支笏洞爺国立公園 観光スポット 遊び レジャー特集

本記事では、支笏洞爺（しこつとうや）国立公園を特集します！

北海道の観光においてはずせない、支笏湖（しこつこ）・洞爺湖（とうやこ）の二大カルデラ湖とその周辺には、羊蹄山（ようていざん）や有珠山（うすざん）、登別地獄谷（のぼりべつじごくだに）など、見どころがたくさん！
温泉やキャンプ場もあるので、リフレッシュしたい人にも最適な場所です。

道央・札幌からの日帰りも可能な支笏洞爺国立公園に、遊びに行ってみませんか？

支笏洞爺国立公園の特徴

日本を代表するカルデラ湖である支笏湖（しこつこ）・洞爺湖（とうやこ）を中心に構成されている、北海道の「支笏洞爺（しこつとうや）国立公園」。
貴重な地質を有することから、公園の一部はユネスコの世界ジオパークにも認定されるなど、学術的に価値のある場所でもあります。

公園内には、火山活動により形成されたカルデラ湖や温泉が点在し、活火山や火山地形を確認できることから、「生きた火山の博物館」とも呼ばれています。
また、ミヤマオダマキやイワヒゲなどの高山植物、キタキツネやエゾリス、天然記念物の鳥・クマゲラなど、珍しい動植物も生息しています。

支笏洞爺国立公園の歴史・範囲・場所

北海道の南西部にある「支笏洞爺（しこつとうや）国立公園」は、札幌の市街地や新千歳空港などからのアクセスも良い、人気の国立公園です。

公園は1949（昭和24）年、日本で14番目の国立公園指定を受け誕生しました。関係市区町村は北海道の6市7町1村、総面積は99,473ha（ヘクタール／陸域のみ）の広さを誇ります。

支笏洞爺国立公園は、
・　支笏湖エリア
・　定山渓エリア
・　洞爺湖エリア
・　羊蹄山エリア
・　登別エリア
の、大きく5つのエリアに分かれています。各エリアの特徴・詳細については、以下で説明します。

支笏湖エリアの観光スポット・アクセス

支笏湖

「支笏湖（しこつこ）」は、日本最北の不凍湖。透明度が高いことで知られ、支笏ブルーとも呼ばれる青色の美しさが印象的です。

支笏湖では、カヌー・カヤックやSUP（サップ）、トレッキングなどのアクティビティが楽しめます。
冬季には「千歳・支笏湖氷濤（ひょうとう）まつり」が開催されます。湖の水で作られた氷像のライトアップなど幻想的な景色が大人気！今や北海道を代表する冬のイベントです。

樽前山

「樽前山（たるまえざん）」は、自然豊かなトレッキングのスポットとして、初級者から上級者に至るまで幅広い登山愛好者に親しまれています。

活火山のため火口近辺には立ち入れませんが、支笏湖や太平洋までも見渡せる展望が大きな魅力の山です。

支笏湖温泉

とろみのある湯が特徴的な温泉。ミネラル分がたっぷり含まれ、入浴後の肌はつるつるになると評判です。

いわゆる温泉街のようなにぎわいとは趣が異なり、美しい湖の景観と静かで落ち着いた雰囲気が調和する観光地です。

定山渓エリアの観光スポット・アクセス

定山渓温泉

無色透明で、わずかな塩辛さを感じられるナトリウム塩化物泉の「定山渓（じょうざんけい）温泉」。

豊富な湯量と美しい景観から「札幌の奥座敷」とも称されています。札幌の中心部から車で1時間弱というアクセスの良さもあり、地元北海道民にも愛される温泉地です。

定山源泉公園

定山渓温泉の開祖とされる僧侶・美泉定山（みいずみじょうざん）の生誕200年を記念して作られた公園です。

園内では、足湯につかりながら桜や新緑、紅葉、雪景色など、四季折々の風景を楽しめます。

二見・定山の道／二見吊橋

定山渓を流れる、豊平川（とよひらがわ）沿いに整備された散策路。特に秋は紅葉スポットとして人気があります。

川にかかる赤色の二見吊橋（ふたみつりばし）は、定山渓のシンボル的存在です。ライトアップやプロジェクションマッピングなど、光のイベントが実施されることもありますよ！

洞爺湖エリアの観光スポット・アクセス

洞爺湖

「洞爺湖（とうやこ）」は日本で3番目に大きく、ドーナツのような形をしたカルデラ湖。およそ11万年前の巨大な火山活動により湖が誕生し、さらにその後の噴火で湖の中心部に島が形成されました。

SUP（サップ）を楽しんだり、観光タクシーで周辺を観光したり、楽しみ方もイロイロ！
夏はもちろん冬にも実施される花火大会や通年開催のイルミネーションなど、たくさんのイベントが開催されています。

有珠山

「有珠山（うすざん）」は、現在でも噴煙が上がる活火山です。山頂からは、洞爺湖や天然記念物に指定されている昭和新山を眺められます。

山頂へは、360度のパノラマが楽しめるロープウェイで楽々登頂！もちろん、外輪山展望台まで、遊歩道を歩いて登ることもできます。
山頂のテラスからは、運が良ければ雲海も楽しめますよ。

