【香川・善通寺】日本仏教界の偉人・空海と円珍ゆかりの寺で、自分だけの「香り袋」づくり体験

【まちまるごとカスタマイズ型体験ミュージアム】
日本人であれば誰もが知る日本仏教界の偉人・弘法大師空海の御誕生地である香川県善通寺市。1250年前に生まれた空海は、故郷四国の雄大な自然の中で修行を行い、悟りを開きました。活躍した時代から1200年以上が経った今もなお、空海を慕う多くの参拝客が世界各地から訪れ、彼が遺した巡礼の道を辿ります。
善通寺市内にある空海ゆかりの5つの寺院では、曼荼羅寺ー触覚、出釋迦寺ー視覚、甲山寺ー聴覚、善通寺ー味覚、金倉寺ー嗅覚をテーマに、自分自身と向き合い五感を磨く体験コンテンツをご用意。
地域住民が巡礼客をもてなす“お接待”の文化が根付く市街地では、地域の伝統工芸や郷土料理を楽しむ体験などをご用意しています。
自然と信仰が身近にあり、飾り気のないありのままの暮らしが垣間見える善通寺市はまさに街全体が体験ミュージアム！
古来から人々が大切に温めてきた文化に触れながら、オーセンティックな日本を感じてみませんか。

〇金倉寺について
天台宗の寺院でありながら、真言宗の開祖・空海ゆかりの88寺からなる「四国八十八ヶ所霊場」に数えられる『金倉寺』。空海の甥であり天台宗の高僧として歴史に名を残す円珍のご誕生所であり、智証大師（円珍）像とともに弘法大師（空海）像を安置しています。地域住民からは「おかるてんさん」の愛称で親しまれる訶梨帝母（仏教徒を守護する女神）も祀られています。訶梨帝母は左手に子供を抱え、右手には子孫繁栄の象徴である柘榴を持っていることから、子授けや安産、子供や女性の守り神として信仰されてきました。

〇旅の記憶を呼び覚ます、自分だけの香りをお土産にー
金倉寺では、一般公開していない特別室で、香袋づくりを体験いただけます。

僧侶が身を清めるために使用する塗香や、寺院で焚く線香など、仏教には欠かせない存在である“香り”。
金倉寺では訶梨帝母に由来して特別につくられた柘榴のお香の香りが親しまれています。

僧侶と合香師による各香料の解説を聴きながら、1種類ずつ香りをテイスティングし、好みの調合を行います。

香りのベースは、金倉寺のシンボルである「柘榴」もしくは、仏教のシンボルである「蓮」の香りをお好みに応じてお選びいただけます。一つ一つの香りの効能や意味を知りながら、今から120年ほど前、大日本帝国陸軍第11師団を率いた名将・乃木希典将軍が宿舎としていた客殿を特別に使用します。錦鯉が泳ぐ美しい庭に面した居室には、乃木将軍ゆかりの品々が今も大切に保管されており、ゆかりの品と併せて見事な龍の天井絵や虎の襖絵などもご覧いただけます。

〜体験の流れ〜
・境内案内：約30分
・香袋づくり体験：約1時間30分

煎茶とお茶菓子のおもてなしをいたします。茶の香りで嗅覚をリフレッシュしながらお楽しみいただけます。