マウンテンバイク(自転車)に関する用語

インフレ―ター

自転車用ポンプのこと。サイクリング先で、急に空気入れが必要になったときの便利グッズで、マウンテンバイクに取り付けられるような小型のものもある。押したときも、引いたときも空気が入るダブルアクションポンプ機能のものは半分の労力で済むため女性でも使いやすい。1回ごとの使い切りタイプの酸素ボンベポンプは、よりコンパクト。またパンクした穴に差し込むだけで、瞬時にパンクを直してくれる「パンク修理用の携帯用酸素ボンベポンプ」もある。

オールマウンテン

全てのタイプのちょうど中間に位置する仕様のマウンテンバイクで、最もオールラウンドなタイプの自転車。山道を走れるクロスカントリーWサスペンションとは異なり、さらに凸凹のある急斜面も上り下りすることもできる。山中のツーリングを楽しむことを目的にして作られているが取り扱いは簡単。山を下るために作られた「ダウンヒル」や「フリーライド」などよりは登りもできるので、長距離を走るマラソンレースやアドベンチャーレースにも向いている。

オブザーブトライアル

障害物を乗り越えて競うことに特化したバイク。軽量なアルミニウムを使ったフレームが主流で、リジットフォークを使用。マウンテンバイクの大会で、「オブザーブトライアル」の名前で競技が行われるようになり、バイクトライアルの一部門となる。競技の時にはサドルや変速を使わないので、競技仕様となっているバイクにはサドル、ディレーラーは台座ごと取り除かれている。瞬時に制御できる油圧駆動のリムブレーキを使用しているケースが多い。

ギア

自転車の変速を行うためのパーツ。ペダルに繋がった前ギア(フロントギア)と後輪でチェーンを受ける後ギア(フリーホイール)の2つに分かれ、それぞれにギザギザの歯が付く円盤状の形状をしている。マウンテンバイクでは、前ギアに3枚、後ろギアに6~8枚のギア板がある。前後のギアともに、チェーンが一番外側(最大ギア)に来ているときが最も重く、内側にいくに従って軽くなる。普通の自転車に比べてギアが多いのは「オフロード」という苦しい道を走るため。

クイックリリース

前ホイールをフォークに、後ホイールをフレームに止めるためのパーツ。車輪のハブの軸穴に通して、ハブをフォークのつめ、あるいはチェーンステイつめに固定するために使う。「密閉カム」と「開放カム」の2種類があり、密閉カムはカムがキャップの中にあるため、注油を行ってもカム部が粉塵などの付着で汚れない。クイックリリースを動かすことにより、ホイールの脱着が行えるので、旅行に持って行ったり、車のキャリアに載せたりするのに便利。

クロスカントリー

昇り下りのある山道の長距離耐久レースなどで使用するマウンテンバイク。軽いギヤから重いギヤまでギヤ比が幅広い。前方だけにサスペンション機能を備えた「ハードテール」。後ろに軽く動く程度のサスペンション(タイヤを地面に接地するのを補う)機能を備えた「ソフトテール」。前後にサスペンション機能を備えた「Wサス・フルサス」と呼ばれるタイプがある。山を登ることを前提に作られているので、全体的に軽くペダルを踏んだ時にパワーロスもなく走りやすい。

サイクリンググローブ

長時間のサイクリングはもちろんのこと、マウンテンバイクで山を登ったり、降りたりする時の必携アイテム。ハンドルに体重をかけるマウンテンバイクでは、素手では滑りやすく、さらに指や手のひらの皮に負担がかかるため、皮がむけたりのケガが多い。こうしたことを防いでくれるグッズがサイクリンググローブ。大きさははめてみて、自分の手に合ったものを選ぶ。大きすぎるとグローブの中で手が遊んでしまい、素手よりも危険な状況になることがあるので注意。

