古宇利島 パワースポット 観光・アクセス・シュノーケル おすすめツアー特集

「古宇利島（こうりじま）」は沖縄沖縄本島の北部に位置する離島。古宇利大橋を使い、車でもアクセスできるので人気です。古宇利島は恋島とも呼ばれるパワースポット。カップルのデートや女子旅におすすめの観光スポットです。

今回は恋愛のパワースポットといわれるハートロック、5つのビーチ（古宇利ビーチ・チグヌ浜・ティーヌ浜・トケイ浜・ソウヌ浜）などを特集。古宇利島のアクセスや場所もお伝えします。 ほかにも古宇利島のビーチで遊べるシュノーケル、カヤックなど、人気・おすすめのツアー・アクティビティをご紹介します。

国内屈指のパワースポット・古宇利島で観光スポットを巡ったり、シュノーケリングやカヤック・ツアーを体験したり。記事を参考に古宇利島を満喫してくださいね！

古宇利島ビーチでおすすめのツアー・アクティビティは？

遠浅で波が比較的おだやかな古宇利島ビーチでは、さまざまなマリンアクティビティが盛んに行われています。ビーチ周辺のマリンショップが主催する体験ツアーに参加すれば、必要な道具をレンタルでき、インストラクターが指導してくれるので初心者でも安心。たとえばこんなツアー・アクティビティがあります。

手軽に海で遊べるシュノーケルツアー

古宇利島の海は魚との距離が近く、潜ってすぐに熱帯魚を見ることができるので、シュノーケリングにも向いています。子供でも楽しめるシュノーケルツアーですが、運がよければクマノミやウミガメに出会えることも。シュノーケルセットをレンタルして手軽な海の旅に出かけましょう。

クマノミやウミガメに出会えるかも？青い海でダイビング

古宇利島の海は透明度が高く、珊瑚礁の海にはたくさんの熱帯魚が泳いでいます。体験ダイビングなら現地の海を知り尽くしたインストラクターがポイントまで連れて行ってくれるので、クマノミやウミガメ遭遇率がぐーんとアップ。古宇利島沖には100ｍもある米海軍掃海艇『USSエモンズ』が水底に沈む沈船ダイビングポイントもあり、ベテランダイバーも刺激的な体験ができそうです。

カヤックでマングローブ林を探検

古宇利島・羽地内海周辺の海域にはマングローブ林があり、シーカヤックで探検することができます。国の天然記念物でもある「やんばる」に広がるマングローブ林は、まるで天然の迷路のようでドキドキ、ワクワク。運が良ければカワセミや珍しい野鳥に出会えることも！ シニアから子供まで楽しめるアクティビティです。

SUP（サップ）でのんびり海上散歩

SUP（サップ）とはスタンドアップパドルボードの略称で、サーフボードのような専用のボードの上に立ち、パドルで漕いで水上を進む新しいマリンスポーツです。潮風を浴びながら体験するSUP（サップ）は心地よく、美しすぎる古宇利島の海を歩くような感覚を味わうことができます。インストラクターがしっかりレクチャーしてくれるので、初心者でも安心。海から見る古宇利大橋は圧巻です。

トーイングチューブ・バナナボートで楽しむ爽快感

古宇利ビーチで大人気なのが、バナナボートやマーブルなど、トーイングチューブを使ったマリンレジャーです。マーブルは、ソファータイプの4人乗りボートをマリンジェットにつなぎ、遠心力で振り回されるスリルを楽しむアクティビティ。家族で一緒に乗れるので、子供連れにも人気があります。海上を猛スピードで駆け抜ければ、気分は爽快！遠慮なく大声を出してストレスを発散しましょう。

古宇利島ビーチってどんな場所？

「古宇利島（こうりじま）」は沖縄県国頭郡今帰仁村に属する離島で、屋我地島（やがじしま）の北に位置します。島内には古宇利ビーチ、チグヌ浜、ティーヌ浜、トケイ浜、ソウヌ浜という5つのビーチがあり、沖縄でもトップクラスの美しさを誇ります。海の透明度も高いため、スキューバダイビングやシュノーケル、カヤックといったマリンアクティビティに最適。ビーチから眺める見事な夕日や満天の星空も、古宇利島の名物として旅人を魅了しています。

