熱中症対策はどうする？夏のアウトドアアクティビティ おすすめグッズ
気温が高い季節になると特にニュースでも多く取り上げられる熱中症対策を特集。
特に夏のアクティビティを楽しむには、事前に熱中症について学ぶことが対策になります。
人気のアウトドアアクティビティ、キャンプ＆BBQ（バーベキュー）、登山・ハイキング、さらに海のアクティビティの熱中症対策を紹介します。
事前に熱中症対策について学び、アウトドアを楽しんでくださいね！
熱中症の症状とは？わかりやすく解説
熱中症とは、高温多湿の環境に長時間いることで、体温を調節する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもってしまう状態のことを指します。
熱中症を引き起こす要因は、「環境」「体」「行動」によるものだと考えられています。
- 環境
- 気温や湿度が高い
- 締め切った屋内
- 風が弱い
- エアコンのない部屋
- 日差しが強い
- 急に暑くなった日
- 熱波の到来
- 体
- 高齢者（70歳以上）や乳幼児、肥満の人
- 下痢やインフルエンザなどによる脱水状態
- 糖尿病や精神疾患など持病がある人
- 二日酔いや寝不足などの体調不良
- 低栄養素状態
- 行動
- 激しい筋肉運動や慣れない運動
- 屋外での長時間作業
- 水分補給ができない状態
熱中症は屋外だけでなく、室内で何もしていない時でも発症します。
季節も夏だけではなく、春や秋、冬でも要因が重なれば熱中症にかかってしまうことも。そのため、屋外・屋内や季節にかかわらず、きちんと熱中症対策を行いましょう。
「のどが乾いていない」と思っても、こまめに水分を補給することが大切。「のどが渇いた」と思った時に水分を補給するのでは、遅すぎることがあります。
熱中症対策には10〜20分ごとに休憩し、水分を補給するのがおすすめ。運動などをして大量に汗をかいた時には、塩分も一緒に補給できるスポーツドリンクを補給しましょう。
熱中症の症状は以下のように、三段階に分けられます。
各症状の特徴と対策を見てみましょう。
熱中症 初期症状（軽度：I度）：現場で応急処置を行い対応
- めまい
- 立ちくらみ
- 汗が止まらない
- こむら返り
- 手足のしびれなど
対策
- 冷たい水分や塩分を補給する
- 涼しい場所に移動する（エアコンなどで室温を下げる）
- 安静にする
熱中症 中度症状（II度）：病院への搬送が必要
- 頭痛
- 吐き気
- 体がだるい（倦怠感がある）
- 頭がぼーっとする（虚脱感がある）など
対策
- 涼しい場所に移動する
- 十分に水分・塩分を補給する
- 衣服を緩めて体を冷やす
- 安静にする
- 自分で水分を摂取できない場合は医療機関を受診する
熱中症 重度症状（III度）：入院して集中治療室に搬送
- 呼びかけても反応がおかしい（意識障害がある）
- まっすぐに歩けない
- けいれんしている
- 体が熱いなど
対策
- すぐに救急車を呼ぶ
- 涼しい場所へ移動する
- 衣服を緩めて体を冷やす
- 安静にする
- 無理に水を飲ませない
熱中症の症状は対処するタイミングや内容、患者の条件により変化します。熱中症による異常を早めに認識し、治療につなげることが重症化を防ぐので、注意深くチェックしましょう。
以下では熱中症対策・予防について解説します。
熱中症対策 予防はどうすればいいの？
- 水分・塩分の補給
- 吸湿性＆速乾性のある服を着る
- 通気性の良い服装
- 黒い色の服は避け、白など薄い色を選ぶ
- 帽子や日傘を使用する
- 暑さに徐々に体を慣らす
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体を冷やす
- 室内でも温度・湿度を測る
熱中症対策には、前述したとおり、こまめな水分・塩分補給が大切です。汗で失われた塩分も一緒に補給できるスポーツドリンクがおすすめです。
衣服は、吸湿性＆速乾性のある綿・麻・ポリエステルがおすすめ。ふわっとして通気性の良いもの、衿口が開いている服を選びましょう。黒い色の服は熱を吸収してしまうため、NG。白などの薄く淡い色が最適です。
また、帽子や日傘を使用して、肌に日光が直接当たるのを避けましょう。暑さには少しずつ体を慣らすことも大切。特に屋外にいる時には保冷剤や氷、冷たいタオルなどで体を冷やして熱がこもらないようにしてください。
屋内にいる時でも気を抜かず、温度は28度以下、湿度は70%以下に保つようにしてくださいね。
