《2019年最新》京都・嵐山観光おすすめグルメ・レジャースポットランキングBEST10

天龍寺は京都屈指の観光地・嵯峨嵐山に建つ臨済宗天龍寺派大本山のお寺です。京都五山の第一位としても有名で世界遺産にも認定されています。

嵯峨天皇の皇后・橘嘉智子が開創した禅寺・檀林寺の跡地で、亀山上皇が仮御所としていた地です。開基は足利尊氏によるもので、暦応2年(1339)に崩御された後醍醐天皇の菩提を弔うために開山し、天龍寺を創建しました。

ここから、天龍寺の見どころについて説明しましょう。法堂の方には天井一面に描かれた『雲龍図』がとても素晴らしく、天龍寺を世界遺産と認定された理由がうなずけるでしょう。また、夢窓国師が作庭した『曹源池庭園』は、特別名勝に指定されています。庫裏が拝観の受付となっていて、拝観料500円を払うと方丈庭園の前に広がる曹源池の美しい光景などを見ることができます。その美しい景観に惹かれた大勢の観光客が訪れています。

また、天龍寺には多くの塔頭寺院(小寺)があり、その中のひとつに『宝厳院(ほうごういん)』があります。そこには『獅子吼の庭(ししくのにわ)』と呼ばれる庭園があります。「獅子吼」とは「仏が説法する」の意味で、庭園内の散策で聞こえる、鳥の声、風の音により、人生の心理や正道を肌で感じ、心を癒する庭とされています。しかも獅子吼の庭では、なんと！夜に紅葉のライトアップをしています！燃えるような紅葉が闇の中で見事に照らし出されている光景は、一見の価値ありです♪

ちなみに･･･天龍寺の境内には精進料理のお店『節月』があります。天龍寺近辺には、京都の和菓子が楽しめる老舗『老松』や、美味しい湯葉が有名なお店もあります。周辺散策も見逃せませんよ！

平安時代に嵯峨天皇の離宮として建立された真言宗大覚寺派・大本山の歴史ある寺院です。京都市右京区にある嵯峨の名所とされています。その理由は、大沢池の存在が大きいからでしょう。

大沢池は"名勝"となっており、『庭湖』とも呼ばれる日本三大名月観賞地です。大沢池は、平安時代からある日本最古の人工林泉で、楓、桜、松が植えられ、心経宝塔を水面に映す光景は絶景と言わざるを得ないでしょう。藤原公任によって「滝の音は絶えて久しくなりぬれど　名こそ流れてなほ聞こえけれ」と百人一首に詠まれたこともあります。

また、大覚寺は皇室ゆかりの寺院のため、普通のお寺とは違う高貴な雰囲気を醸しています。宸殿や正寝殿の"ふすま"は大覚寺の見どころで、宸殿の牡丹図、紅白梅図などはとても美しい作品です。いずれも狩野山楽氏の筆によるもので、絢爛豪華な桃山時代を代表する作品です。

ちなみに、大覚寺では四季に沿った祭事があります。その中でも人気のイベント『いけばな嵯峨御流　華道祭』では、歴代の総裁猊下の御挿花に用いられていた寺宝「鳳瑞」大花瓶を見ることができます。

嵐山にある『厭離庵(えんりあん)』は通常非公開のお寺で、紅葉が見頃の時期、つまり秋の季節だけ公開されます。嵐山は秋のシーズンとなると、観光客がたくさん集まり大混雑となります。しかし、『厭離庵』はそんなシーズン中でも、知る人ぞ知る穴場と言える名所です。各線嵐山駅から歩くと、常寂光寺、落柿舎、二尊院を通るルートがあります。二尊院のさらに少し奥に位置している場所が厭離庵です。このルートはとても魅力的でオススメです。何故かというと、『落柿舎』を通るからです。嵯峨野ではその昔、貴族や文人たちが都を逃れて、世捨人として住んでいた土地です。のどかな田園風景に溶け込むように一軒の小さな庵が建っています。この庵が『落柿舎(らくししゃ)』と呼ばれている草庵です。実はこの庵、松尾芭蕉ゆかりの家なのです。そのため、この落柿舎を通るルートは嵯峨野散策をする観光客から人気となっています。

