シュノーケリング事故の原因は?安全に体験するために
毎年、ニュースになるシュノーケリング事故。
今回は、事故に遭わず(もしくは事故を起こさず)安全にシュノーケリングを楽しむために、「沖縄 青の洞窟専門店 ブルーオーシャン」の代表・早川 毅さんに話をうかがいました。
シュノーケリング事故が起こる原因
シュノーケリング事故の発生原因の多くは、以下のようなものが挙げられます。
- 年齢
- 体調不良
- 病歴による事故
- 持病(高血圧、心不全、脳梗塞、心筋梗塞、てんかんなど)
- 海水の誤飲
- ポイント(場所)のチョイスミスによる事故
- サンゴや魚、危険生物への知識不足
- レンタルカメラや、携帯電話の紛失
健康で体調に問題ない人であれば、年齢を問わず、シニアでもシュノーケリングは楽しめます。ただし、事前に健康診断を受けておくと安心です。
寝不足や二日酔いなどによる体調不良も、海で行うシュノーケリングには厳禁。体調を整えておかないと、事故の可能性が高まるので注意が必要です。
現在・過去ともに病歴がある場合、体調が急変することもあるため、注意が必要です。持病(高血圧、心不全、脳梗塞、心筋梗塞、てんかんなど)のある人は、事故に遭う危険性が高くなります。病歴や持病がある人はシュノーケリングをする前に、医師に相談してください。
また、体調管理に起因する以外にも、写真を撮影するためにマスクを外し、海水が入ってきたためにパニックになりおぼれてしまったというケースも見られます。
ポイント(場所)のチョイスミスによる事故や、サンゴや魚の知識不足により危険生物に触れてしまう、レンタルカメラや携帯電話を紛失し、探す過程で事故につながってしまうケースなどもあります。
シュノーケリング事故を起こさないための注意点
シュノーケリングをする際には、必ず前もって誰かに海へ行くことを伝えます。
そして、必ず複数人で行きましょう。シュノーケリングに1人で行くと、事故に遭っても誰にも気づかれないので危険です。遭難した場合を考えておくことも大切です。
ポイント(場所)のルールを事前に確認し、過去にどんな事故があったかを調べておくとよいでしょう。
シュノーケリングは、波に乗ってプカプカ浮きながら水中の景色を楽しむマリンスポーツ。
乗り物などに酔いやすい人は、波酔いする可能性もあります。ボートに乗らない場合でも酔い止めを飲んでおくのがおすすめです。
場所(ポイント)の選び方について
自分以外にも、ほかの人もいる海域やビーチ、陸上に比較的近い場所などを選ぶようにしましょう。有名なポイントを選択するとよいと思います。
当日は海洋状況(海の風向、波高、天気、海流など)を必ず確認してください。自分のスキルで行ける安全な海況なのか、ほかの遊泳者がいる状況なのか、把握しておくようにしましょう。
装備について
シュノーケリングの基本的な装備は以下です。
- 水着
- ライフジャケット
- ウェットスーツ
- フィン
- シュノーケルマスク
装備に劣化や故障、不備がないか、事前に必ず確認するようにしましょう。
装備は、選ぶサイズも大切です。大きすぎると水が入ってきたり、外れたりして集中できません。また小さすぎると体などを締め付けすぎて気分が悪くなることも。
大きすぎず、小さすぎず、自分のサイズに合ったものを選ぶようにします。
また、十分な浮力の確保ができる浮き具の準備や、緊急連絡用に携帯電話やスマートフォンを防水ケースに入れて持っていくと良いでしょう。
初心者でも経験者でも、装備や器具の使い方を十分に把握していることがとても大切です。「使用方法を十分に知っている」と思っても、シュノーケリング前にあらためて確認するようにしましょう。
危険生物
海の生物には触れない、近づかないことが大切。目視しにくいクラゲなどに気づかないうちに刺されてしまうこともあるため、特に注意が必要です。
事前にその海域に生息する生き物や、シーズンで発生する危険生物(ハブクラゲなど)を調べておきましょう。
