富士登山を体験しよう
若い世代は勿論、老若男女問わずシニア世代まで高い人気を集める富士登山。日本を象徴する山として聳え日本一の標高3,776mを誇る富士山は2013年6月26日にユネスコ(国連教育科学文化機関)世界文化遺産に登録されて以降さらに注目が高まっています。今回は日本人なら一度は体験すべき富士登山の基礎知識とアクティビティジャパンでご予約いただける富士登山(トレッキング)の体験プラン・ツアーをご紹介します。
日本の世界遺産登録は文化遺産が16件自然遺産が4件で全20件です!
山開きと登山ルート
残雪や気象状況により毎年変動しますが、一般的に富士登山ができるのは夏山の7月初旬〜9月中旬の期間内のみです。また冬季は山梨・静岡の両側ともに5合目以上は全て封鎖され登山道をはじめ公衆トイレや救護所などの施設が全て使用できなくなります。したがって世界遺産富士山に登れるのも頂上からのご来光を拝めるのも2ヶ月ほどの期間限定の体験となります。開山時期の詳細についてはご予約時にご確認ください。
主な富士登山ルート
富士山頂を目指す登山のルートは主に静岡側3ルート、山梨側1ルートの4ルートに分かれており、山頂にはお鉢巡り歩道があります。それぞれ五合目を起点としたコースで、0泊2日で登頂するエキスパート向けのタイムスケジュールもありますが、初めての富士登山では途中山小屋に宿泊する1泊2日〜2泊3日の緩やかなタイムスケジュールで高度上昇させ高山病や疲労などを緩和するトレッキングプランが主流です。山小屋の予約が必要なので富士登山ガイドトレッキングへのご予約はお早めにお願いします。
▼山梨県側
・吉田ルート(登山口:富士スバルライン五合目)
富士登山者の半数が利用すると言われている人気コース
▼静岡県側
・須走ルート
登山口:須走口五合目
樹林帯を抜ければ広範囲でご来光や影富士が見られるコース
・御殿場ルート
登山口:御殿場口新五合目
最も傾斜が緩やかなコース
・富士宮ルート
登山口:富士宮口五合目
最も標高が高い位置からスタートし山頂までの距離が近いコース
アクティビティジャパンでご予約できるプランでは登山ルートを選べない場合があります。希望がある場合は予約時に必ずご確認ください。
富士登山に必要な持ち物(装備)
富士登山の準備は万全を期すことが絶対条件です。履き慣れたトレッキングシューズや雨風を防ぐ雨具類、山頂付近では夏場でも0℃以下になることもあるため防寒着、地図などが絶対に必要な持ち物です。また日よけの帽子やサングラスなど速乾性の下着類なども必要となります。ヘルメット、ヘッドライト、ストックなどレンタルできる物とそうでない物をプラン催行ショップ及びガイドに確認し持ち物を準備しましょう。
富士登山のルールやマナー
貴重な歴史資源などを守るために自然公園法第21条第3項、文化財保護法に定められた基本的なルールやマナーがあります。主に、動植物や溶岩・石などの採取禁止や、テント設営及び焚き火の禁止など富士登山では絶対守らなくてはならないルールがあります。事前に専門書やウェブサイトをチェックしルールに従って登頂を目指しましょう。
富士登山まとめ
日本一の標高3,776mを誇る富士山頂は気軽な気持ちでは目指せません。念には念を入れた事前準備やご自身の体調管理など万全を期してください。また、安全で楽しく富士登山を楽しむために数々のショップが催行するプランをご予約いただき、富士登山を熟知したガイドと共に山頂を目指しましょう。一年の中で短い期間の特別な体験のため毎年予約が集中するのでお早めの手配をおすすめします。
富士登山体験プラン
頂上ご来光を目指す富士登山のスタンダードコース。スバルライン五合目から山頂を目指し、七合目の山小屋で仮眠し夜中に出発し山頂でご来光を見るスタンダードコースです。
【山梨・富士吉田】富士登山・お鉢めぐり付きの完全制覇コース!(手話対応)
スバルライン五合目から山頂を目指し、七合目の山小屋で仮眠し夜中に出発、山頂ご来光にお鉢めぐり(山頂噴火口一周:約2時間)を含めたコースです。
【静岡・富士】「海から日本の頂へ」海抜0mからの富士登山 ~第1回 海から修験道の聖地へ~
「ありきたりな富士登山じゃあ、つまらないっ!」完全サポート3回シリーズで富士山完全登頂に挑戦!第1回『 海から修験道の聖地へ』歌川広重が東海道五十三次で描いた左富士や美しい茶畑越しの富士山を眺め、富士山修験道の聖地「村山浅間神社」を目指す一泊二日。※第1回のみの参加も大歓迎
【静岡・富士】「海から日本の頂へ」海抜0mからの富士登山 ~第2回 富士山最古の登山道を行く~
「ありきたりな富士登山じゃあ、つまらないっ!」完全サポート3回シリーズで富士山完全登頂に挑戦!第2回『富士山最古の登山道を行く』古の修験者達が通った富士山最古の登山道「村山古道」歩いての登山。富士山信仰の歴史と南麓の豊かな自然を感じながら高鉢を目指す一泊二日。※第2回のみの参加も大歓迎