オンラインツアー体験記：沖縄・宮古島産の紅芋餅を作ろう

各種メディアでもオンラインツアーの人気ぶりが報じられている昨今。アクティビティジャパンでも全国津々浦々、様々な種類のオンラインツアー体験が予約できます。

『おうち時間』の充実を図りつつ、何か新しい事をやってみたいと思っていたアクティビティジャパン編集部Y。
今回は、自宅に居ながら宮古島名物・ちゅら恋紅芋を使ったお菓子作りを体験する、というオンラインツアーに参加してみることに！

これまで、「街歩き」や「ガイドツアー」といったタイプのオンラインツアーには参加したことがある編集部Yですが、ものづくりタイプのオンラインツアーは初めての経験です。
体験の一部始終をレポートします。果たして美味しいお菓子を作ることはできるのでしょうか？

オンラインツアー体験・提供ショップ「いもともや食品加工所」とは

今回のオンラインツアー体験を開催するのは、沖縄・宮古島にある「いもともや食品加工所」。
宮古島でお芋を原材料とするお菓子などを中心に製造と販売をされています。

宮古島の新鮮な食材や特産品を取り揃えた複合施設「島の駅みやこ」でも取り扱いがあり、観光客のお土産としても好評です。

体験キットが届きました！

オンラインの紅芋餅作り体験に申込後、すぐにメールで予約受付の連絡が来ました。
まずは体験キットの受け取り日に関する連絡です。
希望日をお伝えすると、体験の2日前にはキットが冷凍便で届きました！

箱を開けると、きな粉の良い香りがします。
体験用のもち粉・きな粉・お砂糖・ちゅら恋紅芋のペースト、作り方の詳細を記したレシピも入っています。

オンラインツアー体験がスタート！

体験の案内をして下さるのは、「いもともや食品加工所」の上里さん。沖縄本島のご出身だそうです。宮古島ご出身のご主人とUターン移住され、畑でのサトウキビやサツマイモ栽培など、お芋を中心とした加工所を営まれています。

上里さんはDIYがご趣味とのこと！畑仕事に加工所での食品づくりに…と、とってもアクティブな方なのに、語り口は柔らかく、緊張気味で参加している方も自然と笑みがこぼれてしまうのではないでしょうか。

「ちゅら恋紅芋」とは

紫芋は、沖縄では「紅芋」とも呼ばれています。
「ちゅら恋紅芋（ちゅらこいべにいも）」は、沖縄県が開発した比較的新しい品種で、宮古島などで多く生産されています。
沖縄の方言で「美しい」を表現する「ちゅら」という言葉の通り、加熱すると紫色が鮮やかに発色し、食物繊維が多いのが特徴。甘さは控えめなので、お菓子の材料として適しているそうです。

この美味しそうな「ちゅら恋紅芋」を始め、生の紫芋・紅芋は原則として、沖縄県外への持ち出しができないのを、皆さんはご存じでしょうか？
害虫など検疫上の問題で、旅行客がお土産としてそのまま持ち帰ることもNGなのだそう。
沖縄で紫芋や紅芋のお菓子が多いのには、こういった理由もあるのかもしれません。

今回は、この「ちゅら恋紅芋」をつぶしたペースト使用し「紅芋餅（べにいももち）」を作ります。

紅芋餅作りの工程などを紹介

餅作りには、こねる・蒸すなどの工程が含まれるので、オンラインツアー体験が終わった後、レシピを見ながらゆっくりじっくり作ることも出来ます。
小さい子供と一緒に参加する場合や料理初心者にとっては、体験中にバタバタと慌てることが無い、有難いシステムです。
不器用な編集部Yも、紅芋餅作りはオンラインツアー体験が終了してから行うことにしました。

作り方の詳細なコツは、オンラインツアー内で、分かりやすく丁寧に動画を用いて説明してくれます。

その他、お芋で作った「紅芋甘糀」や、色の異なる芋餅を月桃（げっとう）の上で蒸し香りづけをした「月桃ロール餅」など、「いもともや」おすすめの商品紹介もしてくれました。

いよいよ紅芋餅を作る！

体験の流れ＆工程

計り要らずの体験キットが用意されているので、基本的には

• こねる
• 成形する
• 加熱する

この3工程で出来上がりです！

特に「こねる」工程は、とても楽しい！
全体が、しっかりとまとまるまでこね続けるのですが、大人も子供も思わず夢中になってしまいますね。

その後、蒸していくのですが、蒸し器が無い場合には焼いてもOKとのこと。

せっかくなので、蒸す・焼く、両方を試してみました！
蒸したお餅はツヤツヤ、焼いたお餅はこんがり、想像以上の出来上がりです！
ちなみに…編集部Yの個人的好みは「焼き餅」に軍配が上がりました！

紅芋餅作りオンラインツアー体験に参加した感想

オンライン体験ツアーは、とても充実していました！
宮古島文化に触れ、その上、色鮮やかな出来立てのお餅も食せて、まさに「二度おいしい」体験に大満足です。

紅芋餅の作り方はもちろん、紫芋の特性や調理方法など、たくさんの知識も身につきました！

作りながら体験してしまうと、上里さんとの楽しいお話の時間が削られてしまうかもしれません。体験が終わってから、ゆっくり作ることをおすすめします。

宮古島で地元の方との触れ合いが好きな人、沖縄ならではの特産品に興味がある人には、とても楽しいツアーになると思いますよ！