波照間島はじめてガイド|行き方・観光・モデルコースまで解説

日本最南端の有人島である「波照間島(はてるまじま)」を特集!
透明度抜群の海や満天の星空など、大自然が残る波照間島の魅力をたっぷりとわかりやすく紹介します。
行き方からおすすめの観光スポット、ベストシーズン、1泊2日のモデルコースまで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
沖縄の離島「波照間島」ってどんな島?

波照間島は、八重山諸島に属する日本最南端の有人島です。
周囲約15kmの小さな島には、赤瓦の家屋やフクギの並木が点在し、どこか懐かしい沖縄の原風景が広がっています。
透き通るような海と白くきらめく砂浜も広がり、息をのむほどの美しさ!
さらに、街灯が少なく空気も澄んでいるため、夜にはたくさんの星を見ることができます。
南十字星を観測できる貴重な場所としても知られ、美しい星空を楽しみに訪れる人も少なくありません。
石垣島から高速船でアクセスできるため、離島への旅行が初めての人でも安心です!
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波照間島に関する基本情報(行き方・時期・移動手段)
波照間島に旅行に行く前に、行き方やベストシーズン、島内での移動手段など、気になることがいろいろとあるはず。
以下では、疑問を解決するために、波照間島に関する基本情報を紹介します。
波照間島にどうやって行くの?

波照間島にアクセスするには、石垣島を経由して向かうのが基本。
石垣島の「ユーグレナ石垣港離島ターミナル」から、安栄観光が運航する高速船に乗って波照間島まで向かいます。
1日3便発着し、乗船時間は約1時間〜1時間30分(船のタイプによって異なる)。
石垣発 | 波照間発 |
---|---|
08:00 | 09:50 |
11:45 | 13:00 |
15:00 | 16:50 |
第1便に乗れば日帰りも可能ですが、天候によっては船が欠航することもあるため、旅程に少し余裕を持っておくと安心です!
波照間島のベストシーズンは?

波照間島は、目的によって訪れるベストタイミングが異なります。
時期 | 特徴 |
---|---|
4月〜5月中旬 | ・南十字星がきれいに見えるベストシーズン ・梅雨や台風もなく、気候が安定 ・海遊びも十分楽しめる |
7月〜8月 | ・マリンアクティビティのベストシーズン ・台風シーズンと重なるため、 天候や船の運航状況には注意が必要 |
11月 | ・台風シーズン明けで気候が落ち着く ・海水浴は少し肌寒い日もあるが、 まだ楽しめる気候 |
※沖縄の梅雨シーズンは5月上旬〜6月中旬頃
※沖縄の台風シーズンは7月〜10月頃
南十字星を見たいのであれば4月〜5月中旬、海遊びを満喫したいのであれば7月〜8月、落ち着いた気候の中でのんびり過ごしたいなら11月がおすすめです!
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波照間島内での移動手段は?

波照間島にはバスやタクシーがないため、移動はレンタサイクルがおすすめ。
効率よく観光したい人や坂道や暑さが気になる人には、レンタバイクやレンタカーなどの選択肢もあります。
港周辺で借りられるので、事前に予約しておくと安心です!
波照間島ではずせない観光スポット 5選
せっかく波照間島を訪れるなら、魅力をたっぷり堪能したいところ!
以下では、はじめての観光でも楽しめる、島内の定番スポットを紹介します。
1. ニシ浜

波照間島を代表する観光スポットといえば「ニシ浜」!
日本のベストビーチランキングで1位に選ばれたことがあるほど、美しさは折り紙付きです。
「波照間ブルー」と呼ばれる透明度抜群の海と、まぶしいほど白い砂浜のコントラストは、一生に一度は見ておきたい絶景です。
島で唯一遊泳できるビーチでもあり、シュノーケリングや海水浴を楽しむのにもぴったり!
シャワーなどの設備も整っているので、安心して遊ぶことができます。
2. コート盛

「コート盛(もり)」は、国指定史跡であり、波照間島の歴史を感じられるスポットのひとつ。
琉球石灰岩を積み上げて作られた火番所で、琉球王朝時代に船の往来を監視するために設置されたといわれています。
頂上の高さは約4m。
標高約60mと高い場所にあるため、頂上に登れば島を一望できます!
晴れた日には、遠くの西表島まで見渡すこともできます。波照間島の自然と歴史を一緒に楽しめるスポットです。
3. 日本最南端の碑・高那崎

日本最南端の有人島であることを示す「日本最南端の碑」は、波照間島南端の高那崎にあります。
1972(昭和47)年の沖縄本土復帰を記念して、学生たちが自費で建立したといわれているもの。
日本最南端の碑のすぐ近くには「日本最南端平和の碑」「波照間の碑」もあり、計3つの碑を見ることができます。
波照間の碑へ続く遊歩道には、全国から集められた石が敷かれ、かつて本州と分断された歴史に対する平和の願いが込められています。
4. 波照間島灯台

「波照間島灯台」は、1959(昭和34)年にアメリカ統治下の琉球政府によって建てられた、波照間島のランドマーク的存在!
2007(平成19)年に沖ノ鳥島灯台ができるまでは、日本最南端の灯台でした。
高さ16mの灯台の周囲にはサトウキビ畑が広がり、ヤギの姿が見られることも。
のどかな風景が広がっており、のんびり過ごしたい人におすすめです。
島の中心にあるため、自転車や徒歩でアクセスしやすいのも魅力です。
5. ぺー浜

波照間島の西側にある「ぺー浜」は、落ち着いた雰囲気の中で美しい海と砂浜の風景に癒やされる、穴場のビーチです。
遊泳禁止のビーチのため、シャワーや脱衣所などの設備はなし。
星の砂が見つかる場所としても知られているので、浜辺を散歩しながら星の砂を探す楽しみも味わえます!
波照間島の観光を満喫するモデルコース(1泊2日)

せっかく波照間島を訪れるなら、見どころを効率よく楽しみたいところ!
以下では、波照間島の人気観光スポットを押さえた1泊2日のモデルコースを紹介します。
時間帯 | 行程 |
---|---|
8:00 | 石垣港から高速船で出発(約1時間〜1時間半) |
9:30〜10:00 | 波照間港到着。港でレンタサイクル、またはレンタバイクを借りる |
10:30 | ニシ浜ビーチで絶景とシュノーケリング体験 |
12:00 | カフェや食堂で地元グルメランチ |
13:30 | 「最南端の碑」へサイクリング観光 |
15:30 | 早めに宿にチェックイン |
17:30 | サンセットスポットへ移動(ニシ浜やペー浜など) |
19:00 | 星空鑑賞で一日を締めくくる |
時間帯 | 行程 |
---|---|
8:00 | 宿で朝食 |
9:00 | もう一度、ニシ浜や集落を散策・お土産購入 |
11:00〜12:00 | フェリーで石垣島に戻る |
波照間島観光で大自然の絶景を満喫しよう

日本最南端の有人島である波照間島。
のんびりとした時間の流れの中、美しい海や満天の星に心を奪われるような特別な体験ができる島です。
今回紹介した観光スポットやアクセス情報を参考に、ぜひ波照間島での観光を満喫してください!
※本記事の内容は2025年7月現在の情報です。
アイキャッチ画像提供:PIXTA