「祇園精舎の鐘の声」で有名な『平家物語』の第一巻『祇王』に記されている『祇王寺』。

昔は往生院の境内にあり、後に祇王寺と号する真言宗の寺となりました。静かな佇まいの尼寺ということで、女性にとても人気があります。その人気の理由のひとつは、祇王寺に伝わる『悲恋物語』の影響でしょう。平安末期の平家全盛の頃のお話で、美しい白拍子と清盛の出会いが記されています。この祇王寺は『苔寺』の隠れた穴場スポットで、苔のお庭がとても美しいです。ここで撮られた写真はとても綺麗で、インスタ映えすること間違いなしです。

最寄駅は阪急電鉄や阪急嵐山線の嵐山駅ですが、歩くと少し遠めです。もし散策ではなく祇王寺自体が目的地の場合は、電車だけでなくバスを使用することをお勧めします。

源氏物語に登場する由緒ある神社『野宮神社』はご存じでしょうか。京都観光の定番コース ""嵯峨野めぐり"" の起点になる嵯峨野の竹林の中にひっそりと佇んでいる神社です。

この『野宮神社』にある神石『お亀石』をなでながらお祈りをすると、1年以内に願い事が成就すると言われているため、いつも多くの観光客で賑わっています。実際にお亀石へお願いをした方の中には、「結婚が決まった」「旅行のあとすぐに子を授かった」など効果の口コミが広がり、若いカップルや新婚さん達にとても人気となりました。

野宮神社は縁結び・恋愛成就で有名ですが、実は縁結び以外にもご利益を持った神様がたくさんいらっしゃいます。子宝や学問、商売繁盛など多彩なので、男性だけでもOK♪

参拝方法について軽くご説明しましょう。境内社でそれぞれ拝礼後、願い事をして、最後に「お亀石」をなでながらお祈りをすると良いそうです。

また、野宮神社から伸びている竹林の道はとても魅力があり、撮影スポットとしても最適です。空海に所縁がある寺『化野念仏寺』へ向かう途中の竹林はマイナスイオンもたっぷり浴びれます♪願い事とインスタ映え、どちらも狙うなら是非とも野宮神社へ！

芸能人のパワースポットとして有名な神社『車折神社(くるまざきじんじゃ)』はご存知でしょうか。境内を埋め尽くす玉垣に、時代劇俳優、タレント、モデルさん、アイドルまで、有名人たちの名前がズラリと並んでいます！どんな願いごとも叶うというパワーストーンのお守り『祈念神石』が有名ということもあり、一般人の訪問も後を絶ちません。「京都へ行ったら、まず迷わずココへ行く！」と決めているファンもいるようです。JR京都駅から京都バスに乗り、そこから乗り換え無し で行けるということでアクセスも良好です。嵐電(京福電鉄)にも車折神社駅がありますので、嵐電に乗りたい方も是非訪れてみてはいかがでしょうか。

『松尾大社』は飛鳥時代に社殿が創建した京都で最古の神社のひとつで、貴重な歴史が残る京都の観光地として有名です。観光客の多い嵐山とは異なり、静かで荘厳な雰囲気が漂っています。大きな鳥居「一の鳥居」が駅前に建っているので、目印にはバッチリ。独特な建築様式の屋根「松尾造り」の本殿は参拝無料で、しかもご利益がいっぱいです。美しい庭園を静かにゆっくりお散歩しながら、京都の歴史をその身に感じてみてはいかがでしょうか。

春の時期には山吹がたくさん花をつけて、神社一面が山吹に溢れます。その光景はフォトジェニックで、インスタ映えは間違いないでしょう♪

嵐山へ初めて訪れる方に王道コースとしておすすめしたいのが、トロッコ列車による観光です。

今は使われていない旧山陰本線の一部を使用してゆっくりと走っており、賑わう嵐山から丹波の国・亀岡までの片道7.3kmを結んでいます。嵐山エリアでアクセスの良いトロッコの駅は2つ。JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅に隣接しているレンガ調の駅舎『トロッコ嵯峨駅』と、嵐山の風情にとけこむように佇む『トロッコ嵐山駅』。