サイクルメーター

自転車で走った距離やカロリー消費を測れ、時計機能もついた便利グッズ。ハンドルに取り付けて使用。ただ、ひたすら自転車で走るのも良いが、サイクルメーターがあれば、目標の距離やカロリー消費などがデジタル表示されるので、目的をもったサイクリングができ、自転車に乗ることに張り合いも生じる。時速や最高速度の表示は、レース練習には最適で、ダイエット派にも頼もしい味方となる。

サドル

ライダーの臀部をのせるパーツで、タウン用の自転車にはクッションのバネがつくが、マウンテンバイクには装備されていない。これは、マウンテンバイクは、サドルを通じてバイクと一体となった走りが重要になるから。車体とピタリと固定されているため、思い切り力を入れて漕ぐことが可能に。また、マウンテンバイクは、前傾姿勢でペダルを漕ぐことが多いため、あまり堅いサドルだと、擦れにより臀部を痛めることもあり、自分に合った堅さのサドルにすることも重要とされる。

サドルカバー

サドルカバーが汚れないように、防水も兼ねてかぶせるものと、臀部とサドルがこすれることにより起こる臀部の痛みを防ぐ目的の2種類がある。サドルは一般的に堅いタイプのものが多いため、カバーは女性に人気のグッズ。男性でも長時間乗ると臀部に痛みを感じる場合も多く、ゲル入り、ショックアブソーバつき、エア入りなど、さまざまなタイプのサドルカバーを試してみる価値はある。自転車ショップで自分に合ったものを選ぶとよい。

サドルバッグ

サドルの下につける自転車用の小さなバッグ。ここに予備のチューブや修理道具を入れておくと便利。オフロードを走るマウンテンバイクはもちろん、一般のタウンサイクルもいつパンクに襲われるかわからない。サドルバッグにパンク対処のパーツや道具が入っていると安心して自転車を楽しむことができる。また、オフロードを走るときに、もしもの事を考えて非常食のチョコレートなどを入れておくのもオススメ。走行時に邪魔にならないのが大きな利点。

シフター

ハンドルについている、変速機用のチェンジレバーのこと。マウンテンバイクでは、通常ハンドルの左手に前ギア用のレバー、右手に後ろギア用のレバーがつく。(各レバーが長い方が「シフトダウン」、短い方が「シフトアップ」)マウンテンバイクの初心者は、シフターでこまめにギアチェンジすることが、バイクを使いこなすことと上達の早道に。ギアをうまく使うことで、登ることができなかった急坂が登れるようになり、コースはもとより山道を走ることにも役立つ。

車輪バッグ

車輪を入れて持ち運ぶため、あるい保管するためのバッグで、ホイールバッグともいう。1輪用、2輪(前輪および後輪)用があり、2輪用は中に両輪の仕切りが付いている。車軸が当たる部分は補強され、持ちやすいように手提げ紐が付いていて、着脱できる肩掛け紐の付いたものもある。一般にバッグの材質はナイロンなどの化学繊維だが、ホイールケースと呼ばれる、耐衝撃性などのプラスチックで作ったものは、飛行機による運搬などに便利。

スラローム

長い下り坂を走り降りるダウンヒルとは異なり、短距離の坂道に点々と立てられたポールをクネクネとターンしながら走り降りて行くスキーのスラロームのようなレースのこと、もしくはそのレースで使用する専用の自転車のこと。ダウンヒルと似ているが、小回りに回転していくのでダウンヒルよりも取り回しがしやすい設計になっている。またダウンヒルよりは高速ではなく、コースの設定にもよるが、サスペンションのストロークはやや短めに装着。

ダートジャンプ

競技用自転車のBMXに近いバイクのことで、取り回しがしやすい堅牢なフレームで作られている。BMXと同様にリジットフォークを使うことがある。変速機は、故障やチェーントラブル防止のために装着はしないのが一般的。ダートジャンプレースは、BMXレースでのジャンプをさらにクローズアップし、空中でアクロバティックな技を競い合う。ジャンプ台から空中に飛び出して回転したり、自転車から身体を離すなどの難易度の高い華麗な技を競い合う。

