています。鎌倉時代に源頼朝に仕えた相良長頼が地頭として人吉荘へ赴任後、長く在城していた名城です。江戸時代には人吉藩の藩庁でもありました。 国指定史跡だけあって、とても立派な城跡です。「武者返し」と呼ばれる突出部分や、川から水運するために使われていた門『水ノ手門跡』なども見ることができます。また、旧相良清兵衛屋敷内に開館した『人吉城歴史館』で、井戸を備えたとても珍しい地下遺構を見学できます。"川の城"と呼称される珍しい造りなので、お城巡りにハマっている人には新鮮に感じるのではないでしょうか。

九州山地から川辺川などの多くの支川が流れ込み、人吉盆地を貫流している『球磨川』。九州で3番目の長さとなっている熊本県最大の一級河川です。険しい山々の間を流れてくることから、最上川・富士川が含まれる日本三大急流のひとつとして有名です。 そんな有名な急流で、なんと！リバーアクティビティ体験を楽しむことができるのです。 100年以上の歴史がある『球磨川下り』は、木船で下るアクティビティです。大小の荒波や巨岩の中を、船頭の巧みな舵さばきですり抜けていきます。 また、激しい川でゴムボートに乗り、プロインストラクターと一緒に下る『ラフティング』も出来るようです。九州唯一のラフティングスポットとしても知られている球磨川では、大自然の中を普段体験できない楽しさを感じられます。女子旅、家族旅行、男旅問わず、アクティビティ好きなら最適なプランですね♪

平安時代初期、806年に建てられたとされている『青井阿蘇神社』。名前の由来は阿蘇の地名からですが、阿蘇から遠く離れた球磨地方の守り神と伝えられています。 社殿周辺の蓮池が美しく、6月から7月には蓮が見頃でお散歩道には最適です。白い花が咲く時期には、初夏を感じる景色へと変貌します。蓮池近辺には桜並木もあり、3月には桜が満開となります。 この『青井阿蘇神社』には独特の様式があります。鳥居を抜けて階段を上がると、楼門があり、この地方ならではの文化は目立ちます。軒下へ嵌め込まれた鬼面、龍の絵が描かれている天井など、見ごたえのある様式です。この手法は地名を取り、「人吉様式」と名付けられました。参拝客や人吉の地に住む人たちにとっては、パワースポットとされています。特に、試験合格や事業成就などがご利益とされているようです。

人吉地方は、数多く現存する歴史的文化遺産だけが魅力ではありません。昭和の風情が色濃く残る温泉施設が点在していることも、湯治の観光客を集めるポイントです。 昭和レトロ感の溢れた人吉温泉には、旅館はもちろん、立ち寄り湯などもたくさん存在しています。お手軽にゆっくり温泉へ浸かって癒しを得るにはピッタリの地域です。 基本的に昭和の時代に創業された旅館が多く、当時の風情や景観をそのまま残してくれているため、温泉に入る前から歴史を感じることができます。泉質は源泉によって色々ですが、美肌の湯と絶賛される上質な温泉が多いです。女性は必見ですよ！

『永国寺』は、室町時代初期の1408年に実底和尚による開山で創立されました。別名『幽霊寺』とも呼ばれていることでも有名です。 さて、何故『幽霊寺』と呼ばれているのか･･･。これは、実底和尚が描いたとされる『幽霊の掛軸』から由来されています。展示されている掛け軸はレプリカですが、今まで伝わっている不思議な逸話が様々にある模様です。「西南戦争時に永国寺が全焼した際、何故か掛け軸だけは不思議と焼け残った」とか、「幽霊祭りが開催された日の深夜に幽霊の姿が消えていた」など･･･。 都市伝説や怪談話が好きな方は、是非とも一度掛け軸を見に行ってみてはいかがでしょうか。

昭和48年(1973年)に発見された鍾乳洞『球泉洞』は、4.8kmという長さを誇る九州最大の鍾乳洞です。約3億年前に海底の石灰岩層が隆起して、この鍾乳洞が出来たと推測されています。 独自の生態系を持つ『球泉洞』では、様々な洞穴生物が生息しています。また、2万匹以上のコウモリが生息されているとされ、夜になると鍾乳洞から外へ飛び出てくるそうです。 鍾乳洞の中は石筍や天然橋、さらに炭酸カルシウムの結晶で出来たリムストーンなど、3億年の歳月をかけて自然が作り出した芸術作品を冒険しながら見ることができます。

