首都圏から2時間、日帰り旅行にもおすすめの群馬県川場のおすすめスキー場、温泉、アクティビティまとめ

首都圏から車で約2時間、日帰りで楽しめるアクセスの良さが魅力の川場。北海道に行かなくても上質なパウダースノーが楽しめる川場には、魅力的なスキー場がたくさん！アフタースキーに立ち寄りたい温泉やアクティビティと合わせて、川場を1日で満喫するヒントをお届けします。

川場はスキー場・ゲレンデが充実

群馬県北部に位置し、日本百名山の一つに数えられる「武尊山」(2158.3m）の南麓に広がる川場村。関越自動車道・練馬ICから約2時間、沼田ICから約10分（17km）と、首都圏から日帰り旅行で楽しめるアクセスの良さが川場村の大きな魅力！電車で来る場合は、最寄りのJR上越線沼田駅から路線バスで約30分ほどで到着することができます。

冬の川場村はウィンタースポーツがとても盛ん。日本海からやってくる雪雲は、群馬県の谷川連峰を越える過程で湿気を落とし、サラサラの粉雪に変貌します。これぞ群馬名物『からっ風パウダー』。北海道まで足を伸ばさなくても、都心から日帰りでとっておきの極上パウダースノーが体験できるんです。

川場エリアには「首都圏から2時間のスキー場」として知られる「川場スキー場」をはじめ、ファミリーに人気の「たんばらスキーパーク」や、比較的穴場といわれる「オグナほたかスキー場」など、魅力的なゲレンデがたくさんあります。ここでは川場周辺の3つのスキー場をご紹介します。

「川場スキー場」ってどんなところ？

関越自動車道・沼田ICから最も近いのが「川場スキー場」。武尊連峰の高手山の南斜面に面したゲレンデで、近隣の「たんばらスキーパーク」や「オグナほたかスキー場」と同じく標高が高いため、良質な雪が降ることで知られています。
ゲレンデは山麓に位置するスキーセンター「カワバシティ」を頂点とする扇形に配置されています。初級コースが2つ、中級コースが4つ、上級コースが4つと、コースのバリエーションは豊富。初級コースのクリスタルコースと桜川コースをつなげれば、標高差580m・最長3,300mのロングクルージングが可能です。

さらに2021年初旬には、超上級者向けのゲレンデ「OFF THE PISTE」もスタート。講習を受けた人のみ、サイドカントリーや非圧雪コースのパウダーライドを楽しむことができます。圧雪されたバーンでは感じられない新雪の浮遊感は、ぜひ一度味わってみたいですね。

「川場スキー場」には隣接する宿泊施設はなく、日帰り（ショートステイ）に特化したスキー場となっています。スキーセンター「カワバシティ」に直結した立体駐車場は使い勝手がよく、ショッピングセンターのような充実ぶり。無料で利用できるシャワー等も完備しているので、日帰りでも快適に過ごせるでしょう。土日祝日は駐車場が満車になりがちなので、事前に予約しておくと安心です。

「たんばらスキーパーク」ってどんなところ？

「川場スキー場」の北西に位置し、関越自動車道・沼田ICから約30分と好アクセスの「たんばらスキーパーク」。武尊山の支峰である鹿俣山の南西斜面に面したスキー場です。
拠点となるリゾートセンターはおしゃれな雰囲気で、更衣室やレンタルショップなどの施設も充実しています。群馬名物の麦豚を使ったボリューム満点の丼が評判のレストランや、甘いクレープが大充実のスイーツショップも人気です。

「たんばらスキーパーク」はファミリーにやさしいゲレンデとしてよく知られています。一番の特徴は、子供も安心して滑れる緩斜面のゲレンデです。スピードが出すぎないので恐怖心を抱かずに滑ることができ、スキーを始めたばかりの初心者にもおすすめ。良質なパウダースノーは柔らかな質感で、転んでもふんわりと受け止めてくれます。
リフトは子供が乗るときには速度を落として乗車のサポートをしてくれるため、子供のゲレンデデビューにもぴったり。初めてのゲレンデ体験でちょっと疲れたら、午後はキッズパークでそりやチュービングなど、冬ならではのそとあそびを楽しむのもいいですね。