ダウンヒル

スピードを出して早く山を下るために作られたマウンテンバイク。「下り」に特化された自転車なのでタイヤとホイールは太くて頑丈なのが特徴。また前のめりにならないように、ハンドルは少し上に向いていて、ハンドルステム(ハンドルと前輪フォークの操縦管を連結する部品)なども短い物を装着。下りはバランスや重心が取りづらいので、たくさん動いてくれるロングストロークタイプのサスペンションを装着。また坂道はずっとブレーキをかけるのでブレーキローターの径が大きいDISCブレーキを装着している。

トレッド

自転車に限らず自動車やオートバイのタイヤのこと。トレッドには通常、車輪の摩擦性能を制御するための溝が刻まれる。自転車のトレッドは、用途によってこの溝が異なる。マウンテンバイクには、ブロック型パターンが荒れた道でも滑ったりしないように「大きくて太い溝」が刻まれている。ロードバイクやクロスバイクには、スリックパターンと呼ばれる溝の凸凹がない「滑らかなトレッド」を使用。また、オフロード・オンロード兼用のセミスリックパターンのトレッドもある。

泥よけ

トレッド(タイヤ)の上部を覆うことにより、タイヤに付いた雨水や泥などが、タイヤの遠心力で飛ばされたのを受け止め、人体などにつくのを防止する役目を果たす。実用性より軽さや空気抵抗を重視するロードバイクなどの自転車には、泥よけはない。オフロードを走るマウンテンバイクにはあると便利で、前輪に付ける「前泥よけ」と後輪に付ける「後泥よけ」があり、ライダーの好みで装着。工具なしで着脱できるものもあり、伸縮性があり小さくしてバッグに入れて運搬できる。

ハブ

自転車の車輪の中央にあって、車輪を支持して回転させる円筒状のパーツ。ハブの中に軸受があってハブ軸が通り、両側にスポークを付けるためのハブフランジがつく。前輪・後輪につく「前ハブ」「後ハブ」の2種類がある。ハブから放射状にホイールに向けて伸びるパーツをスポーク組といい、車輪の強度保持などの役割を果たす。スポークの数は、数が多ければ多いほど強度が強くなるが、自転車の長い歴史の中で淘汰されており、現在では前後輪共に32~36本が最適であるとされる。

ハンドル

自転車の方向を操作するパーツ。マウンテンバイクのハンドルはアルファベットのTの字型になっているのが特徴。山を登る時にハンドルを自分の方へ引き寄せ、身体を前方に倒し、さらに重心も前に移動させるアクションを行うためにこのような形になっている。マウンテンバイクのハンドルは、単に方向を操作するパーツではなく、ハンドルを使って、登りやすくするためのパーツ。タウンサイクルのように、安定してラクに走れるためのパーツとは異なる。

フリーライド

オールマウンテンのなかでも、最もダウンヒルに近いモデル。ブランドによってはオールマウンテンの範疇に入っていることも。ダウンヒル並みの起伏のある坂道などの環境で走行することを考えられて作られているが、ダウンヒルのように「下り」のみに特化はしておらず、広い範囲で対応可能な自転車で、長いストロークのサスペンションを装備しつつも、ある程度の坂道も登れる使用になっている。山までは車で運ぶことが前提。

ブレーキ

自転車を停止させるためのパーツ。マウンテンバイクでは普通、ハンドルの右に前ブレーキレバー、左に後ろブレーキレバーがつくが、バイクによっては逆のものもある。マウンテンバイクをはじめ自転車のブレーキはバイクを単に停止させるためのものではなく、走行中にスピードをコントロールさせる役割が大きい。特に坂道を下るときは、なにもせずに走行するとどんどんスピードがあがってしまうので、こまめにブレーキを使うことでスピードオーバーを防ぐ。

フレーム

自転車の本体ともいうべき部品で、前後の車輪を連結させ乗り手の体重を支える役割を担う。形状は、ダイヤモンドフレームとその他のものに大別。マウンテンバイクには初期の頃にダイヤモンドフレーム(「ホリゾンタル」、続いてスローピングの「ダイヤモンドフレーム」)が採用されていたが、現在ではサスペンションを装着する車体がほとんどのため、前三角と後三角(フレームの構成要素で三角形をしている)が独立して旋回軸を介して繋がれ、サスペンションで衝撃を和らげる「フルサスペンションフレーム」が主流。

