キャンプに関する用語

インフレータブルマット

自動エアー注入式の携帯性に優れた高機能マット。エアマットと異なり、マットの中にスポンジが入っており、バブルを開けると自動で空気が入る。マットの厚みを選ぶことができ、携帯性を重視するなら厚みが少ないもの、クッション性を重視するなら厚みがあるものを選ぶと良い。シェラフと同様に「封筒型」と「マミー型」がある。ベルクロが付いてほかのマットと連結できるものもあり、ファミリーに人気がある。

ウォータージャグ

野外で使用する水などの飲料を入れる給水容器のこと。取っ手があり、底に近いところに注ぎ口がある。保冷保温両用できる断熱材を使用するものもある。外部素材はステンレスなどの金属製かプラスチック製のものが主で、サイズも大小さまざま。注ぎ口は、蛇口タイプやワンタッチで注げるもの、注ぎ口が2つあるものもある。近年はコップが収納できるジャックも人気があり増えてきている。

エアマット

シェラフの下に敷く空気で膨らますマット。電動ポンプを使い膨らまし、クイーンやキングサイズなど大型のものが多い。野外だけでなく、家で簡易ベットとして利用されることも。積載量を重要視する登山やトレッキング向きではなく、オートキャンプなど荷物を運びやすい所で利用されることが主。内部が透けて涼しく見えるインサイドデザインニングのものや、電動ポンプが内蔵のものもある。素材はポリ塩化ビニル製が多く、穴が開くリスクがある。

キャンプサイト

野外でテントなどを設営する敷地。そこで食事を作りバーベキューをしたり、テントやタープを張り野営をする。キャンプ場には、サイト内に車を駐車できる「オートサイト」、キャンピングカーを持ち込める「キャンピングサイト」、自由に使える「フリーサイト」がある。また、キャビン、コテージ、トラベルトレーラーなどの宿泊施設を持つキャンプ場も多い。オートやキャンピングサイトにはAC電源や水道が設置されいることが主。管理棟では食料や燃料の販売、テントやタープの貸出しも行う。

キャンプファイヤー

キャンプ中に火を焚き、その周辺で行う行事。学校のイベントで行われることも多い。内容はさまざまだが、儀式的に入場時に歌と共に火を点火し、親睦の火でゲームや出し物、おさめ火で友情を誓い歌と共に退場することが一般的。薪の組み方は、人数や場所により異なるが、初心者でも組みやすい「井桁型(いげたがた)」を使用することが多い。親睦を深めるプログラムとして学校行事では重要視されてきたが、現在は儀式的に行わないこともあり、多様化している。

クーラーボックス

食料や飲料を保管する携帯用の保冷収納具の総称。冷蔵庫のないアウトドアでは食材を新鮮に保ち、飲み物を冷たく保存できる重要なアイテム。ハードタイプとソフトタイプがある。断熱材は真空断熱パネル、発泡ウレタン、発泡スチロールなど素材の種類もさまざま。断熱材の違いや厚みにより保冷力や価格も異なる。使用する人数や保冷時間など使用目的により使い分けが必要。近年は電源やスピーカーが備わったものも販売されている。

クッカー

アウトドアで使用する鍋や釜など調理器具の総称。持ち運びやすいように小さく設計されているものが多い。燃料やストーブがクッカーの中に収納できる折りたたみ式のタイプもある。素材はアルミ、ホーロー、ステンレス製など。近年は持ち運びにも便利な軽くて丈夫なチタン製が人気。荷物を運びやすいオートキャンプシーンでは、重めの鋳鉄製のダッチオープンや陶器製の土鍋などを利用する人もいる。

コールマン

ウィリアム・コフィン・コールマンが創立した総合アウトドアメーカー。アーク・ランタンを開発し、これがコールマン・ランタンの原型といわれている。現在使用されているロゴマークにもこの「コールマン・アーク・ランタン」が描かれている。第2次大戦中はアメリカ陸軍よりポケットストーブを依頼され設計。戦後はアウトドアレジャーの発展と共にさまざまなアウトドア用品を商品化。コールマン愛好家の年齢層は広い。

コット

アウトドアで使用する折り畳みベットの総称。テントで寝るときのベット代わり、チェアや物置としても利用できる万能アイテム。アルミやスチールの支柱に、ナイロンやコットンの生地が張られたもの。収束タイプとGIタイプの2種類が主流。収束タイプはコンパクトに収納でき、軽量なものが多い。GIタイプは四隅にパイプが入っており丈夫なつくり。地面の凹凸を気にせず、野外で寝れるのでキャンプでは重宝する。

コテージ

台所やトイレなど設備が整っている複数の部屋がある宿泊施設のこと。1グループ1棟で、大きなコテージの場合は大人数で宿泊も可能。キャンプ場にはテントを張るフリーサイトのほか、コテージを運営しているところも多い。テントを張らず、電源や寝具が揃っており、ファミリーなど子供連れが気軽に野外を楽しめる宿泊施設。大人数で宿泊できるため、研修や修学旅行でも使用されることもある。