「たんばらスキーパーク」は豊富な積雪により、11月下旬から5月のゴールデンウィークまで営業を行っています。春は道路の積雪も減少し、晴天率も高くなるので、快適な滑りができるはず。ぜひ訪れてみてください。

「オグナほたかスキー場」ってどんなところ？

「川場スキー場」の北東、利根郡片品村に位置する「オグナほたかスキー場」。関越自動車道・沼田ICから約28㎞（平常時45分）とアクセスが良い割に、周辺のゲレンデと比べると比較的空いていることが多い穴場のスキー場です。
日光白根山を見下ろす眺望抜群のゲレンデと、谷川岳、武尊山を越える乾いた風が運んでくる上質なパウダースノーが「オグナほたかスキー場」の魅力。すり鉢状のエリアは雪がたまりやすく、強風の影響も比較的受けにくいと言われます。コースは全12コースとバリエーション豊富で、とくに中級者から上級者に人気。山頂1,828mから3,500mにおよぶロングダウンヒルは、他では味わえない爽快感です。

さらにスノーボード初心者から中級者を対象とした「オグちゃんスノーパーク」は、ジブ、キッカー、地形等の工夫が凝らされた飽きのこないパーク。キッズパークには雪遊び広場や、スノーエスカレーターを使ってのソリ用ゲレンデもあるので、子供連れにもおすすめできます。ゲレンデ食堂「アザリア」は、ここを目当てにゲレンデに訪れる人も多い人気店。アットホームな雰囲気で、アツアツのごまみそラーメンや魚介のパスタ、自家製花豆パフェがおいしいと評判です。

アクティビティジャパンではスキー場のリフト券や、話題のスノーシューの体験・ツアーも事前予約OK！

川場で冬のそとあそびを体験したいけれど、日帰りだと時間が足りないかも……そんな初心者におすすめなのが、スキー場のリフト券やアクティビティの事前予約。1日のスケジュールが立てやすいので、日帰り旅行でも川場の魅力を満喫できますよ。

パウダースノーを堪能！「川場スキー場」リフト1日券

人気の「川場スキー場」のリフト1日券に、1,000円の食事券と500円の商品券がついたお得なパック。「川場スキー場」にはフード付きエスカレーター完備の「ファーストステップゲレンデ」があり、初心者のゲレンデデビューにも最適です。

スノーシューで行く里山の自然観察ツアー

スノーシューとは、西洋かんじき（ワカン）で雪の上を歩くレジャーのこと。標高800ｍ付近の「星の降る森」からスタートし、動物の足跡などを観察しながらトレッキングを楽しみましょう。冷えた体をあたためる、休憩タイムのコーヒーやホットワインは格別です。

川場のスキー場近くのおすすめ温泉

群馬の温泉というと伊香保温泉や草津温泉が有名ですが、川場村の川場温泉もなかなかの名湯です。周辺には薬師温泉や水上温泉もあるので、アフタースキーは日帰り温泉で、1日の疲れを癒してみては？ここではスキーや各種アクティビティと合わせて楽しみたい温泉をピックアップしてご紹介します。

「川場スキー場」・「たんばらスキーパーク」近くのおすすめ温泉2選

川場温泉センター いこいの湯

「川場スキー場」も「たんばらスキーパーク」も、歩いて行ける距離には温泉がないのですが、麓の川場村には川場温泉があります。川場温泉は弘法大師による開湯伝承で知られ、古くから「脚気川場に瘡（かさ）老神」と伝えられてきた歴史ある名湯です。
「川場温泉センター いこいの湯」は、川場村の中心エリア、奥利根湯けむり街道沿いにある村営の日帰り温泉施設。泉質はまろやかな湯ざわりのアルカリ性単純温泉で、冷えた体とスキーの疲れを癒してくれます。手頃な料金設定のため、地元の人にも愛用されている施設です