洞爺湖温泉

1910（明治43）年の有珠山の噴火により生まれた「洞爺湖（とうやこ）温泉」。温泉誕生の経緯がはっきりわかっている、日本国内でも珍しい温泉です。

ナトリウム・カルシウムが含まれる塩化物温泉で、適応症は切り傷や冷え性、皮膚乾燥症などです。

羊蹄山エリアの観光スポット・アクセス

羊蹄山

「羊蹄山（ようていざん）」は、直線的な稜線から蝦夷富士（えぞふじ）との異名を持つ、北海道を代表する名峰です。標高は1,898m、活火山ですが、現在、噴気活動は観測されていません。

複数の登山コースがあり、夏には100種類近い高山植物がハイカーの目を楽しませてくれます。ふもとにはゴルフ場やキャンプ場があり、アウトドアも満喫できます。

ふきだし公園

名前の通り、羊蹄山（ようていざん）の伏流水が湧出しているエリアを公園として整備。湧出する水は「日本の名水百選」にも選出されています。

園内には、水を見守る観音像や野外ステージ、ジンギスカンが食べられるレストランもあり、地元の人々の憩いの場にもなっています。

半月湖

羊蹄山（ようていざん）の西側にある、半月型の湖です。誕生当時は満月のように丸かったものが、その後の火山活動により半月の形になった、と言われています。

アカゲラや天然記念物のクマゲラなどの鳥類、湖のシンボルツリーでもあるミズナラの大木など、豊かな自然に親しめるスポットです。

登別エリアの観光スポット・アクセス

登別温泉

約1万年前の火山活動により湧出したとされる「登別温泉（のぼりべつおんせん）」は、国内トップクラスの人気を誇る温泉地です。

登別温泉では、鬼は湯の守り神「湯鬼神（ゆきじん）」として親しまれ、鬼や金棒のオブジェが街の随所で見られます。
また、鬼が人々の幸せと厄除けを祈願し手筒花火を打ち上げる「地獄の谷の鬼花火」は、大迫力の祭りです！

登別地獄谷

赤茶色の岩肌から火山ガスが噴出しているさまが「鬼がいる地獄のようだ」として名付けられた、爆裂火口です。

秋の紅葉や夜間のライトアップなどは、特にSNS映えする写真が撮影できると注目されています。湧き出る多種の温泉は、登別温泉の宿泊施設や温浴施設に供給されています。

倶多楽湖

「倶多楽湖（くったらこ）」は、きれいな円形のカルデラ湖。湖に流入する川・流出する川がなく、国内トップクラスの透明度を誇ります。

支笏洞爺国立公園の観光スポット 地図

支笏洞爺国立公園のおすすめアクティビティ

クリアカヤック

透明な船底のカヤックで湖の上をゆっくり進むクリアカヤックは、北海道にある湖の透明度を体感するのに最適のアクティビティ！
濡れずに湖の中を覗くことができますよ。

不凍湖でもある支笏湖（しこつこ）では、年間を通してクリアカヤックを楽しめますよ！

トレッキング（登山／ハイキング）

トレッキング（登山／ハイキング）は、近年人気のアクティビティです。なかでもトレッキングは登山道をゆっくりと歩くことが主目的なので、老若男女に親しまれています。

支笏洞爺（しこつとうや）国立公園には、羊蹄山や地獄谷など、トレッキングに最適なスポットがたくさんあります。

スノーシュー・スノートレッキング

雪を特に身近に感じたい人には、スノーシュー・スノートレッキング体験がおすすめです。雪上歩行に適した専用の歩行器具を足に着け、白銀の世界を歩きます。

林や森に分け入れば、珍しい動植物に出会えるかも？季節限定のアクティビティなので、雪の季節に北海道を訪れる際にはぜひ体験してみてください！

観光タクシー・ハイヤー

広い北海道での観光地巡りは、移動もひと苦労ですね。
おすすめしたいのが、タクシーやハイヤーを利用した観光ツアーです。

特に親子三世代での旅行など、公共交通機関を利用する手間やリスクを減らしたい場合に最適！貸切ツアーで行き先をカスタマイズすれば、行きたい観光スポットを効率よくまわることもできますよ。

支笏洞爺国立公園 観光スポット アクティビティ まとめ

支笏洞爺（しこつとうや）国立公園と、周辺の観光スポットやアクティビティについて紹介しました。いかがでしたか？

北海道の中心都市である札幌や、北海道の玄関口・新千歳空港がある千歳エリアからも近い支笏洞爺国立公園は、季節を問わず北海道の大自然を体感できるのが魅力です。
アクティビティで遊んだあと、地元グルメを味わいながら、温泉でゆっくり体を休めるのもいいですね！

ぜひ、記事を参考に、支笏洞爺国立公園を楽しんでみてくださいね！

※本記事の内容は2023年1月現在の情報です。

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