離島というと船で渡るのが一般的ですが、古宇利島へは車で行けるため、ドライブコースとしても人気があります。2005年に開通した古宇利大橋は全長1,960mに及び、橋の両側に広がる青く澄んだ海は、うちなーんちゅ（沖縄人）も太鼓判を押す絶景。これほど爽快なドライブルートはなかなかありません。

古宇利島は沖縄版「アダムとイブ」の伝説が残る島としても知られ、カップルの聖地として人気が急上昇しています。ティーヌ浜にある「ハートロック」は、恋愛成就のパワースポットとして有名。2013年にオープンした展望タワー「古宇利オーシャンタワー」では、貝のミュージアムや古宇利大橋をのぞむパノラマの絶景を堪能することができ、おしゃれなカフェやレストランも点在しているので、デートコースには事欠きません。

さらに、古宇利島が属する今帰仁村内には世界遺産に登録された史跡「今帰仁城跡」があり、隣町には沖縄観光の名所「沖縄美ら海水族館」があるので、一緒にまわれば旅の充実度がさらにアップするはず。沖縄本島北部をめぐるときは、ぜひ古宇利島に立ち寄ってみてください。

沖縄版「アダムとイブ」の伝説って？

古宇利島には、沖縄版「アダムとイブ」伝説ともいえる人類発祥神話が残されています。

昔々、古宇利島にはひと組の男女がおり、天から降ってくる餅を食べて、何不自由なく幸せに暮らしていました。しかし、あるときから「餅が降ってこなくなるかもしれない」という不安を感じるようになり、餅を食べ残して蓄えるようになったとたん、天から餅が降らなくなったのです。困った2人は海に出て漁をすることをおぼえ、労働の苦しさを知ります。また、海の中でジュゴンの交尾を見て、男女の差や子供をつくることを学び、体をクバの葉で隠すようになりました。やがて2人の子孫が増えて、琉球人となったと伝えられます。 2人の伝説から、この地を「恋島（くいじま）」と呼ぶようになり、それが「古宇利島」へと転じたともいわれています。

古宇利島は現在も「神の島」「恋の島」と呼ばれ、2人が暮らしたといわれる「始まりの洞穴」や、「ハートロック」と呼ばれるハート型をした奇岩もあります。カップルが多く訪れるのもうなずける、神秘的でロマンチックな島なのです。

古宇利島へのアクセス方法は？

古宇利島へアクセスするには、車で屋我地島を経由して、古宇利大橋を渡るルートが一般的です。那覇空港から国道58号線（一般道）を利用する場合の所要時間は約2時間。沖縄自動車道（高速道路）を利用すれば約1時間30分で到着します。

バスで行く場合は、那覇バスターミナルから高速バス（111番）で名護バスターミナルへ。屋我地線(72番)に乗り継いで「屋我運天原（やがうんてんばる）」で下車し、そこからタクシーにて5分ほどで到着します。

車で移動する際の所要時間の目安：

那覇空港から（約90km）： 2時間～1時間30分ほど 那覇市街地から（約82km）： 1時間20分ほど 名護市街地から（約17km）： 30分ほど 美ら海水族館から（約20km）： 30分ほど

有料道路の料金：

沖縄自動車道 那覇IC〜許田IC : 1,020円

観光の問合せ：

電話番号 0980-56-1057（今帰仁村観光協会）

古宇利島ビーチの情報を教えて！

古宇利島には5つのビーチがあります。古宇利島の面積は3.13平方km とコンパクトで、車で10分ほどで回れる距離なので、5つすべてを見て回ることも可能です。それぞれ特徴や施設情報をご紹介していきましょう。

古宇利ビーチ

古宇利ビーチは、古宇利大橋を渡った島の入り口の左右に広がる遠浅の人工ビーチです。白い砂浜が美しく、透明度が高い海は、海水浴やマリンアクティビティのベストスポット。珊瑚でケガをするリスクも少ないので、親子でのんびり時間を過ごしたい方にも向いています。観光客の利用が多いため、マリングッズのレンタルや、トイレ・シャワー・駐車場などの設備も整っています。

古宇利ビーチを含め、基本的に古宇利島のビーチには海開きはなく、遊泳区域も定まっておらず、水難事故は自己責任となります。人気の古宇利ビーチも、ライフセーバーが常駐するのは夏場のみ。海水浴の際はよく注意して、慎重な行動を心がけましょう。