自在結び

テントやタープを張るときに活用するロープの結び方。「トートラン・ヒッチ」や「張り綱結び」とも呼ばれている。ロープを物に繋げるときの結び方のひとつ。結び目をスライドさせることができ、テンションの調節が可能。簡単に結び解くことができる反面、ロープが滑りやすい素材のものや細い場合はテンションの調節ができない恐れもある。日常では物を干す場合や荷物を縛るときに活用できる。

シュラフ

アウトドアで使用する上下一体型の寝袋。スリーピングバックともいう。ファスナー付きで一枚の毛布のように使用できる「封筒型」と、さなぎのような形で隙間を少なくしたコンパクトで保温性が高い「マミー型」の2つに大きく分けられる。マミーとは「ミイラ」という意味で、寝ている姿がミイラに似ていることから由来。中綿の素材は、科学繊維とダウンがあり、科学繊維は洗濯可能で値段が手頃、ダウンは軽く保温性に優れている。形や素材によって保温力も異なるため、いつどこでどの季節に使用するか考慮して購入するのが望ましい。

前室

テント本体の前にあるスペースのこと。テントの入口にタープが備わっているようなもの。前室のスペースはそのテントによってさまざま。大きいものではテーブルを設置できるものもある。荷物を置いたり、洗濯物を干したり、靴を置いたりと用途はさまざまだが、このスペースがあれば雨天時でもラクラク。ドームテントで前室があるものを「キャノピー型」と呼ぶ。販売されているテントに付属しているものもあるが、後から付け足すことも可能。

タープ

日差しや雨を防ぐ布のこと。ポリエステルやナイロン製のものが主。ポールとペグを使用し布を屋根のように張り使用する。2本のポールで支える「ウイング型」、6本のポールで支える「レクタングラー型」、布の形状が六角形の「ヘキサゴン型」がある。また、ミニバンなど車のサイドドアやハッチバックに取り付けるタープを「カーサイド型」と呼び、設営も手軽でデイキャンプや簡易キャンプに重宝されている。ほか、テントのように四方壁に囲まれたドーム状の「スクリーン型」はプライベートも守られるタイプ。

ダッチオープン

アメリカ西部開拓時代に使用されていた分厚い金属製の蓋つき鍋で、蓋に炭火をのせられるアウトドア調理道具。名前の「ダッチ」はオランダという意味で、アメリカ入植時代オランダ人が持ち込んだものといわれている。蓋に炭火が置けて、上下から熱を加えられることからオーブンのようにパン、ケーキ、ローストビーフ、ローストチキンなどが調理可能。また、密封性が高く煮込み料理にも活躍。ダッチオープンがあれば、アウトドアでのレシピも広がる。

デイキャンプ

宿泊せず、日帰りでキャンプやバーベキューを楽しむこと。デイキャンプ用のバーベキュースペースを設けるキャンプ場もある。東京周辺にはバーベキュー道具や材料を持参せずに手ぶらで行ける場所も多く、忙しい人でも気軽にキャンプが楽しめる。また、テントを張る手間もなく、泊りに不慣れな初心者キャンパーが予行練習のため、利用することもある。近年ではペットフレンドリーの場所も多く、ペットと共にキャンプを楽しむ人も増えている。

テント

一般的にインナーテントとフライシートの二重構造のことを総じて「テント」と呼ぶ。インナーテントはフロアシートとウォールがあり、それをポールで立体状にする。そのインナーテントを雨や風から守るため覆うものをフライシートという。テントの種類は「ドーム型」「2ルーム型」「ワンタッチ型」「ロッジ型」などさまざま。収納性、自立設置、使用感、コスト、使用人数、設置場所などの条件で向き・不向きがそれぞれ異なる。

ドームテント

半球状のテントで、現在主流のタイプ。設営が手軽でコンパクトに収納しやすく、風にも強い。2~4本のポールで組み立てたインナーテントの上に、フライシートを被せる「スタンダード型」と、フライシートの入口にフロントポールを設置し、前室スペースを持つ「キャノピー型」がある。スタンダード型は構造がシンプル、設営も手軽なのでビギナー向け。キャノピー型は前室に荷物が置け、居住地を広く確保できる。ほかに登山用に軽量化されたテントも。

トング

パンやパスタなどの食品をつかむ道具。末端が支点となり、バネの力で容易に物を掴めるようになっている。アウトドアシーンではバーベキューで、肉や野菜を焼いたりするときに活躍。素材は主にステンレスやプラスチックだが、使い捨ての紙製のトングも現在は販売されている。スパゲティの取り分けに使用する「スパゲティトング」、野菜を取り分ける「サラダトング」など用途により先の形が異なる。

発泡マット

シェラフの下に敷き、地面の凹凸や冷えから身体を守るためのマット。これがないとシェラフの保温力が発揮できない。野外で快適に眠るためにどのマットを選ぶかは重要になる。「銀マット」「ウレタンマット」「EVAマット」の3種類に分類。銀マットは収納力はないが、手頃な値段で多くの人に愛用される。ウレタンマットは固めで体が沈みにくい。EVAマットは4シーズン利用できる保温性に優れた、軽く弾力性ある高性能マット。