毒を持っているような危険生物の特徴を把握し、きちんと知ることはとても大切です。
また、ラッシュガードやウェットスーツを着用する、ブーツを履くなど、肌の露出を避けるようにしましょう。
天候
当日の波高、風速の予報などを事前にインターネットで調べておきます。台風時や無理な天候時には実施しないようにしましょう。
また、急な天候の変化(前線の通過)などがないか、波のうねりの高さ、潮の満ち引きの時間を把握しておきます。
天気予報の確認もそうですが、ポイントに着いた際に目視で確認することも大切。
海の気象状況は変わりやすいものです。予報を見て「大丈夫だ」と思っていても、現地に行き、目視で確認して難しいと感じたら、無理をせずに中止するようにしましょう。
体調管理
寝不足、二日酔いなど、体調が万全でない時には、シュノーケリングは中止・延期してください。体調が万全でないのにシュノーケリングに参加すると、事故が起きやすくなります。
また、普段あまり体を動かさない人など運動不足の人は要注意。シュノーケリング中には、足がつりやすくなります。シュノーケリングを体験する前に、少しずつ体を動かして慣れておくのがおすすめ。
薬の服用の有無も大切。酔い止めなど、シュノーケリングをする前に飲んでおいたほうがいい薬も一部ありますが、それ以外の薬の場合、服用後に眠くなるなど体調が変化することもあります。
薬を服用した場合は、シュノーケリングは避けましょう。
シュノーケリングツアーについて
シュノーケリングツアーに参加する安全性
シュノーケリングツアーには、インストラクターが同行します。
インストラクターは、海に詳しく、安全な場所や危険な場所を知っています。
インストラクターは海況判断ができるため、事前に実施するか、ツアー中に中止するか、などの判断を適切に行うことができます。
また、インストラクターは事故など緊急時の講習を受けているため、事故が起きた場合も迅速・適切に対応することが可能。何かあった時には救助してくれます。
ツアー参加していても事故が起こる原因
シュノーケリングツアーに参加していても事故が起こるケースはあります。
事故の原因には、以下のようなものが挙げます。
まず、事業者側の運営体制に問題がある場合があります。
ゲストの参加人数に対してインストラクターの人数が非常に少ない、経験不足のインストラクターを採用しているなど。そもそも未資格のインストラクターを採用しているケースもあります。それが、ゲストの監視不足へとつながる場合があります。
また、参加者の病歴を知った上で参加容認をしていても、不慮の事故につながってしまうケースもあります。
ほかにも、インストラクターによる海況判断のミス、ライフジャケットなどの装備の浮力確保のミスなど、事業者に起因する事故の多くはヒューマンエラーが原因です。
私たち「ブルーオーシャン」が専門としている沖縄・恩納村の青の洞窟では、特に「実店舗を持っている事業者か」をチェックしてください。
2022(令和4)年10月から真栄田岬公営駐車場での露店営業が禁止になっています。つまり、店舗を持たずに営業するのは違法です。
店舗外で金銭のやりとりが発生するツアーも、違法行為になるので注意が必要です。
事業者側の問題もありますが、一方で参加者に起因する事故の場合もあります。
事故の原因で最も多いのが、「参加者の体調」です。
シュノーケリングツアーに参加する際には、参加者全員に直前にメディカルチェックシートを必ず記入していただきます。
チェックシートの項目に該当すると参加できない場合もあります。そのため、なかには「周りの人(家族や一緒に参加する人)に多大な迷惑をかけてしまうから」と、虚偽の申告をして参加する人もいます。
しかし虚偽の申告は、場合によっては事故や死に直接つながってしまいます。何かあってからでは遅いのです。
インストラクターは医者ではないので、参加しても良いかどうかは、参加者が記入するチェックシートを見て判断するしかありません。しかし、虚偽の申告をされてしまうと、インストラクターは正しい判断ができません。事故にもつながりかねないため、ご自身の身を守るためにも正直に申告してください。
