吹きガラスとは？魅力・特徴・種類・作り方とおすすめ体験教室・工房を徹底紹介！

このページでは、日本に古くから伝わる伝統的なガラス工芸・ガラス細工の一つ「吹きガラス」を大特集。

魅力や特徴、種類や作り方をはじめ、作れる作品や関東（東京）をはじめとした全国の吹きガラス体験教室・工房を徹底的に紹介します。

花瓶（一輪挿し）やグラス（コップ）、風鈴やインテリア雑貨etc…吹きガラスで世界に一つだけのオリジナルガラス作品制作をお楽しみください。

吹きガラスとは？

まずはじめに「吹きガラスとはどんな技法なのか」という基本的な概要を解説していきます。

吹きガラスとは、ステンレス製などの吹き竿に溶かしたガラスを巻き付けて、ストローの要領で口から息を吹き込んでガラスを成形する技法です。

諸説あるものの、その起源は紀元前1世紀頃にまで遡り、フェニキア人のガラス職人によって開発されたのが始まりだと言われています。

吹きガラスの登場により、それまで主流であった型に溶解したガラスを流しかけて成形する「コア・テクニック」よりも大量生産が可能になります。

その後も吹きガラスはガラス工芸産業の基礎となり「もっとも基本的なガラス成形技法」として現在に至るまで用いられています。

吹きガラスの魅力

吹きガラスの魅力は、まずはじめに「一つとして同じ作品にならない」という点が挙げられます。

ガラスの温度やその日の湿度などの環境、息の吹き込み方などの違いによって個性豊かなガラス作品が生まれていきます。

吹きガラスの特徴

吹きガラスの特徴は、その名の通りガラス素材に対して息を「吹く」ことにあります。

熱したガラスに息を吹き込むことにより、グラス（コップ）や花瓶、ボウルなどさまざまなガラス作品を作ることができます。

吹きガラスの種類

続いては、「吹きガラスの種類」について解説していきます。

吹きガラスは、大きく分けて「宙吹きガラス」と「型吹きガラス」という2種類の技法に分類されます。

以下では、その2種類の特徴と違いをまとめています。

宙吹きガラスとは？

吹きガラスと聞いて、多くの人がイメージするのがこの「宙吹きガラス」ではないでしょうか。

宙吹きガラスとは、溶けた状態のガラスを巻き付けた吹き竿を空中に浮かせて息を吹き込みながら作品を成形する方法です。

型を使わないため、息の強さ（量）や重力の影響を受けやすく、出来上がった作品に「手作り感」がもたらされる特徴があります。

型吹きガラスとは？

「宙吹きガラス」が型を使用しないのに対して、あらかじめ決められた型の中にガラスを入れて息を吹き込む方法です。

使用する型のことは「モール」とも呼ばれ、金型・木型・石膏などさまざまな素材で作られます。

型がある分、同じ形やデザインの作品を複数作れることが特徴で、大量生産に適した吹きガラスの技法と言えます。

穴の空いた吹き竿から息を吹き込んでガラスを成形するという基本的な仕組みはどちらも同じです。

初心者から参加できる吹きガラス一日体験プランでは、「宙吹きガラス」を用いることが一般的です。

吹きガラスの作り方

続いては、吹きガラスの作り方として一般的な「宙吹きガラス」の作業工程を簡単に解説していきます。

全国のガラス工房で開催される吹きガラス1日体験教室では、熟練のガラス職人がこれらの工程を初心者にもわかりやすくレクチャーしてくれます。

1.ガラスの溶解

おおよそ1,000℃以上の熱によりガラス素材を水飴状の柔らかさまで溶かしていきます。

硬いガラス素材を柔らかくすることで、さまざまな形に加工することが可能となります。

2.巻きつけ

溶解されて柔らかい状態のガラス素材をステンレス製などで作られた吹き竿に巻きつけていきます。

この工程で作品の大きさなどが決まる「宙吹きガラス」をスタートさせる上での基本の作業です。

3.下玉作り

パイプ状になっている吹き竿から息を吹き入れガラスを少し膨らせて土台となる「下玉」を作ります。

吹き竿からの息の吹き入れ方は、ストローで風船を膨らませるようなイメージです。

4.上玉作り

「下玉」の上から溶解したガラス素材をもう一度巻き付け「上玉」と呼ばれる形を成形します。