フロントフォーク

自転車の前輪を支え、ハンドルと一緒に動いて方向を変えるパーツ。「サスペンションフォーク」と「リジットフォーク」に分類される。サスペンションフォークは、衝撃吸収のためのサスペンションが組み込まれたフォークで、オフロードを走行するマウンテンバイクには必携のパーツ。特に荒れた下り坂で車体の制御を容易にする働きがある。リジットフォークは、自転車ができた当時からあるもので、サスペンションがなく、ロードサイクルや一般のタウンサイクルに用いられる

ペダル

足を乗せて自転車を漕ぐパーツで、人間というエンジンの動力を伝える重要な部品。ペダルの種類はいろいろあり、マウンテンバイクでは、選手やレース出場の機会が多いライダーが足をしっかりと固定するピンディングを使うケースが多い。しかし、この形のペダルは慣れていないと、転倒時などいざというときにペダルから足を離しづらく、捻挫や骨折などの大怪我につながる可能性もある。初心者は無理をせずに、足を外しやすい「トゥークリップ」や「ハーフクリップ」の使用がオススメ。

ヘルメット

大切な頭を守る重要なパーツ。街乗りはともかく、マウンテンバイクでオフロードを走ったり、レースに出たりする人の必需品。日本では、自転車用ヘルメットをかぶることに抵抗を感じているライダーもいるが、アメリカやヨーロッパなどの自転車先進国では、どこを走るにしてもヘルメットをかぶらなければ自転車に乗る資格がないとまでいわれている。マウンテンバイクでは、ダウンヒルなどで転倒したときに、ヘルメットが頭を守ってくれる事例も多い。

変速機

ディレイラーと呼ばれ、マウンテンバイクの場合は前変速機(フロントディレイラ―)、後変速機(リアディレイラ―)の2つの変速機が装備。変速は、前後それぞれのギアについたチェーンを脱線させて行われる仕組みとなっている。自転車においては、変速機は速さを変える機械ではなく、スピードを遅くしてもライダーがラクに漕げるようにする機械のこと。チェーンをシフターにより動かすことで、走るのが重くなったり、軽くなったりする。

ホイール

自転車において、トレッド(タイヤ)未装着の車輪をホイールまたはホイールセットと呼ぶ。ホイールは、ハブ 、フリーハブ(後輪) 、クイックリリース 、スポーク 、リム 、ニップルおよびリムテープで構成されるのが一般的。ホイールは、ロードバイクやマウンテンバイクなど、自転車の用途によって異なる。装着するトレッドの種類は、「クリンチャーホイール」「チューブラーホイール」「チューブレスホイール」「2ウェイフィットホイール」の4種類に分類される。

マウンテンバイク

略してMTBとも呼ばれる。舗装された道路だけではなく、起伏の激しい山岳や荒野などでも、高速で走ったり速やかに坂の昇り降りができたり、楽に段差超えができたりなど、広範囲で乗りこなすことのできる自転車。軽量ながらも衝撃に耐えることができる。日本ではアウトドアブームでレジャーアイテムとして広がったが、レースなども開催されスポーツ競技としても広まっている。悪路走行に適した太くてごつごつしたタイヤが特徴。

輪行袋

自転車をまるごと収納できる大容量のバッグ。中に仕切りがあり、大きなマウンテンバイクをコンパクトにまとめて1つのバッグに入れて運ぶことができる。タイヤを外すだけで、ハンドルをつけたままフレームがきちんと収まるような輪行袋が便利。輪行袋があれば、日本国内はもちろん、外国にも行くことができ、現地でサイクリングを楽しめる。自動車を所有していない、電車派のライダーの強い味方で、旅の楽しみをアップさせてくれる便利グッズ。

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