なまはげ 柴灯まつり 2024 歴史・内容・開催期間を解説!
「なまはげ 柴灯(せど)まつり 2024」は秋田を代表する冬の行事・イベントです。
2024(令和6)年は61回目の開催。
同まつりには毎年多くの観光客が足を運びます。
今回はなまはげ 柴灯まつり 2024の歴史や由来、開催期間を解説!
迫力あるなまはげの乱舞は見る者すべてを魅了します。
秋田×冬ならではの、勇壮なイベントを体感してみてはいかがでしょう。
なまはげ 柴灯まつりの歴史&由来
なまはげ 柴灯まつりは秋田・男鹿市(おがし)北浦の真山(しんざん)神社で行われる冬祭りです。
900年以上前から毎年1月3日に真山神社で行われている神事「柴灯祭(さいとうさい)」と民俗行事の「なまはげ」を組み合わせた冬の観光行事。
毎年2月の第2土曜を含む金・土・日の3日間に開催されます。
なまはげとは男鹿市民にとって怠け心を戒め、無病息災・田畑の実り・山の幸・海の幸をもたらしてくれるもの。
大晦日の晩に各集落の青年がなまはげに扮し「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」と大声で叫びながら地域の家々を巡る来訪神として親しまれています。
なまはげ 柴灯(せど)まつり開催のきっかけは1964(昭和39)年に北浦湯本の星辻神社で行われた雪まつり。
「男鹿温泉郷の冬場の観光を盛り上げよう」と企画されたもので、民俗学者で秋田市議などを務めた奈良環之助の指導を受け、真山神社で行われている「柴灯祭」を取り入れたといわれています。
第3回までは星辻神社で行われましたが、来場者が増加して手狭になったため、舞台を真山神社に移動。
ちなみに以前は演歌歌手や民謡歌手が登場するほか、男鹿市内の職場や地域対抗綱引き大会が開催されるなど、より地域的な内容のまつりでした。
なまはげ 柴灯まつりは、こうした幾多の変遷を経て、現在の形に至ります。
なまはげ 柴灯まつり 2024の内容&開催場所・期間は?
「なまはげ 柴灯まつり 2024では何ができるの?」「どんな内容なんだろう?」と思う人も多いのではないでしょうか。
下記では、なまはげ 柴灯まつり 2024の内容や開催場所・期間をわかりやすく解説します!
鎮釜祭・湯の舞/広場入口(18:00~)
湯の舞(ゆのまい)は男鹿地方独特の祓い神楽を奉納するもの。
鎮釜祭(ちんかまさい)は古くから伝わる伝統的な湯立て神事。
大釜に湯を沸かし、神官が祓いの言葉を唱えながら、わらボウキで湯をかき回します。
この湯立てには海の波や荒れを鎮める信仰があります。
なまはげ入魂/参道入口(18:20~)
なまはげに扮した若者たちが参道入口の石段にて神(しん)の入った面を授かり、身につけます。
この儀式で若者たちはなまはげと化し、山へ帰ります。
なまはげ行事再現/神楽殿(18:35~)
男鹿市内各地で大晦日に行われる民俗行事「男鹿のナマハゲ」を再現するもの。
なまはげが家々を訪れて訓示を残して帰る様子を見ることができます。
なまはげ踊り/柴灯火前(18:55~)
1961(昭和36)年に秋田出身の現代舞踏家・故石井漠が振り付け、息子の作曲家・石井歓が曲をつけた勇壮な踊りです。
なまはげ太鼓/神楽殿(19:05~)
なまはげと和太鼓を組み合わせた男鹿の郷土芸能。
「家内安全」「五穀豊穣」などを願い演奏されます。
なまはげ下山・献餅(けんぺい)/広場・参道(19:25~)
松明をかざしたなまはげが雪山の闇の中から観客のもとに降り立ち、境内を練り歩きます。
勇壮かつ幻想的な姿が見る者を魅了する、まつりのクライマックス。
続く「献餅(けんぺい)」は神に献ずる護摩餅を神の使者・なまはげに進ずる儀式です。
神官の捧げる柴灯火で焼かれた大餅には神力が宿り、なまはげは容易に触れることができません。
護摩餅をようやく手にしたなまはげは、神のもとへ戻ります。
里のなまはげ乱入/神楽殿・広場(20:00~)
男鹿市内・各地区の特色あるなまはげが乱入します。
開催場所 | 秋田・男鹿市北浦の真山神社 |
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開催期間(日程) | 2024年2月9日(金)~11日(日) |
開催時間 | 18:00~20:30 |
入場料(入場協賛金) | 1,000円 ※中学生以下は無料 ※入場には事前申込が必要 ※各日上限2,000人 |
なまはげ 柴灯まつり 2024を見に行こう!
「なまはげ 柴灯(せど)まつり 2024」は秋田を代表する冬の行事・イベントです。
なまはげの勇ましい踊りを間近で見ることができるのが魅力。
記事を参考にして、この冬には大迫力のなはまげを見に行ってみてはいかがでしょう。
※本記事の内容は2024年1月現在の情報です。