ホテル田園プラザ 弘法の湯

川場といえば、いま大人気なのが道の駅「川場田園プラザ」。平成27年度全国モデル道の駅に選定され、「関東好きな道の駅」第1位にも選ばれた施設で、自然豊かな広い敷地内に野菜や果物などを買えるファーマーズマーケット、地元の食材を使ったレストランやパン工房、ピザハウスなどが点在しています。 その敷地内にある温泉が、「ホテル田園プラザ 弘法の湯」です。泉質はアルカリ性単純温泉（低張性アルカリ性温泉）で、日帰り入浴にも対応しています。広々とした大浴場でスキーの疲れを癒してから、道の駅のグルメを満喫するのもいいですね。

「オグナほたかスキー場」近くのおすすめ温泉

花の駅 片品 花咲の湯

「オグナほたかスキー場」も「川場スキー場」「たんばらスキーパーク」と同様、山の上には温泉がありませんが、山の麓の片品村に片品温泉があります。日帰り温泉施設「花の駅 片品 花咲（はなさく）の湯」は、野趣溢れるロックガーデン風の露天風呂「風の湯」と、季節のお花を眺めながら入浴する「香湯」が自慢。皇海山の雄大な眺望とともに、筋肉痛や関節痛を癒すアルカリ性単純温泉を楽しむことができます。

川場エリア周辺のおすすめ温泉3選

ここからは川場エリアからは少し離れますが、足を伸ばして楽しみたい温泉をご紹介します。

癒しの湯 薬師温泉

江戸時代、寛政5年に旅の行者が発見されたと伝えられる薬師温泉。「癒しの湯」は約7000坪の敷地に7棟のかやぶき家屋が立ち並ぶ風情あふれる温泉宿で、数千点の古民具・古美術品や季節ごとの祭事で訪れる人を魅了しています。「滝見乃湯」は川の音が心地よい露天風呂で、夜はライトアップされた幻想的な景色が楽しめます。

湯宿温泉 太陽館

群馬県みなかみ町、三国峠の玄関口、猿ヶ京三国温泉郷にある「湯宿温泉 太陽館」。昔ながらの石畳の路地と街並みは旧三国街道の宿場町の面影を残しており、温泉街の雰囲気を楽しみながらの散策もおすすめです。

水上館

山と渓流に抱かれた、個性あふれる15湯の湯巡りが楽しめる温泉宿。昭和2年に建てられた水上館の貴重な建築をそのまま残し、お風呂にした「牧水の湯」は必見。渓流に沿って上州・奥利根の特産品を使った8つの浴槽が連なる「奧利根八湯」では、歴史ある利根温泉の魅力を堪能できます。

スキー・スノボ以外にも楽しめるおすすめアクティビティ！

川場エリア近くの水上（みなかみ）や沼田・老神・尾瀬エリアでは、スキーやスノボ以外にもアクティビティが充実しています。ウィンタースポーツを満喫した後は、こんな体験ツアーに参加してみては？

月夜野焼発祥の地で陶芸体験

利根川の源流に近いみなかみ町で生まれた月夜野焼（つきよのやき）。古窯の伝統技法を受け継ぎながらも、独自に開発したうわぐすりを用いる独特の技法で、オリジナルの作品を作ってみませんか？約1時間で素敵な器が完成します。

冬の群馬県でそとあそびを満喫しよう！

首都圏からのアクセスが良い川場エリアなら、早朝に家を出て午前中からウィンタースポーツやレジャーを楽しみ、温泉で疲れを癒してから帰宅……といった日帰り旅行も余裕。車で行くなら関越自動車道の赤城高原SA（下り）のレストラン「あかぎ庵」に立ち寄って、群馬名物の「おっきりこみ」や「水沢舞茸天うどん」を味わうのもいいですね。お楽しみがいっぱいの冬の川場、ぜひ訪れてみてください！

※プランや料金・時刻表・電話番号などの情報は2020年12月現在の情報です。