チグヌ浜

古宇利島の南部にあるチグヌ浜は、古宇利大橋から歩いて5分ほどの距離にあります。沖縄版「アダムとイブ」の伝説として有名な、人類発祥神話の男女が暮らしていたとされる岩陰の半洞窟「始まりの洞穴」があるビーチです。

美しいビーチですが、浜に下りるまでの道は少々険しく、海も深くなっています。ライフセーバーや監視員もいないため、海水浴やアクティビティを楽しむというよりは、景色を楽しむのに適したビーチです。

ティーヌ浜

古宇利島の北部にあるティーヌ浜は、古宇利島を象徴する自然の奇跡「ハートロック」で有名なビーチです。 波の浸食で削られた岩が2つ並び、ひとつはアルファベットのYの字か、ハート型のように見えます。さらに、2つの岩が重なる位置から眺めると、岩の間の空間が「逆さハート」のように見えるのです。恋愛成就のパワースポットとして知られ、アイドルグループ「嵐」が出演したJALのCMのロケ地になったこともあって、「ハートロック」をひと目見ようと多くの人が訪れます。撮影しやすいタイミングを狙うなら、平日の早めの時間がおすすめです。

ティーヌ浜へは駐車場からビーチまで、傾斜のある道を降りていきます。手すりは設置されていますが、かなり急なので、サンダルではなくスニーカーなど歩きやすい靴を履いていったほうがよいでしょう。ビーチにはライフセーバーや監視員がいないため、海に入る際は注意してください。

トケイ浜

ティーヌ浜からほど近く、古宇利島の最北端にあるトケイ浜は、手つかずの自然が残る静かなビーチ。海岸沿いには「ポットホール（円筒状空洞地形群）」と呼ばれる大きな丸い穴のあいた石灰岩の岩が点在し、独特の景観をみせています。映画などの撮影に利用されることも多いビーチです。

トケイ浜は白い砂浜と遠浅の穏やかな海が特徴で、海の透明度も抜群です。シュノーケルで珊瑚礁をのぞけば、南国ならではのカラフルな魚たちが泳ぐ様子を眺めることができるでしょう。ただし、流れが急に速くなるところもあるため、泳ぐ際は注意が必要。ライフセーバーや監視員もいないため、安全面には十分気をつけてください。

ソウヌ浜

古宇利島の東側に位置するソウヌ浜は、潮が引いたときにだけあらわれる古宇利島のなかでも穴場のビーチ。観光客が訪れることは少なく、岩場には天然のアーサー（緑色海藻）が生い茂っています。

シュノーケリングにはあまり適していませんが、砂浜に貝や珊瑚がたくさん落ちているので、ビーチコーミングを楽しみながらのんびり散策してみては。釣りをしている地元の人の姿もよく見かけます。

古宇利島ビーチの注意事項は？

沖縄有数の美しさと名高い古宇利島ビーチ。穴場のビーチを散策したり、青く澄んだ遠浅のビーチで海水浴したり、マリンアクティビティを楽しんだりと、時間を忘れて海遊びができる貴重な場所です。 とはいえ、ライフセーバーや監視員が常駐しているのは観光客がとくに多い古宇利ビーチのみで、それも夏場に限られています。水難事故の際は自己責任になるため、くれぐれも安全にはご注意を。マリンアクティビティに挑戦したいなら、経験豊富なインストラクターがつく体験ツアーへの参加をおすすめします。

また、古宇利島ビーチは日差しが強く、白い砂浜の照り返しも強烈です。熱中症にならないようにこまめな水分補給と休憩を心がけ、日焼け対策も万全に。ウォータープルーフタイプの日焼け止めや、ラッシュガードなどの日焼け対策グッズは、あらかじめ用意しておくと安心です。

古宇利島周辺の観光スポットを教えて！

古宇利島の楽しみは、美しいビーチだけではありません。島グルメが楽しめるカフェや複合施設、「古宇利オーシャンタワー」など、おすすめの観光スポットをご紹介します。

美らテラス

屋我地島から古宇利大橋を渡る手前にある、飲食店、沖縄土産にぴったりのオリジナル雑貨店、レンタサイクルやBBQスペースなどを備えた複合施設。沖縄そばや古宇利島バーガー、タコライス、アイスサーターアンダギーバーガーなどが人気。高台のテラスからは古宇利大橋と古宇利島をのぞむ絶景が楽しめます。

