水納島は沖縄本島から約15分！日帰りで楽しめる観光スポット＆おすすめツアー

「水納島（みんなしま）」とは、沖縄本島からおよそ約1.5kmの沖合に浮かぶ三日月形の離島のこと。フェリーに乗れば、沖縄本島からわずか15分程度で行くことができます。エメラルドグリーンに輝く海、白い砂浜、更衣室やシャワーなどの設備が整った水納島は、まさに観光にもってこい！

そこで今回は、水納島の魅力や見どころ、おすすめの観光スポット、人気のアクティビティなどをご紹介します。

沖縄本島から約15分！水納島ってどんなところ？

沖縄本島の北部に位置する「本部半島」のおよそ沖合1.5kmに浮かぶ「水納島（みんなしま）」。上空から見ると島の形がクロワッサンに見えることから、「クロワッサンアイランド」の愛称でも親しまれています。
面積はわずか0.47 ㎢。一周は約4.6kmです。島の人口は21人（2022年3月調べ）と小さな島ですが、年間に訪れる観光客の数は、なんと約6万人以上！ 沖縄本島からのアクセスも良く、遠浅で波も穏やかなことから、毎年夏になるとマリンスポーツを楽しむ若者やファミリーで賑わっています。

また、ビーチ周辺に海の家やパーラーもあり、浮き輪やパラソルなどのレンタルサービスも充実しています。最低限の荷物だけで遊べるところも、嬉しいポイントですね！

水納島はふたつある？

実は、沖縄県には「水納島」と書かれる島がもうひとつ存在します。宮古諸島の多良間島の更に北、宮古島と石垣島のちょうど中間に位置する離島「水納島（みんなじま）」です。

宮古諸島の水納島は直通便が無く、多良間島からチャーター船で向かうため、気軽にアクセスできる場所ではありません。しかし、本部半島の水納島と同様、サンゴ礁に囲まれた自然豊かで魅力的な島です。観光の際には、お間違えのないようお気を付けくださいね。

水納島のアクセス方法：ツアー or フェリー

水納島にアクセスする方法は下記の二種類。

以下ではツアーに参加、フェリーでアクセスする方法を詳しく解説します。

ツアーに参加

水納島にアクセスするのに一番おすすめなのはツアーで上陸すること！

フェリーの場合、予約ができず満席で乗れないということもありますが、ツアーなら安心。沖縄北部から出発可能だったり、ほかの離島にも上陸したり、複数のマリンスポーツを楽しめたりとお得なのでツアーがおすすめですよ！

沖縄本島北部の渡久地港からフェリーに乗る

本島北部にある「渡久地港（とぐちこう）」から出港する高速船「ニューウィングみんなII」に乗って渡るルートが一般的。左に「瀬底島（せそこじま）」、右に「海洋博公園」を眺めながら、約15分で水納島に到着します。

フェリー・定期便は予約ができないため、混雑が予想されるシーズンはすぐに満席になってしまいます。不安な方は、予定のスケジュールより早めに行ってチケットを購入しておくのが良いでしょう。

便数

• オフシーズン：1日に3～5本
• ハイシーズン：1日に6～11便

※便数はシーズンや時勢により変更される可能性があります。

沖縄本島からの所要時間

約15分

往復料金

大人1,730円／小人880円

片道料金

大人910円／小人460円

水納島でおすすめのアクティビティを教えて！

水納ビーチの沖には安全対策のためにブイとネットが張られていますが、遊泳区域内にも、カラフルな熱帯魚やサンゴが多く生息しています。 そのため、水中メガネを使って海の中を覗くだけでも十分に楽しむことができますが、より深く水納島の海を満喫したかったら、ダイビングやシュノーケリングといったマリンアクティビティに挑戦してみてはいかがでしょう？ そこで、水納島でおすすめのアクティビティをご紹介します。

ウミガメに会えるかも！？シュノーケリング

水納島の海は遠浅なので、初めての方や子どもでも気軽にシュノーケリングが楽しめます。
シュノーケリングツアーでは、遊泳区域外にあるポイントまで船で行って潜るのが一般的。ツアー会社にもよりますが、なかには熱帯魚の餌付け体験や、運が良ければウミガメに会えたり、BBQ（バーベキュー）付きのプランなどもあるので、興味のある方は事前にチェックしておきましょう。

