【Fielder×ACTIVITY JAPAN連載企画】森で稼ぐ方法
僕らの身近にある森には、自然の産物がたくさん転がっている。それを売ったら如何程になるのかな…と考えたことはないだろうか?ここでは、まことしやかに囁かれる“森で採って稼げる方法”を集めてみた。一つ、頭に入れておいて欲しいのが、私有地に無断で入ってこれらを収穫してはいけないということ。必ず許可をとる必要がある。また、たとえ許可されたとしても、乱獲したり、荒らしたりするのは絶対にNGだ。
①流木
形やサイズ、状態によって価格が大きく異なる
川に行けば至るところで見ることができる流木は、インテリアや制作物などの素材として需要がある。買取り業者が存在し、値段は数100円程度から数千円で売れることもあるという。個人オークションにも多く出品されており、形や状態の良いものは売れる可能性がある。ちなみに、アクアリウムで使うものは鍋で煮込んだり、数ヶ月水に漬け込んだりといったアク抜き作業が必要となる。
②山菜
たくさん生えていても根こそぎとるのはNG
地元の種類や地域によって異なるが、山菜が取れるのは4月~6月下旬ぐらいまで。地域によっては、その季節になると一般の人から山菜の買取りを始めるスーパーや販売業者などがある。山菜は鮮度が命なので、朝収穫したものを出荷するといった流れが多いようだ。加工してから納品する方法もあり、その場合は手間がかかるが買取り料金がアップする。根こそぎとってしまうと翌年に株が衰えてしまうなど、自然を壊す原因になるため、再生する範囲に留めるよう注意したい。
③カブトムシ&クワガタ
童心にかえって昆虫採集をしてみては?
カブトムシやクワガタの卸業者で、一般からの買取りを行っているところがある。採集時期によって価格が変動し、珍しい品種のものほど価格が上がる。ちなみに、ホームセンターなどの大きなショップは買取りを行っていないところがほとんどだが、個人の昆虫ショップなら直接問い合わせてみると買取ってもらえることがあるそうだ。ただ、ショップは基本的に仕入れルートを確保しているので、買取ってもらえても金額は期待できない。ペアで100円ほど。
④砂金
じっくり時間をかけて宝探しを楽しむ
日本の95%の河川で取れると言われている砂金。買取り業者はあるが、採取地域や個体によって金の含有量が異なるため買取り価格は査定に出さないと見当がつかない。その割に、採取にも時間を要するので儲かるというわけではないようだ。宝探し気分で、趣味の一環として行うと楽しめるだろう。だし、鉱区(鉱業権の及ぶ土地の範囲)とされている場所では採取が禁止されているので事前に調べること。
⑤木の実
形やサイズを吟味して選ぼう
どんぐりや松ぼっくりなどの木の実は、工芸品やインテリア、花材、工作などに使われているため需要は意外と多い。大量に手に入れたとしても、業者に買取ってもらうよりは、個人オークションに出品する方が主流のようだ。オークションサイトを覗いてみると、多くは松ぼっくりで50個500円ほどの金額に設定されていた。手に入らない季節は需要が高まるので、落札されやすくなるそうだ。ちなみに、どんぐりは中に虫がいる可能性があるので、一度煮沸するのがお勧め。
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