古宇利ふれあい広場

古宇利大橋を渡ってすぐ左側にあり、島内の畑で栽培された野菜と近海で獲れた新鮮な海の幸がふんだんに使われた沖縄料理が楽しめます。島内産の野菜や黒砂糖など特産品が揃うショップも併設。大型駐車場も完備されています。

古宇利オーシャンタワー

2013年にオープンした展望塔。海抜82mのオーシャンタワーは、1階が古宇利島の歴史が展示されている古宇利島資料館、2階・3階が屋内展望フロア、屋上がオーシャンデッキとなっています。屋内展望フロアは、窓枠から広がる景色が絵のように美しいと人気。開放感あふれるオーシャンデッキでは、見渡す限り広がる壮大な海のパノラマが堪能できます。

施設内には展望塔だけでなく、オーシャンビューの絶景を望むレストラン、古宇利島特産のカボチャを使った島限定スイーツが話題のショップ、本格的な貝の博物館などもあります。施設入口まで、沖縄の植物で彩られた庭園を自動運転カートで向かうというのも楽しい体験になりそうです。

古宇利島名物「ウニ丼」は「あったらラッキー！」

島内の海の家や食事処に立ち寄ったら、ぜひ「ウニ丼」を探してみて。じつは古宇利島はウニ（シラヒゲウニ）の名産地。毎年7月にウニ漁が解禁となり、甘みの強いトロッとしたウニを味わうことができるのです。しかし、ここ数年はウニの減少に伴い、2013年～2019年まで禁漁となる年が続いています。

禁漁となった場合、古宇利島のお食事処では沖縄本島東部の宮城島産や、北海道産のウニを使用して「ウニ丼」を提供する場合が多いようです。また、ウニのシーズンは7月～9月頃ですが、「むらの茶屋」では冷凍品を利用して、それ以外の季節でもおいしい無添加のウニ丼を提供してくれると旅行者の人気を集めています。古宇利大橋が一望できる高台にありロケーションもよいので、ぜひ訪れてみてください。

おしゃれな島カフェでひと休み

海遊びに疲れたら、古宇利島のあちこちにあるカフェでひと休みしてはいかがでしょう。古宇利大橋を渡ってすぐの場所にある「古宇利島カフェ」は、エメラルドグリーンの海をのぞむテラス席が人気のおしゃれなカフェ。古宇利大橋そばのリーズナブルなドミトリー「海の家YOSHIKA」の2階にはカフェが併設されており、「極上ソフトクリーム」や「きびソフト」などのスイーツが人気です。沖縄らしいランチを雰囲気のよい場所で楽しみたい方には、絶景のテラス席で創作ランチが味わえる「カフェ t＆cとうらく」をおすすめします。

「ハートロック」の近くの「カフェ＆コテージ オーシャンブリーズ」では、絶景を眺めながら名物のマンゴーかき氷を味わって。わんちゃんと一緒に来店することもできます。「Cafe フクルビ」もハートロックの近所にあり、キッズルームがあるので親子連れにおすすめ。タコライスやピザ、フレッシュなトロピカルジュースが評判です。

古宇利島にホテル・宿泊施設はあるの？

沖縄本島から古宇利大橋を渡ってアクセスできる古宇利島は、ドライブで気軽に行けるのが魅力。「美ら海水族館」や「今帰仁城跡」をまわったあと古宇利島に宿泊し、翌日は古宇利島ビーチでのんびり過ごす……というのもいいアイデアです。

1日1組限定のラグジュアリーホテル「MUKAKA VILLA 古宇利島」、ベルボーイならぬベルニャン（猫）スタッフたちが大人気の「＆Hana Stay」、一棟貸切のコンドミニアム「オーシャンヒルズ古宇利」など、個性的でセンスのよいホテルや宿泊施設がいろいろあるので、お好みの宿を探してみてください。

古宇利島 エメラルドグリーンの海を満喫して

「沖縄で一番美しい」という声もある古宇利島ビーチ。さまざまなアクティビティを思いっきり楽しんだら、ビーチ近くのカフェでひと休みして、リラックスした時間を過ごしましょう。島内を散策すれば、昔ながらの古民家やさとうきび畑が残り、沖縄の原風景を感じることができます。「恋の島」の伝承も思い出しながら、美しいエメラルドグリーンの海に囲まれる幸せを味わってみてください。

※プランや料金・時刻表・電話番号などの情報は2020年7月現在の情報です。