陸とは違い、海ではちょっとしたことが事故につながる場合が多いものです。私たち事業者側もチェックシートで不自然な点がある際は、目先の利益を優先せず、お断りする勇気を持つことが必要だと思っています。
また、ここ数年、私たち「ブルーオーシャン」でも気を付けている病歴に関してお話させて頂きます。
最近、ダイビング、シュノーケリングに参加したお客様の事故の中で非常に多いものが、「浸漬性肺水腫(しんしせいはいすいしゅ」です。
浸漬性肺水腫
水泳やダイビング中に発症すると呼吸困難になる疾患
普通に生活している分には聞きなれない言葉ですが、水泳、シュノーケル、ダイビングともに参加する際のリスクとして、事故の中では増えているのではないかと思います。
年齢が高い方に起こりやすいと言われています。また、水温が低いと発症しやすく、高血圧の人は発症リスクが高いと言われています。
そのため、少しでも水温の寒さ対応する為、私たち「ブルーオーシャン」では秋〜冬の季節には普通のスーツよりも生地が厚い、5mm~5.5mmのウェットスーツでのご案内をさせていただいています。
シュノーケリング事故を起こさないために まとめ
シュノーケリング事故の要因として、
- 年齢が高い
- 過去の病歴
- 当日の海況
- 前日までの飲酒
- 器材選びのミス
- 人員のミス 等
他にも、要因はたくさんありますが、事故のないよう、毎日お客様にあわせてサービスをご案内させて頂きます。
- 4.7
- (200件の口コミ)
- 沖縄
- 沖縄(本島)
- 恩納村
- パラセーリング
- シュノーケリング
- バナナボート・トーイングチューブ
SDO(Safety Diving in Okinawa)、沖縄マリンレジャーセーフティビューロー、恩納村観光協会、恩納村ダイビング協会に加盟しております。 ボート乗船の特徴 ・青の洞窟に行ける確率が階段に比べ高確率 ・青の洞窟目の前に行けるので、泳げない方でも簡単にアクセス可 ・大型店舗の為、駐車場が無料。 ・真栄田岬の100段近くの階段を降りる必要がなし。イージーアクセス可能です。 ・暑い中、ウェットスーツを着て歩く必要なし。階段からのアクセスは熱中症になる場合も過去何回もあります 器材に関して ・ウェットースーツ1000着以上保有 ・各種ウェットスーツサイズ対応。子供用110センチ~160センチ 大人用サイズ男性8サイズ、女性用7サイズ対応 体重120キロまで対応可 ・器材は、最新の物を使用。マスクも度付で6種類対応可 レンタル器材は、全て最新の物を使用 体験ダイビング用フルフェイスマスクを用意しています 最新デジタルカメラ オリンパス TG-5 20台 オリンパス TG-6 10台 Gopro 20台を保有 特徴は、 なんと言っても自社店舗の立地が良く一番近い青の洞窟店舗が売りのお店です。 ボートにはAED、緊急用医療用酸素キット、担架、応急セットを常備し万が一に備えております。 土地も自社で所有し、建物も2019年に改築しとてもきれいな設備を完備しております。 安全面も常にトレーニングを重ね、全員が有資格者となります。 コロナ対策を徹底し、 器材、店舗、更衣室、トイレにはコロナ対策として有効な安全除菌水を使用し 対策には万全に期しております
今回は、「沖縄 青の洞窟専門店 ブルーオーシャン」の代表・早川 毅さんに話をうかがいました。
シュノーケリングは海で行うアクティビティ。寝不足などちょっとしたことが事故の原因につながることもあります。ただし、記事を読んで事前に学んで準備しておけば、心配することはありません。
場所選びや天候など、その時の状況をしっかりと判断すれば、安全にシュノーケリングを楽しめますよ。
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※本記事の内容は2023年10月現在の情報です。