熱帯魚と一緒に泳げる！ダイビング

水納島の海は透明度抜群なので、ダイビングスポットとしても人気です。 ダイビングツアーでは、体験中は常にベテランのインストラクターがついているので、初めての方でも安心して体験できます。驚くほどたくさんの熱帯魚やサンゴに囲まれながら泳ぐ時間は、まさに至福のひと時。海の中で、カラフルな熱帯魚たちと一緒に記念撮影もいいですね！

お得に2つ楽しむ！シュノーケリング＋ダイビング

シュノーケリングとダイビングを両方楽しみたいという方にはこちら！お得に2つのアクティビティを楽しめますよ！

海と空、両方を満喫！パラセーリング

まるで海鳥になった気分で、地上40～50mの空中散歩が楽しめる「パラセーリング」。円形のパラシュートを装着し、モーターボートのエンジンを利用しながら凧揚げのように海上を飛ぶ、人気のマリンスポーツです。
真っ青な空から眺める水納島リーフの美しさは、まさに圧巻のひと言！沖縄の島々まで一望できるので、雄大なパノラマビューを楽しむことができます。 水納島の海と空がどちらも満喫できるとあって、贅沢な気分を味わえますよ。

爽快！ジェットスキーでツーリング

ジェットスキー（水上バイク）の操縦免許をお持ちの方は、ツーリングするのもおすすめです。 水納島は小さな島なので、ジェットスキーならあっという間に島の周りを1周できます。美しいエメラルドグリーンの海を、水しぶきをあげながら縦横無尽に滑走する爽快感は、一度味わったらやみつきになりますよ。
ジェットスキーツアーでは、ベテランのインストラクターが参加者のスキルに見合ったコースをセッティングしてくれるので、初心者から上級者まで思いっきり楽しめるでしょう。

お得に楽しみたい＆海で思いっきりはしゃぎたい方にはこれ！

水納ビーチにあるレンタルショップでは、「バナナボート」や「Uボート」、「マーブル」など、さまざまなタイプのボートがレンタルできます。 どれも、マリンジェットで引っ張ってもらいながら海の上を滑走するので、スリルと爽快感満点。さらに、海面から見える熱帯魚やサンゴ礁にも興奮すること間違いなしです！グループで体験できるので、お友達同士やファミリーみんなで楽しめます。
ボートの種類によっては予約が必要な場合もありますので、レンタルを希望する際には、事前に確認しておきましょう。

カヤック＆SUP（サップ）

海の上を自由に散策したければ、「カヤック」や「SUP（サップ）」がおすすめです。
水納ビーチでは、底が透明な「クリアカヤック」がレンタルできるので、海の中を泳ぐ熱帯魚やサンゴを真下に眺めながら、ツーリングが楽しめます。 また、海水の透明度が高いため、 海の上にカヤックやSUPを浮かべると、まるで宙に浮いているかのような不思議な感覚を味わえます。

水納島のおすすめビーチ＆観光スポット

水納島には定番や穴場などさまざまなビーチが存在します。更衣室やトイレなどの施設が整備されている水納ビーチ、沖縄北部有数のダイビングスポットでもあるカモメ岩のビーチなど魅力的な観光スポットがいっぱい！ほかにも干潮時になると一面に海底が現れる神秘的な名もなきビーチ、水納灯台の奥にひっそりとある穴場の観光スポット灯台下のビーチなどバラエティ豊か！

以下では各ビーチの特徴や魅力を詳しく紹介します。

水納ビーチ

船着き場のすぐ脇にある「水納ビーチ」は一番人気の観光スポット。サンゴのかけらでできた白い砂浜、透明度の高い海が魅力です。水納ビーチの目の前には総合案内所があり、更衣室をはじめ、ロッカー、シャワー、トイレなどの設備が揃っているので女性にも最適。