続いて、キャンプ・BBQ（バーベキュー）、登山・ハイキング、海のアクティビティにおける熱中症対策を解説します。
参考：環境省熱中症予防情報サイト「熱中症予防のための情報・資料サイト」京都府「熱中症の症状と対処」
熱中症対策 キャンプ・BBQ（バーベキュー）におすすめの暑さ対策グッズ
- 冷える帽子（クールキャップ）
- 冷感タオル（クールタオル）
- 瞬間冷却剤
- クールミスト
- 小型扇風機（携帯扇風機）
- ポータブル冷風機
- ハードクーラーボックス
キャンプ・BBQ（バーベキュー）は自然を感じながら、開放的な気分を味わえると最近人気のアクティビティ。
屋外で楽しむアクティビティなので、冷える帽子（クールキャップ）や冷感タオル（クールタオル）、瞬間冷却剤、クールミストなどを使って体に熱がこもらないようにしましょう。
気軽に持ち運べる小型扇風機（携帯扇風機）は夏のキャンプやBBQ（バーベキュー）で活躍するアイテム。USB充電はアウトドアで使いやすいのでおすすめです。
卓上型・手持ち（持ち歩き）型・吊り下げ型など種類はさまざまなので、自分に合ったものを選んでくださいね。
ポータブル冷風機は水が蒸発する際の気化熱を利用し、冷風を送り出すもの。小型扇風機（携帯扇風機）よりも涼しいのがメリットです。
水ではなく氷を入れられるものもあるため、好みに応じて選択を。
ハードクーラーボックスはボディに断熱材を採用しているため、外気温の影響を受けにくいのが特徴。クーラーボックスに入れた食材やドリンクをしっかりと保冷してくれるので、暑い夏のアウトドアには特におすすめですよ！
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熱中症対策 登山・ハイキングにおすすめの暑さ対策グッズ
- 冷える帽子（クールキャップ）
- 冷感タオル（クールタオル）
- 瞬間冷却剤
- クールミスト
- 保冷機能付きペットボトルホルダー
- 保冷ボトル
一般的にハイキングと登山の違いは標高500mが基準。
ハイキングは標高500ｍ以下、登山は標高500m以上の山に登るアクティビティといわれています。
キャンプ・BBQ（バーベキュー）のところで紹介した、冷える帽子（クールキャップ）、冷感タオル（クールタオル）、瞬間冷却剤、クールミストのほかに、冷たい飲み物が飲める保冷機能付きペットボトルホルダーや保冷ボトルがあると便利です。
登山・ハイキングは歩いて移動するため、想像以上に汗をかきます。飲み物は何本か持参を。
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熱中症対策 海のアクティビティにおすすめの暑さ対策グッズ
海のアクティビティとは、シュノーケリング・ダイビング体験・釣りなどが主なアクティビティです。
- 冷える帽子（クールキャップ）
- 冷却ベスト
- 瞬間冷却剤
- クールミスト
- 保冷ボトル
- 保冷機能付きペットボトルホルダー
- 冷感タオル（クールタオル）
- 首掛け扇風機
海のアクティビティ、特に釣りは日差しを遮るものがないため、体験中に体に直接日差しが当たります。冷える帽子（クールキャップ）を被り、体に熱がこもらないようにしましょう。冷却ベストもおすすめです。
また、軽くて持ち運びやすい瞬間冷却剤やクールミストを携帯すると安心。保冷ボトルや保冷機能付きペットボトルホルダーを持参すると、釣りを体験中でも冷たい飲み物を補給できますよ。
冷感タオルや首掛け扇風機はハンズフリーで使用できるため、釣り体験中におすすめのグッズです。
シュノーケリングやダイビングは海中に潜るアクティビティ。しかし海中でも後頭部や首を強い日差しが直撃するため、日焼けしやすい環境です。
日焼けはやけどと同じ症状のため、体内の水分が急速に失われてしまい、熱中症になるリスクがあります。
さらにウェットスーツなどを着用していると、汗をかいても気づきにくい状態。海中ではのどの乾きを感じにくいため、ガイドに従って適宜休憩を入れ、こまめに水分補給をしてください。
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熱中症対策 夏のアウトドアアクティビティ おすすめグッズ まとめ
夏のアウトドアアクティビティを楽しむには、熱中症対策は欠かせないもの。
熱中症の症状について学んで対策すれば安心です。
シーンに応じておすすめの熱中症対策グッズを使用し、アクティビティを楽しんでくださいね！
※本記事の内容は2024年7月現在の情報です。