城下町だった頃の面影や風情が残る『鍛冶屋町』は、人吉市内の中心部の地域です。この場所は別名『鍛冶屋町通り』とも呼ばれていて、石畳でできた落ち着いた道となっています。相良藩時代には多くの鍛冶屋が住んでいたこともあり、職人の町として名が通っています。当時は66軒もの鍛冶屋があったようで、現在でも白壁の商家や工房が立ち並んでいます。鍛冶屋の他にも、古民家を利用した味噌や醤油の蔵元、洋食店、茶屋、土産処などが営業しています。 往時にタイムスリップしたかのような情緒を楽しめる『鍛冶屋町通り』の散策は、お土産探しにもおすすめですよ♪

『SL人吉』は、JR九州が運行している蒸気機関車の臨時快速列車です。毎年3月から11月までの金・土・日・祝日と夏休み期間中に、1日1往復限定での運行となっています。 このSL、何が凄いと言うと･･･なんと！現役の蒸気機関車の中で日本最古なのです！量産された日本初のSLで『ハチロク』という愛称で当時人気でした。 現在は鹿児島本線と肥薩線の熊本駅から人吉駅間を運行しています。"レトロ和モダン"をイメージした車両となっていて、展望ラウンジやビュッフェなども設置されています。車窓から覗ける球磨川や美しい田園風景、汽車と汽笛の音、それらは、旅の思い出にアクセントを添えてくれます。電車マニアはもちろん、SLに乗ったことのない人にもオススメです！

歴史を感じる観光にとっても相応しい『人吉クラフトパーク石野公園』は、修学旅行や団体旅行、家族旅行で利用できる観光スポットです。物産館やキャンプ場、展望所や遊具など、多目的な遊び方ができます。レンタサイクルも行っているので、自転車で観光地巡りしたい方にも最適です。また、物産館には人吉・球磨の郷土品やお土産を販売しています。 伝統文化工芸館で人吉・球磨の伝統工芸品や郷土玩具を展示していること以外にも、この公園には大きな注目ポイントがあります。実は園内に、様々な工芸の手作り体験ができる学習型施設が揃っているのです！民工芸館では、郷土玩具の制作体験。鍛冶館では、鍛冶製品の製造体験。硝子工房では、クラフトガラス体験。木工館では、木工製品の制作体験。導遊館では、革製品や革小物の制作体験。陶芸館では、陶芸品の制作体験。このように、本当に多くの手作り体験ができる施設なので、毎年多くの人が訪れているようです。 ちなみに、日本庭園を持つ茶室で表千家のお茶を楽しめたり、焼酎館で人吉球磨を代表する『球磨焼酎』の製造方法を学ぶことができます。 旅の思い出作りや人吉・球磨ならではのお土産を手に入れるには、最も適している『人吉クラフトパーク石野公園』。是非1度立ち寄ってみてください！

鎌倉時代から明治維新まで、人吉・球磨を治めた相良氏。その相良氏の菩提寺が、この『願成寺』です。江戸時代、人吉・球磨の諸寺院を束ねていた格式の高い寺院だったそうです。 国の重要文化財に指定されている木造の『阿弥陀如来坐像』が本尊で、平安時代後期に作られたと伝えられています。また、県の重要文化財に指定されている『不動明王像』や石造の七重塔の他、 多くの寺宝を所蔵しています。本堂の裏には、相良家の壮観な大名家墓地が広がっています。相良家の初代から37代まで、歴代藩主や一族の墓が並ぶ場所です。五輪塔を中心に約250基の墓が配置されていて、見事な造形美です。 願成寺の近くには、かけ流し温泉『願成寺温泉』があります。地元のお客さんから愛されているアットホームな温泉なので、訪問の際はお湯で癒されましょう♪

いかがだったでしょうか。相良700年の歴史を持つ日本遺産『人吉球磨』が目玉の人吉市には、たくさんの見どころがあるようです。空気や水が綺麗なことでも知られているので、地元名物の郷土料理なども味わいが深くなることでしょう。また、人吉が育んだ銘酒『球磨焼酎』は、お酒が好きなファンが多い代物です。 球磨川沿いや城下町で情緒深い歩き、歴史を感じ、温泉で身体を癒す･･･。この三拍子は、きっとあなたに明日への活力を与えてくれるはずです。是非、人吉へ遊びに行ってみましょう！