ちなみにトロッコ嵐山駅はドラマや映画などのロケ地として有名な竹林の小径が近いので、トロッコ列車を降りて観光人力車に乗って散策する方も多いようです。トロッコから見える風景は格別で、渡月橋が架かる「大堰川」を一望できます。上流が「保津川」、下流が「桂川」と呼ばれていて、山の川を囲む鮮やかな景色をトロッコでゆっくり堪能することができます。

実はトロッコの乗車目的は、ただ乗ることだけでないお客さんもいます。その秘密は、最終地点のトロッコ亀岡駅から保津川下りが楽しめるためです。

ここで、トロッコ列車についての豆知識をひとつ。トロッコの乗車は予約が必須ですが、嵯峨発よりも亀岡発のほうが予約しやすいです。嵯峨発からは予約が空いていないこともしばしばなので、そういう時は亀岡発乗ることにしましょう。亀岡から嵯峨へ戻ったら、嵐電・嵐山駅の「駅の足湯」へ向かいましょう。疲れた足を暖かい足湯で癒させば極楽浄土まっしぐらです♪

※注意：トロッコ嵐山駅はホームまで長い階段があります。足の不自由な方や車椅子を使用している方は、トロッコ嵯峨駅をご利用ください。

亀山公園からスタートして嵐山と小倉山を散策するコースは、適度なハイキングができるコースとして、子どもからお年寄りまで人気があります。藤原定家が作成したとされている「小倉百人一首」は、この小倉山で行われたことが名称の由来となっています。そんな小倉山には様々な観光スポットがあります。その中から少しだけご紹介します。

まず、小倉山の中腹にある日蓮宗の寺院『常寂光寺』は紅葉の名所として知られています。

次に、応仁・文明の乱の後で法然の弟子・湛空が再興した『二尊院』です。本尊には釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀っているため、『二尊院』と呼ばれているそうです。正式には「小倉山二尊教院華台寺」という名称で、天台宗に属しています。伏見城の遺構と伝わる総門から二尊寺本堂までは、「紅葉の馬場」と呼ばれていてとてもの人気のある道です。秋になると、約150mの道が全て紅葉に包まれるからです。

そして、数々の時代劇で人気を集めた大河内伝次郎の元別荘『大河内山荘』があります。入場者には抹茶と茶菓子のサービスされます。茶菓子は山荘の文字が刻印されたモナカで、お土産として販売もされています。約2万㎡の回遊式庭園があり、雄大な眺望が素晴らしいです。

最後は、『小倉山展望台』です。保津峡と京都市街が眺望できる最も広い展望台として人気があります。ここにはカフェもありますので、ハイキングで疲れたらカフェテラスでひと休みも良いでしょう。いいテラス席はとても眺めが良く素敵ですよ♪

「十三まいり」の行事で有名な法輪寺は、階段が全国的にとても知名度が高いことでしょう。何故なら、突き落とされる現場になってたり、時代劇のロケ地になっていたりと、TVドラマでしばしば見受けられるからです(笑)

本堂は明治時代以降に再建されていて、展望台からは嵐山を一望することができます。天気の良い日は気持ちの良い景色を見ることができます。

この法隆寺も祇王寺と同じく、平家物語の中で悲恋の舞台として登場しています。平清盛の娘にまつわることで有名なので、京都や歴史好きな観光客が多く訪れています。

また、法輪寺の階段を登っていくと見えてくる多宝塔は、嵐山のシンボル的な存在として風格のある美しい建造物です。梅雨入りのシーズンでも新緑が美しく見える場所なので、秋だけではない魅力を持っています。

いかがでしたでしょうか。嵐山、嵯峨野、小倉山など、広範囲にわたってオススメのスポットをご紹介しました。このように京都の嵐山には、世界遺産や歴史ある建造物だけではなく、自然が織り成す素晴らしい景色を堪能できる場所がたくさんあります。楽しめるエリアはとても広く散策するにはバッチリの土地だと思います。地図を片手に、あなたも嵐山散策コースへ体験してみてはいかがでしょうか。訪れたい場所がたくさんある場合は、時間配分を考えてコースを決めましょう。定休日や拝観時間など、あらかじめ調べてから散策すると満足できると思いますよ♪