さらに、浮き輪やパラソル、ゴムボートなどがレンタルできるショップが点在。事前予約でBBQ（バーベキュー）も可能です。また、監視所も設置されていたり、海の中には毒を持つハブクラゲ除けのネットが張られていたりと、安全対策もばっちりなので子供がいる家族連れにおすすめ！

カモメ岩のビーチ

名称はカモメ科のアジサシが子育てに来る岩があることに由来しています。透明度が高く、魚が多く生息しているためダイビングスポットとしても有名。

砂浜よりもゴツゴツとした岩場が多いため、サンダルだとケガをする可能性も。マリンシューズがおすすめです。更衣室やシャワー、トイレはないので使用する場合は水納ビーチへ。

観光客が少ないため、穴場のビーチに行きたい人や静かに過ごしたい人におすすめの観光スポットです。

灯台下のビーチ

水納港から徒歩10分ほど。水納灯台下にあるビーチです。観光客には知られていない穴場の観光スポット。白い砂浜と透き通った海、海に潜るとカラフルな熱帯魚に遭遇し、遠方には沖縄本島を臨むことができ、解放感が漂います。

更衣室やシャワー、トイレはないため、水納ビーチで使用しましょう。

水納島を散策してみよう！

車がほとんど走っていない水納島では、島を巡るための移動手段は徒歩のみ。しかし、一周5km弱という小さな島なので、島内をぐるっと散策しても、1時間もかかりません。
水納ビーチから坂を上ったところにある集落では、沖縄ならではの瓦屋根の古民家や、沖縄の守り神とされる「シーサー」の像、色鮮やかなハイビスカスなど、伝統的な沖縄の風景が見られます。海を楽しんだ後は、島の周りを散歩してみるのも良いでしょう。

また、島の東端には、高さ13mの「水納灯台」が設置されています。この灯台は一般公開されておらず、敷地内はフェンスで囲われていますが、水納島の沖を行き来する船の安全を守るため、1972年から今もなお点灯されています。

水納灯台へは、島の集落から行く方法と、水納ビーチから砂浜づたいに行くふたつの方法があります。どちらも歩いて15分程度ですが、集落を通って行く場合は毒蛇「ハブ」に注意！ 草や木々が生い茂った所にはハブが多く生息しているので、水納島を散策する際には、雑木林の中などへは絶対に入らないよう注意してくださいね。

水納ビーチで遊ぶときの注意事項は？

エメラルドグリーンに輝く海、まばゆいほどの白い砂浜が魅力の水納島。しかし、その分太陽の照り返しも強いため、熱中症や日焼けに注意しなければいけません。 夏期のシーズン中はドリンクが購入できる売店が多く用意されているので、こまめな水分補給も心掛けましょう。 また、日焼け止めクリームを塗ったり、水着の上からラッシュガードを着るなどして、日焼け対策もしっかり取ってくださいね。

ビーチには日光を遮るものがなにもないので、ビーチでひと休みする際には、パラソルも必要不可欠です！こちらは、1,000円前後でレンタルできるので、持っていない方はなるべくレンタルサービスを利用するようにしましょう。 その他にも、ビーチで使用するチェアやマット、シートなども一式レンタルできます。

ちなみに、ツアーに参加するのであれば、プラン内容にもよりますが、パラソルのレンタル代がツアー料金に含まれている場合があるのでお得です！

また、水納島にはカフェやレストランがないので、食事をするならパーラーを利用しましょう。ビーチから少し離れた場所にありますが、パーラーでは沖縄そばなどのB級グルメが食べられます。尚、夏季限定の営業となっているので、観光シーズンを外して行くのであればお弁当を持参してください。

水納島に宿泊施設はあるの？

シーズン中は多くの観光客であふれかえる水納島ですが、最終の高速船が出港した後は、とても静かでのんびりとした島になります。 島の中には民宿やログハウスなどの施設がいくつか点在しているので、水納島をゆっくり満喫したかったら、思い切って宿泊してみるのもおすすめです。

日が沈めば満天の星空が眺められるのも、水納島ビーチならではの魅力です。本島のリゾートホテルで過ごすのとはひと味違った、趣ある旅になること間違いなしです！

※プランや料金・時刻表・電話番号などの情報は2022年7月現在の情報です。

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