この「上玉」がガラス作品の表面、いわゆる顔となる部分になっていきます。

5.底作り

ガラス（下玉・上玉）が吹き竿に巻き付いている状態で、作品の底になる部分を成形します。

グラス（コップ）や花瓶（一輪挿し）などを自立させる部分になるので丁寧に作業することがポイントです。

6.飲み口作り

成形されたガラス作品を穴の空いている吹き竿から穴の空いていないポンテ竿に移します。

その後、ポンテ竿からガラス作品を切り離し、グラス（コップ）の飲み口部分になる穴を成形していきます。

7.完成

飲み口部分を整えたらガラス作品に、デザインや色などの装飾を施したらグラス（コップ）の完成です。

シンプルにデザインなしの状態にテクスチャーや文字などさまざまなデザインを施すことができます。

以上まででご紹介した作業工程は、「吹きガラス」を用いてグラスやコップなどを製作する際の一例です。

この作業工程を基本として、職人によってさまざまな技術・テクニックを用いて美しいガラス作品に仕上がっていきます。

吹きガラスで作れるもの

「吹きガラスではどんなガラス作品が作れるの？」と疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか？

以下では、アクティビティジャパン掲載プランデータに基づき「吹きガラスで作れるもの」の種類をご紹介していきます。

「吹きガラス」の基本となるグラス（コップ）やタンブラー、花瓶や一輪挿しなどをはじめとするさまざまなガラス小物を作ることができます。

その他、食器類やガラス製の風鈴、ペーパーウエイトやアクセサリー類を作る体験プランも老若男女を問わず人気があるコースです。

吹きガラス体験の予約参考データ

以下では、アクティビティジャパンに掲載されているプラン情報を基に「吹きガラス体験の予約参考データ」をまとめています。

料金（価格）の相場や参加対象年齢、所要時間や必要な持ち物など、吹きガラスを体験する前に知っておくべき情報をチェックしていきましょう。

吹きガラス体験の料金相場

アクティビティジャパンでは現在、最安値料金で参加者1人あたり2,000（税込）から予約が可能な吹きガラス体験をご紹介しています。

体験料金の価格設定は教室・工房によってさまざまですが、おおむね使用するガラスの量や体験時間の長さなどによって定められています。

吹きガラス体験の対象年齢

アクティビティジャパンでは現在、3歳の子供から100歳の高齢者まで参加を可能とする吹きガラス体験をご紹介しています。

作る作品の難易度などの条件によって、6歳（小学生）以上や12歳（中学生）以上などの参加対象年齢制限が設けられています。

吹きガラス体験の所要時間

アクティビティジャパンでご紹介している吹きガラス1日体験にかかる所要時間は、おおむね1時間から2時間程度です。

1日体験教室の集合時間は、希望の時間帯から1時間刻みで選択できるケースが一般的なのでスケジュールに合わせて予約することが可能です。

吹きガラス体験の持ち物

アクティビティジャパンでご紹介している吹きガラス体験は、基本的に「手ぶら」で参加できる場合がほとんどです。

材料はもちろん、吹きガラスに必要な道具や器材のレンタル料は代金に含まれるので、作業をしやすい服装を着用のうえご参加ください。

全国の吹きガラス体験プラン

最後に、現在アクティビティジャパンでインターネット事前予約を受け付けている「全国の吹きガラス体験プラン」を地域ごとにご紹介します。

体験場所やプラン内容をはじめ、レビュー・口コミ体験談による評判を参考に吹きガラス体験プラン選びの比較検討にお役立てください。

北海道の吹きガラス体験プラン

関東の吹きガラス体験プラン

東京

神奈川

千葉

甲信越の吹きガラス体験プラン

山梨

東海の吹きガラス体験プラン

愛知

関西の吹きガラス体験プラン

京都

兵庫

沖縄の吹きガラス体験プラン

本島

石垣島

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