バンガロー

トイレ、バス、台所などを持たない雨風がしのげる小屋のこと。名前の由来はインドのベンガル地方でよく見られる家屋の様式を指すが、現在は山小屋をはじめとするキャンプ場に設けられている「低層でベランダを持つ宿泊施設」の名称となっている。コテージやロッジと異なり、基本的に1部屋で、テントを張らずに自然に近い生活を味わうことができる。収容人数はバンガローによってさまざま。

はんごう

キャンプや登山など野外で用いるつり手の付いた、主にお米を炊くための携帯用調理器具のこと。かつて軍隊で使用され、それを改良したものが現在の形になっている。本体や蓋の素材はアルミ製で、4号炊きのものが主。特徴は、火力が均一ではない焚き火でも「対流」で全体に火の熱を通しやすく、おいしく米が炊けること。中蓋が付いており、これで米や水の軽量ができ、食器としても使用できる。

ペグ

テントやタープを張るために、ロープで本体と地面を固定する器具。ピンペグ、スチールペグ、ネイルペグ、V字ペグ、U時ペグ、プラペグなど素材や形状の違いで種類も数多い。通常、テントを購入時にはプラペグが含まれているが、地面の固さや土質により使用するペグを変えるのが好ましい。ペグを地面に打つ場合、60~90度の角度をつけペグハンマーで打つのが基本。ペグが刺さらない土壌の場合は、ペグを利用せず大きな石や木に結ぶこともある。

ポール

テントやタープの形をつくる骨。テントは大まかに2種類あり、2本のポールでインナーテントを形付けるタイプと、ルーフとサイドで別のポールを使用するタイプがある。「テントポール」はショックコードで繋がり、折りたたみ式で携帯性に優れている。素材は柔軟性があるアルミ合金やスチールなどで、折れた場合は応急処置として割り箸や枝で添え木をして使用できる。タープ用には長さが変えられる収縮可能な「プッシュアップポール」が販売されている。

ランタン

野外で使用する照明器具のこと。サイズ、燃料、熱源はさまざまで、コストや使用目的により選択が必要。ガソリンランタンは光量が安定してランニングコストは低いが、手間がかかり本体も比較的大きい。ガスランタンは本体も小さく、操作が比較的簡単だが、ランニングコストが高い。バッテリー式はもっとも操作が簡単で安全だが、光量が低い。近年は燃焼時間も長く、安全なLEDタイプが増えてきている。小さな子供がいる場合は、触っても火傷をしないバッテリー式がオススメ。

ロープワーク

ロープの基本知識や管理法、ロープの結び方、用途に応じた技法や扱い方の総称。ロープワークは簡単に結べて、解く際も手軽なことが特徴。アウトドアではテントやタープを張るときや救助のとき、マリンスポーツではカヤックやヨットの係留時、日常では自動車を牽引するときや荷物を固定するときなどに活用。ロープを物に繋げる結び方を「ヒッチ」、こぶのように節を作る結び方を「ノット」、ロープ同士を繋ぐ結び方を「ベント」と呼び、大まかに3つに分類。

ロッジテント

方形で小屋のようなシルエットをしているテントのこと。テントの中にはサイズが大きいものも多く、ファミリーや大人数に向いている。平面と直線で構成されおり側面が90度に近く、四隅までスペースを無駄にしない造り。天井が比較的高く、テントの中のスペースは広い。ポールを組み立てインナーテントを吊り、その上にアウターテントを被せて設営。ポールなどのパーツが多く、設営の手間もかかり、収納性に乏しいというデメリットがある。

BBQグリル

アウトドアで使用する調理器具のこと。大きくわけて、チャコール(炭)を利用するものとガスを利用するタイプがある。チャコールは火をおこしたり、炭火の処理をしたりと多少手間もかかる。また、風が強い場所では不向きだが、スモークなどさなざまな調理に対応できる。ガスは手軽にバーベキューが楽しめる。最近はカラフルでオシャレなグリルも増えており、デザイン性で選ぶ人も多い。コールマンやウェーバー社のブランドが有名。

LPガスカートリッジ

液化石油ガスの略称をLPと呼び、カートリッジの中で気化する燃焼器具のことを指す。アウトドアで使用される燃料は、ホワイトガソリンとLPガスに大別される。LPガスの特徴は軽量でコンパクト、着火の予備作業がなく手軽に使用できる。プタンやプロパンなど配合比率の違いにより、寒冷地用など数種類タイプがある。キャンプで使用するランタンやストーブなどの燃焼器具は、同一のもののほうが効率がよく経済的といわれている。

MSR

マウンテンセーフティリサーチ。1969年、登山家ラリー・ペンバーシーが創立したアウトドアメーカー。クライミング用品を始め、アウトドア用品の安全と信頼を追求するために立ち上げ、現在も多様なアウトドア製品を販売している。1973年にMSRモデル9キャンプストーブを開発。その後MSRのストープと燃料はキャンプや登山家を始め、アウトドアシーンで多く人に愛用されている。通常ストーブと燃料は同じブランドを使用するのがよいといわれている。

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